前職はカンボジアの旅行会社で働いていたMさんは、全く異なる経験を経て、現在はUNHCR協会で活動されています。そんな彼女のキャリアや想いに迫ります。
難民支援に関心を持ったきっかけは何ですか?
幼い頃、親が海外の恵まれない方々へ寄付をしており、その中で手紙のやり取りをしていた経験が強く心に残っています。こうした原体験から、公的な奉仕や人を支える仕事に興味を持つようになりました。
海外での出会いが人生を変えたMさん。UNHCR協会に入るきっかけは何でしたか?
デンマークでのワーキングホリデー中、語学学校でシリアやソマリア、エリトリア出身の若い難民と出会ったことが大きなきっかけです。彼らは家族を残して一人で来ていたり、何カ月も家族と連絡が取れない状況にありました。それでも彼らは自分に親切にしてくれ、食事に誘ってくれたり、生活の中で温かさを示してくれました。その経験が心に残り、帰国後に「自分にもできる支援はないか」と考えて、国際協力や人道支援の仕事を探してUNHCR協会にたどり着きました。
実際に働いてみてギャップはありましたか?
応募時には仕事内容のイメージがあまり湧きませんでしたが、実際に現場で働いてみると、毎日新しい方と出会う楽しさに気付きました。声を掛ける方法や話の内容は、場所や相手によって工夫が必要で、日々最適なアプローチを模索しています。ルーティンではあるけれど、決して同じことの繰り返しではない、奥深さを感じる仕事です。
仕事を通して自身の変化はありますか?
以前は人見知りで、特に年上の男性やスーツ姿の方と話すのが苦手でした。しかし、日々多様な年齢・性別の方と接するうちに、誰とでも自然にコミュニケーションが取れるようになりました。
これまでの自分では考えられなかった状況でも臨機応変に対応できる力が身につき、人との関わり方が大きく変わったと感じます。
実際に現場に立ってみて感じたことは何ですか?
初めは街中でどれだけ寄付してくれる方がいるのか不安でした。
しかし、現場に立ってみると、必ず協力してくれる方がいることに驚きました。声掛けの方法、目線や言葉の使い方、話の内容など、細かな工夫の幅が広く、奥深い仕事だと感じています。
最初の不安が、日々の経験によって自信に変わっていく過程が面白く、やりがいを実感しています。声掛けの方法や話す内容を工夫することで、寄付や支援への関心を持ってもらえるかどうかが変わります。
日々の工夫や学びが、直接難民支援に繋がることを実感できるのは、この仕事ならではの魅力です。
働く中で学んだことや印象的な出来事は?
現場で熱心に話を聞いてくれた方が、後日別の場所でも寄付をしてくださったことが印象に残っています。そうした瞬間に、自分の想いが直接誰かに届いていることを実感でき、仕事のやりがいを感じられます。
毎日の出会いが新鮮で、自分なりに最適な関わり方を考えるプロセス自体も学びになっています。
最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
この仕事は、難民や困っている方々を直接助けるだけでなく、日々のコミュニケーションやチームでの協力を通して、自分自身の成長ややりがいを実感できる仕事です。未経験でも挑戦でき、多様な方々と関わることで視野も広がります。
「自分にもできるかも」と少しでも思った方は、まず一歩を踏み出してみてください。
新しい経験があなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
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