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老人アーチスト(片麻痺)のマネージメントに挑戦

2017年夏、株式会社汎企画では、本業と全く関係ないアーチストマネージメントに挑戦しました。

代表・香月の完全な気まぐれです。

81歳片麻痺で片方の手足が不自由な「西條剋磨」さんは「切り貼り画」という独自の作品作りに打ち込んでいます。


 西條さんはアニメやドラマの制作者として活躍された我々の業界の大先輩

15年程前に脳梗塞で倒れ、以来仕事はリタイヤ、過酷なリハビリ生活に突入しました。

そこで出会った「切り絵」そこから独自の創作力で「切り貼り画」というスタイルを構築、その作品作りに打ち込みます。

 西條さんは「片麻痺」というハンディキャプを笑いとばし、作品を作れる事に感謝し幸せを感じています。



片方の手足が動かないのに、ものすごいポジティブな81歳。

 私(香月)の周りにも脳梗塞で不自由されたり、亡くなった方がたくさんいる。

脳梗塞って深刻な現代病。身体のダメージはもちろんだけど、精神的にはネガティブになってしまう。

 西條さんの生き方と作品を多くの方に知ってもらい、勇気づけたい。

メディア会社として弊社が挑戦してよいのではないか・・・しかし、ビジネスとしては勝算が見えない。

そこでクラウドファウンディングに挑戦し、プロジェクトをスタートしました。

レディフォー https://readyfor.jp/projects/saijyou1936

 我々が挑戦したいのは2018年1月に人生初の個展を開催すること。

そこを目指して公式サイトを立ち会上げ、Facebook,InstagramといったSNSも展開

西條剋磨オフィシャルサイト http://saijokatsuma.com/

地道な活動で読売新聞さんでも取り扱っていただきました。



クラウドファウンディングでは個展の出展費用、図録の制作、YOUTUBE番組制作などの為に支援を募り、返礼を作品にてと計画しました。

 しかし、クラウドファウンディングは支援が集まらず、不成立。

それでも、弊社スタッフ一同、懸命にプロジェクトに取り組みました。

通常の業務とは違った連帯感。

年末の忙しい時期を返上し1月の個展の準備にとりかかりました。



個展当日はアクティビティも開催。「切り貼り画」体験を行いました。西條さんが子供たちに直接指導しました。



個展は盛況のうちに終了。スタッフ一同の記念写真


西條剋磨プロジェクトはこの個展をもって一時休止

しかし、今年西條さんはグループ展にて再び新作を世に出します(2019年6月17日ー19日まで八王子市北野市民センターにて)





今回のプロジェクトでは作品のポストカードや図録など多少の利益はありましたが、法人で取り組んだので採算でいうと「大赤字」

しかし、このプロジェクトで挑戦した事は今後に大きな資産を作っていきます。

あと、「こういう祭りって楽しいじゃないですか」

経営者としてはダメなのかもしれないけど・・

最後までご覧いただきありがとうございました。このプロジェクトYOUTUBE番組も制作しております。

西條さんに興味持っていただいたら覗いてくださいませ。




          株式会社汎企画 代表取締役 香月達行







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