学校と保護者をつなぐ連絡サービスは、教育現場の毎日に欠かせないものになりつつあります。私たちFusicが提供する学校連絡サービス「sigfy(シグフィー)」もその一つ。
導入校は全国で600校以上。日々のメッセージ送信や欠席連絡、アンケート集計までアプリで完結できるsigfyは「学校や保護者にとって、もっと大事なことをするための時間をつくる」サービスです。 そんなsigfyを支えるのは、営業から導入サポート、機能改善までも担うカスタマーサポート。日々奮闘している現場では、どんなことが起きているのでしょうか?
今回は実際に働くメンバーに集まってもらい、仕事のリアルやチームの雰囲気、sigfyならではのやりがいについてたっぷり語ってもらいました。インタビュアーは、採用担当の星野です。
※この記事は2025年7月25日時点のものです。
■組織開発本部/プロダクト部門/チームリーダー/プロダクトスタッフ 馬場 靖子(右)
https://fusic.co.jp/members/134
大学卒業後、「医療と人をつなぐ」をテーマに、歯科クリニックの集患、業務改善、予防歯科推進のための予約システムなどを扱う会社で、営業・サポート業務に従事。これまでの経験を活かし、より多くの企業に貢献したいと考え転職を決意。Fusicの存在意義や文化に心打たれ、この環境でより多くの人の自己実現に携わりたいと思い、2023年3月に入社。
■組織開発本部/プロダクト部門/プロダクトスタッフ 田川 春花(左)
https://fusic.co.jp/members/168
鹿児島県出身。大学卒業後、子どもの頃から夢だった教員の道に進む。コロナ禍で校内でのICT利活用が急激に進む中、教育DXに興味をもち、教育業界の営業職に思い切ってチャレンジ。その後、Fusicの“個性をかき集めて、驚きの角度から世の中をアップデートしつづける。”というビジョンと「人」に惹かれ、2024年7月に入社。
sigfyとの出会いと、カスタマーサポートの舞台裏
ー今日はよろしくお願いします。まずは簡単にご自身の経歴と、sigfyやFusicとの出会いについて教えていただけますか?
(田川)
前職では、学校現場で利用するシステムの営業をしていました。いろんな学校や教育委員会を回るなかでsigfyと出会い、「sigfyのおかげでめちゃくちゃ助かっている」「頻繁にアップデートされてていいですよね」と、すごく実感をこめて先生方が話されていたんです。その姿に心を動かされて、「このサービス、作ってる会社ってどんなところなんだろう」って気になったんですよね。それで調べていくうちにsigfyチームのインタビュー記事を見つけて。読んでみると、エンジニアとの距離がすごく近くて、コンパクトなチームだからこそ現場の声をすぐに反映できる環境だってわかって、「あ、ここならこれまでの経験を活かして、もっと現場に近い形で価値を届けられる。」って確信したんです。
(馬場)
私は前職まで歯科医院に対しての営業やカスタマーサクセスを経験してきました。次のステップでは「教育に関わりたい」「もっと大きな影響を与えられる仕事がしたい」という気持ちが強くなり転職を考えていたタイミングでFusicと出会いました。一次面接でのやり取りがとても印象に残っています。面接官から「3年後、どうなっていたいですか?」と質問からいろいろ深堀りされた時、思わずハッとしました。本質的に自分と向き合える・高められる環境があると感じたんです。面接官の人柄や、Fusicのカルチャーへの共感も含めて「ここで頑張ってみたい」と思えたことが入社の決め手でした。
──2人とも違うバックグラウンドで、sigfyとの出会い方も違っていて面白いですね。入社前と後で、sigfyの印象にギャップはありましたか?
(田川)
良い意味でギャップがありました。想像以上にエンジニアとの距離が近くて、お客様からいただいた声が、ものすごいスピードで反映されていくんです。しかも、機能改善の検討段階から関わることができるので、「自分たちが本当に良いと思うものを提供できている」という実感があります。納得感を感じながら働けるのはすごく良かったです。
── sigfyのカスタマーサポートって、どんな仕事をしているんですか?
(田川)
ひとことで言うのが難しいくらい、やることが多岐にわたります(笑)。営業面では新規のお客様向けのオンライン打合せや入札対応、展示会への出展、サポート面では導入前の研修資料作成、学校や保護者からの問合せ対応、アンケート結果をもとにした改善提案、時には新機能の仕様検討やテスト、リリース文の作成まで行います。営業・サポート・機能改善のすべてが日常業務の中に含まれています。
(馬場)
特に3〜4月は学校の年度更新の時期になり、問合せが殺到して電話祭り状態になります。今年は1ヶ月で200件超の電話を受けました。5月以降は落ち着いてくるので、機能改善や営業・サポートにじっくり取り組める時間も増えてきます。日ごとにやることを決めているわけではないですが、「今日は営業の脳みそ使う日」「今日は資料づくりメイン」といった感じで、日々の状況に応じて自然と切り替えていますね。
──幅広い業務内容なのですね。そんな中で印象に残っている出来事や「やっててよかった!」と感じた瞬間はどんな時ですか?
(馬場)
私が初めて入札対応した自治体さまで、sigfyの導入が決まったときはとても嬉しかったです。「多くの人にsigfyを届けたい」という想いが形になった瞬間でした。導入いただき1年半くらいになりますが、定期的なヒアリングの中で「使いやすいです」「前回伝えていた困りごとが改善されてとても助かりました」と言ってもらえたとき、本当にこの仕事を選んで良かったと思いました。
(田川)
私は、導入が決まったときの喜びも大きいのですが、導入後の運用支援や研修会が特に印象に残っています。「おかげさまでスムーズに利用開始できました」「こんな使い方もできるんですね」という声をいただくとやっぱり嬉しいですし、やりがいを感じます。最初の提案から運用まで、お客様と一緒に歩めるからこそ味わえる達成感だと思います。
──sigfyの業務ならではの難しさ・面白さはありますか?
(馬場)
入札対応は特有の難しさがありますね。前職では経験がなかったので、最初は本当に大変でした。はじめは仕様書を読み解くことにも苦労して、「sigfyはこの要件に対応しているのか?」「質問書ってどんな質問をすれば良いのか?」と考えていくのは、慣れるまで本当に難しかったです。今まで対面の営業しか経験がなくヒアリングベースで提案することが多かったのですが、評価項目の中でどうアピールしていくかを考えるのに苦労しました。
一方で、教育業界特有の背景を理解していくのは面白いです。働きながら「入札ってこういうものなんだ」「GIGAスクール構想って何?」「国ってこれからどういう政策をしていくの?」ということを知っていき、教育業界の文脈を少しずつ理解できるようになってきました。日々のニュースをぐっと身近に感じられるようになったのも、面白いところです。
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sigfyの成長を支えるチームのカルチャー
──sigfyの強みや特徴は何だと思いますか?
(田川)
機能面でいえば、AIを活用した機能が大きな特徴です。先生が入力した文章をAIがチェックして、誤字脱字等を修正してくれたり、キーワードを入れるとAIが文章を作ってくれたりする機能があって、お客様に紹介すると必ずと言っていいほど良い反応をいただきます。
(馬場)
機能だけではなく、細かく改善を繰り返して使いやすくしているところを評価していただくこともありますね。お客様から「sigfyは細やかな改善を評価して導入しました」と言われた時は、エンジニアと私たちの距離の近さが活きているなと感じて、すごく嬉しかったです。
──現場の声がプロダクトに反映されるスピード感はどうですか?
(田川)
これがsigfyの1番の魅力かもしれません。毎週「雑談会」という時間があり、エンジニアと開発のスケジュールや優先度を一緒に話し合っています。「こういう機能があったらいいのに」という教育委員会や学校、保護者の声が、翌週には反映されていた、なんてこともありました。
(馬場)
前職までは改善に時間がかかることも多く、声をあげてもなかなか形にならないこともありました。sigfyでは「今はこっちの優先度が高いからやらない」「これは比較的作業量も少ないしお客様の困りごとを解消できるから差し込みでやる」ということまで、ちゃんと会話できる場があるんです。納得感を持って取り組めるからこそ、ただ売るだけじゃない仕事ができます。
──気になるsigfyチームの雰囲気ってずばりどんな感じですか?
(馬場)
sigfyのことを本当に好きで、「自分がsigfyを作ってるんだ」という責任感が強い人が多いと思います。主体性を持って取り組んでいる人ばかりです。
(田川)
チームの雰囲気は本当にいいですね。私はどちらかというと、引っ張ってもらっている感じなんですけど(笑)わからないことも気軽に相談できるし、いつも温かく見守ってくれているので、安心して挑戦できる環境があります。
──チーム内での役割分担や関係性について教えてください。
(馬場)
現在はプロダクトマネージャー1名、カスタマーサポート2名、エンジニア3名のチーム構成です。人数が少ないので、エンジニアとの関わりがすごく多いんです。お客様から聞いた生の意見を伝えて「こういう風にできるかな?」「それは難しいかな」「こっちだったらできるよ」みたいな、エンジニアと一緒に上流から関われるのはsigfyの特徴だと思います。
エンジニアとカスタマーサポートは、お互いができないことがあるからこそリスペクトし合えています。私たちはコードが書けないけど、エンジニアはお客様対応の難しさを理解してくれています。「サポートがもっと楽になることがあったらやりたい」と言ってくれるのはとても心強いですね。
──素敵な関係性ですね。何か印象的なエピソードはありますか?
(田川)
よく声をかけてもらえるなと思います。気づいたことがあると声をかけてくれて、「あれ、なんか困ってる?」「これどう思う?」って、小まめに気にかけてくれるんです。遠慮したり、声をかけにくいなということは全然なくて、そういう環境だからこそ、安心して働けるんだと思います。
(馬場)
新しい機能を開発するときは、本音で何でも言い合います。「これ本当に必要ですか?」「こうした方がいいんじゃないですか?」と、sigfyをもっと良くするために議論することが多いです。でも、それで関係が悪くなることはなくて、お互い「真剣に考えてくれてありがとう」と議論を終える場面がよくあります。
──sigfyのカルチャーで気に入っているところは?
(田川)
お客様から嬉しい声をいただいた時にチーム内に共有する文化が好きです。Slackのワークフローがあって、嬉しいフィードバックがエンジニアにもしっかり届くようになっているんです。また、Slackだけでなく、「先生方、喜ばれてましたよー」とエンジニアに直接伝えたときには、とても嬉しそうな表情で「先生方もだけど、馬場さんと田川さんが笑顔になって嬉しい!」と言ってもらえたこともとても嬉しかったですね(笑)こういう瞬間があると、自然と「もっと嬉しい声をたくさん届けたい!」「もっと先生方や保護者の方に喜んでもらえるプロダクトにしていきたい!」という気持ちになります。みんなで喜べる瞬間があるって、働く上でとても大切だなと感じています。
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sigfyの未来をつくっていく仲間へ
──どんな人と一緒に働きたいですか?
(馬場)
教育業界に関心がある人がいいですね。「先生の働き方をよくしたい」「保護者がもっと子どもと向き合える時間を増やしたい」といった気持ちが、sigfyの仕事にはそのまま直結します。特に義務教育の9年間は、人が社会に出るまでの大切な時間だと私は思っています。そこに関われることに価値を見出せる人と一緒に働きたいですね。
(田川)
「あれもこれもやってみたい!」というタイプの方には、きっとぴったりだと思います。さまざまな業務を経験できる環境だからこそ、新しい挑戦や変化を楽しみながら、一緒に成長していける人と働きたいです!
(馬場)
それからお客様の困りごとを解決したい人!
──教育業界未経験でも大丈夫ですか?
(馬場)
全然大丈夫です!私も働きながらたくさん覚えていきました。大切なのは知識よりも、教育業界やプロダクトのことを知りたい好奇心です。私自身業界未経験だったので、ここ困るよというポイントは教えられます!
──今後のsigfyはどうなっていくのでしょうか?
(馬場)
sigfyは今急成長のフェーズにいます。そのためにどうやっていくのか、まだ全てが固まっているわけではありません。だからこそ、みんなで考えて納得して進めていく―それが私たちのスタイルです。新しく入るメンバーも、その検討から参加してほしいなと思っています。sigfyはまだまだ発展途上だからこそ、みんなでプロダクトを育て、成長させていきたいと考えています。
──最後に、この記事を読んでいる方にメッセージを!
(田川)
まだまだ私も成長中ですが、チームのみんなに支えられて、いろんなことにチャレンジしています!主に先生方や保護者の方が利用するプロダクトですが、これからの未来を担う子どもたちの成長を間接的に支える、素敵な仕事だと思います。そんな想いを共有できる方と働けたら嬉しいです。
(馬場)
私たちが学校・保護者連絡という切り口で世の中を見たとき、どういう改善が必要か仮説を立て改善していき提供していくことは、プロダクト事業ならではの面白さです。物理的に存在する物を売るのでもなく、受託開発のようにお客様が求めるものだけを作るでもない。その分、これでいいんだっけ…と悩むこともたくさんありますが、私たちの意思決定が世の中をアップデートしているという手応えを感じられるお仕事だと思います。
また、sigfyチームは特にプロダクトにもメンバーにも愛があるチームです。メンバー同士で支え合ったり、嬉しいフィードバックを共有しあったり。その"愛"を受け取って、返してくれる人と一緒にお仕事をしたいです!
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会話の中から、ふんわりとあたたかい空気感が伝わってきました。「困っている人がいたら、自然と手を差し伸べる」そんな関係性がとても素敵で、 思わずインタビュー後「いいチームですね…!」と心からの声がこぼれていました。
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