こんにちは。アイブレインズの佐藤です。
最近、会社の意思決定のスピードが以前よりぐっと上がってきた実感があります。
特に数字をベースにした判断が明確で、その点は組織の方向性を保つうえでプラスに働いていると感じています。
社長の姿勢は、現場とは違う視点だからこそ生まれるものだと思います。
そんな環境の中で働くうちに、私自身も数字への意識が以前より高まり、“事実に基づいて考えることの大切さ”を改めて学んでいます。
目次
数字では測りづらい価値に、もう一度目を向けたい。
成果の数字と、気づかれにくい“無駄な数字”。
自分自身の気づきと反省。
最後に
数字では測りづらい価値に、もう一度目を向けたい。
一方で、日々チームで動いている中で
「数字だけでは捉えきれない部分も、生産性に大きく影響している。」
と感じる場面も増えてきました。
例えば、信頼関係、安心して意見を言える雰囲気。
日常的な情報共有がスムーズにできる関係性があると、小さなミスや手戻りが減り、プロジェクトのスピードが段違いです。
また、わからないことをその場で正直に言える空気があるだけで、課題が初期段階で見つかり、無駄な工数が膨らむのを防ぐことができます。
ちょっとした声掛けやフォローがあると、誰かのタスクの詰まりが早く解消され、チーム全体の推進力が維持されることもあります。
こうした数値化しづらい部分が整うことで、数字そのものも伸びていく。
そんな瞬間をこれまで何度も見てきました。
だからこそ、数字に強い組織であればあるほど、“数字にならない要素”に少し意識が向くと、より強く、しなやかなチームになるのでは、と感じています。
成果の数字と、気づかれにくい“無駄な数字”。
また、成果として上がった数字に対してはとても敏感で、そのスピード感や判断の速さには毎回驚かされています。
その一方で、日々の運用の中で生まれてしまっているムダなコストや、見過ごされがちな非効率については、意外と認識されづらいこともあります。
例えば、新しいシステムを導入した直後は効果が出て満足してしまい、その後に「本当に今のプランで最適なのか?」を見直すタイミングが後回しになりがちです。
気づけば、本来は下げられるはずのコストをそのまま払い続けてしまうこともあります。
また、会社のレビューや顧客からのフィードバックが下がったとしても、それが結果的に見込み客やパートナー、求職者にどれだけ影響しているかは数値化が難しく、実際の損失は表面化しづらいケースもあります。
数字としては見えなくても、信用やブランドには確実に影響がある領域です。
数字の中でも可視化されやすいもの”に注意が向くのは自然なことです。
ただ、ここを一度見直せると、小さな改善が積み重なって、大きく前進できる余白がまだまだあると感じています。
自分自身の気づきと反省。
こうしたことを感じながら働く中で、「自分自身も、数字や人間関係など、どちらかに偏ってしまう瞬間がある」と気づきました。
※私は人事査定を行っていません、ご安心ください!
例えば、稼働時間や売上という“見える数字”だけを見て、つい「この人はサボっているのでは?」と早合点してしまいそうになることがあります。
逆に、日頃のコミュニケーションが多いメンバーに対しては、「この人はきっと頑張っているはずだ」と、実態以上に好意的に見てしまうこともあります。
どちらが正解かは、数字と人間関係の両方を丁寧に扱えていないとわからないことだと思います。
だからこそ、自分自身もバランスの取れた視点を磨いていきたいです。
最後に
数字が強い会社は強い。
そして、人が強い会社もまた強い。
どちらかが欠けるのではなく、両輪で動いていくことで、私たちの組織はもっともっと成長出来ると思っています。
その未来を、社長や社員みんなと一緒に作っていきたい。
そう思いながら、今日も仕事に向き合っています。