前回に引き続き、Goorillaの2人目のメンバーとして入社した米谷(よねや)さんへのインタビュー。後半は、人材ビジネスの面白さや、Goorillaの方向性について伺いました。
クライアントの未来にコミットしていく仕事だから面白い
- あらためて10年以上人材業界に携わる米谷さんが感じているこの仕事の面白さは何でしょうか?
私自身、自分がすごく頭が良いとか何かできるとも思っていなくて。でも人材エージェントの仕事を通じて、専門的なエンジニアや経営企画など色々な方と日々お会いして、彼らがやってきた話を聞いて「本当にすごいな」って思えるんです。
だから、社長や事業責任者が今後どうしていきたいか、個人の方がこれまで何をしてきて今後キャリアをどうしていきたいかといったことを理解する努力をして、相場観などを伝えられることを意識しています。逆にそれ以外できないんですよね。
証券会社に勤めていた時代から一貫しているかもしれないですが、「ここは伸びるな」っていう会社の話を社長から直接伺えることが面白いなって思います。どんな企業も、今事業としてやっていることと、これから彼らがやりたいことは違うことが多くて。特に採用は、これからこうしたいということにコミットさせていただく仕事なのでワクワクしますね。
ある東証一部に上場した企業は上場前からお付き合いしていて、70名程度の社員のうち10%近くは、私がご紹介しています。そういった企業の未来を、ご紹介する候補者の方がつくっていくことがやりがいですね。
最近は、ベンチャーキャピタルから出資先の企業の採用の相談を受けることも多いです。なぜベンチャーキャピタルがそこに出資をしているのかという話も興味深いです。これから伸びそうな会社は本当にいっぱいありますよね。
個人の方に対しても、お話できて良かったですと言われたり、そのとき転職しなくても、また相談させて下さいとか、周りに相談したい人がいたら紹介させて下さいと言っていただけるようであればゴールかなと思っています。
数より信頼関係だからこそ、仲間にしたいのは基本がしっかりしている人
-これから会社の方向性としてはどのようになっていくのでしょうか?
メンバーがそれぞれ相互信頼関係が結ばれたクライアントから相談を受け、想いを預かり、キャンディデート(候補者)と会い、想いを伝え、口説き、企業との選考や入社の調整をし、またご相談があれば頂くという一気通貫の両手型エージェントとしてやっていきますし、それができるエージェントを育てて行けたら良いよね、と代表の片山と話しています。
メンバーを増やそうと思えば一気に10人、20人と増やせるとも思うんですけど、実力以上にメンバー数を多くして網羅していくという志向はありません。とはいえクライアントの数も増えてきていますし、新しいメンバーに求人を任せていきたいというのが採用の背景です。
-どのような仲間が合うと思いますか?
嘘をつかない、時間を守る、友達や家族を大切にする、というような基本的なことがしっかりしている人がうちには合っていると思います。
以前にクライアントの人事だった方が移籍(転職)した先でまたご相談いただけることもとても多いですし、クライアントが何かあれば継続してご相談くださる関係は、そういった基本的な信頼を元に成り立っているところがあると思っています。
100名のキャリアアドバイザーを抱えていて、母集団がこれだけあって・・・ということをウリにしている会社ではないので、基本的な信頼が一番大事かなと思っています。人と人との関係性を大切にできる方が、我々が担当しているクライアントを安心して任せられるし、任せていきたいなと思いますね。(終)
▶前半のインタビューはこちら:「良い顧客が集まり、組織にいても自分の名前で仕事ができる環境になった」
プロフィール
米谷 隆(よねや たかし)Goorilla株式会社 採用コンサルティング部 部長
武蔵大学卒業後、新卒で野村證券に入社。2年半の営業の後、レイス(現レイノス)株式会社に。
サーチ型のエージェントとして活動していたが、リーマン・ショックを機に採用コンサルティング会社へ。採用支援の業務に関してはトータルで10年近い経験を持つ。
2015年にGoorilla株式会社に採用コンサルティング部長として参画。人材紹介と採用コンサルティングサービスの両輪に従事。私生活では子供4人(中学生〜0歳)の父親として朝は保育園に子供を連れて行く。
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