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バックオフィスから会社と社員を守る 長く成長し続ける組織づくりを目指す労務担当の想いとは

新谷 早紀/コーポレート

大学卒業後コールセンターでの勤務を経て、労務知識を学ぶために社会保険労務士事務所へ入所。社会保険労務士事務所で得た経験と知識を活かすために3000人規模の飲食事業を行う会社の人事部に所属し労務全般を担当する。2023年2月にフツパーに参画。



これまでの経歴について教えてください!

大学が音楽大学でトロンボーンという管楽器を専攻していて、プロの演奏家になるということを目指していたので、大学卒業後はシフトに融通が利くコールセンターを選びました。

コールセンターを2社ほど経験した後、社会保険労務士事務所に入り、経歴を積んだのち飲食系の事業会社の人事部に入り、そこを転職して現在フツパーで働いているという感じです。


トロンボーンを演奏されていたんですね!コールセンターではどのような業務をしていたのですか?

通販の電話窓口の対応などがメインでしたが、そこでの勤務は単発の仕事を受け持つことも多く、業務内容はすぐ変わることが多かったです。

そこで働く中で、一つの業務に腰を据えて取り組んでみたいと思うようになり、携帯電話会社のコールセンターに転職しました。

ご年配の方に携帯電話の操作方法を案内する部署でしたが、その時はまだガラケーの時代だったので、操作は今よりも簡単だったんじゃないかと思います。


その後はどういう経緯で社労士事務に行ったのでしょうか

一度結婚して家庭に入るときにコールセンターを辞めたのですが、そのタイミングで音楽にも見切りをつけて新しい人生を歩もうと思っていました。

家庭に入った後も、また自分で手に職をつけて働きたいなと思っていたので、社会保険労務士事務所に入って働きながら勉強することにしました。


働き始めの時点で資格とかは必要なのでしょうか

最初はアルバイトで入ったので、資格とかは必要としなかったのですが、社労士の先生方のもとでいろいろ勉強させていただく中で、自分でも資格を取ってこの道を進んでいきたいなと思うようになりました。


様々な専門や資格がある中で、社会保険労務士に興味を持ったのはなぜでしょうか?

学生から社会人になると、いきなり年金を支払ったり健康保険に加入しないといけないじゃないですか。

新しいルールがいきなり出てきて、自分自身が過去に戸惑った経験があったので、そういう人をサポートができるようになったり、自分でももっとそのような制度を理解できたらいいなと思って興味を持ち、勉強を始めました。


そこではどのくらい働いていたのですか?

最初の事務所では3年半くらいアルバイトとして勤務をして、いろんな社労士の先生のもとで勉強させていただきました。そのあと正社員になるために、別の社労士事務所に移って、2年半ほど働きました。

正社員として働いていた事務所では、20社ほどの給与計算や労務の事務を全部請け負って担当していました。


社労士事務所で他の会社の労務の事務を担当するのは、今フツパーで労務担当としてやっていることと似た感じなのでしょうか?

事務所にいたときは、担当する20社の給与計算を毎月して、あとは入社退社があったときに手続きしたり、なにか労務で問題があったり、問題がある方がいた場合にどうするかの相談を受けたりという感じです。

フツパーでの私の業務としては、今は労務がメインというよりは総務や銀行振込などの手伝いもしているので、自社の給与計算を自分だけでするのが難しいというのと、もともと私が入る前からいい先生にお願いしていたので、その先生と相談をしながら業務を続けています。

なので社労士の先生と相談をしながらどういうふうにしていくのが一番ベストかっていうのを見つけていくのが今の労務の仕事としてのメインになりますね。


その先生との窓口を新谷さんがやってくださっているのですね

フツパ―の前にも事業会社での仕事を経験されていますが、社会保険労務士事務所から事業会社に転職しようと思ったのはなぜだったのでしょうか?

社労士事務所だとどうしても担当する会社の従業員一人一人がどのように働いているかっていうのは見れないので、踏み込めないんですよね。

そういう部分まで自分で見てみたかったというのと、事業会社に入って自分のいままでの勉強してきたものがどう活きるかっていうところに挑戦してみたかったっていう気持ちが強いですね。


確か、その時に選んだのがコロナ禍の飲食業界ですよね

そうです。あえてコロナで大変な業界に入ることで、コロナウイルスに対してどう会社が向き合っていくかっていうところを間近に経験できて、自分の中でも良い経験だったなと思います。


かなりイレギュラーな対応が多かったのではないでしょうか

多かったですね。コロナで営業ができなかったので、その間従業員の方々にどういった手当ができるのかとか、休業補償をどのようにしていくかとかといった対応を考えていました。ワクチン接種も、職域接種みたいな感じでみんなで受けられるようにセッティングしていました。

あとは、例えばお魚を扱っている業態だったら、お寿司握れるようにしたら事業の幅が拡がるから、そのための研修制度を立ち上げたり、その教育期間中の給与支払いの制度づくり等を行っていました。


すごく幅広いんですね!

そうですね、やることもできることもかなり広がりました。

やっぱり社労士事務所だとそこまでの経験はできないですし、実際にどういう人たちがどのように働いているかとか、店舗でどういう問題が起きていて、人事としてどのように解決してけるかとか、そういう話し合いもよくあったので、幅広く経験することができたのかなと思います。


フツパーに転職するまでにはどのような経緯があったのでしょうか

社労士事務所にいるときからずっとWantedlyに登録していたのですが、サイトを見ていたらたまたまフツパーが出てきたんです。フツパーを知ったのはそれがきっかけですね。


そこから興味を持ったのですか?

そうです。フツパーのサービスであるメキキバイトに興味を持ちました。社労士事務所にいた時に、労災事故の対応をすることが多かったので、危険な場所に踏み入って事故にあってしまって怪我したり亡くなったりする事例の手続きをしていて、そういうことはできればやりたくないし、そのような事故が少しでも減るといいなという思いがありました。

なので外観検査で人が入れないようなところで働けるというか、今まで人がやっていたところをAIが行えるというところに興味を持ち、今後の希望もこめてメキキバイトってすごくいいサービスだなって思いました


そういう背景があったんですね。事業以外だとフツパーのどういった点に興味を持ちましたか?

スタートアップですごく勢いがあるということと、あとはIPOを目指しているっていうのも大きかったですね。自分の今までの知識や経験がIPOを目指すにあたってどのように役に立つか知りたかったのと、あとは今まで経験したことがないものを内部に入ってがっつり経験したいという気持ちでした。


スタートアップかつ事業が魅力的というのがフツパーに興味をもつきっかけだったんですね。

事業が魅力的というのは新谷さんにとって重要な項目だったのですか?

そうですね、自分が働くためのモチベーションが誰しもあると思うのですが、人から受けた影響とか助言だと、うまくいかなかったときにその人せいにしてしまいそうだなと思っています。なので、自分でこの事業のために働きたいと思えるのはとても大事だと思っていて、フツパーで働く人に左右されたというより完全に事業内容に魅力を感じてました。

でも実際にフツパーに入社したら、役員の方もそうですし、従業員の仲がすごく良くて、人間関係もすごくいい会社なんだなって入ってから気づきました(笑)


入社したときのギャップはありますか?

今のオフィスに引っ越す前のオフィスがマンションの一室みたいだったことに驚きましたね。最初の印象としては会社というより、仲間内で集まってワイワイやってるみたいな雰囲気がありました。

自由な雰囲気もあり、「会社を盛り上げていくぞ!」という気持ちがすごく感じられて良いなと思う一方、IPOに向けてもう少ししっかりしないといけないところもまだまだあるなと感じました。


しっかりというと・・・

特に勤怠の部分ですね。例えば、自由にお昼寝ができる環境があるのは良いんですけど、夜寝れてないからとか夜中働いてるからという理由だったら心配になりますし、体にとっては良くないと思います。

今は働いている人の年齢も比較的若いけど、働きすぎは体に影響してくるし、これから先の人生にも影響してくるので、きちっと管理をする必要があるなと感じますね。

IPOのためでもありますが、社員が健康であることと、これからも会社が長く続いていくためには大事なことだと思います、

一時すごく働いたとしても10年20年続けられるかっていうと、体力とか精神力がかなり必要になりますよね。全員がそういうことができるわけではないので、妥協するのではなく、自分の体と向き合って仕事をしていける環境を作っていきたいと思います。

誰かに言われない限り走り続ける人がベンチャーは多そうなので、新谷さんみたいな人が見てくれているっていうのはとても心強いですね

いろんな会社を見てきた新谷さんにとって、フツパーの雰囲気はどうですか?

さっきも話しましたが、人間関係がすごくいいですね。

誰とでも話せる環境をここまで作ってくるってなかなか難しいと思うんです。最初にいたメンバーが新しい人がどんどん入ってきてもスッと輪に入れるようにやってきたんだなっていうのが分かります。


新谷さんが実際に入ってきたときにはどういうときにそういう空気を感じましたか?

任意ではありますが飲み会が多いのもあるかもしれないですね(笑)

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あとは、みんながちゃんと話を聞いてくれるなって思います。労務って人に対して指導をしないといけない立場にあるじゃないですか。だから無視されたりうるさがられたりすることもあって、それでも根気よく接していかないといけないのですが、フツパーだとみんな話を聞いてくれるので、言いやすい環境だなと思います

あとは、それぞれがIPOを真剣に目指しているから、IPOにどう影響するかを説明すればみんな納得して聞いてくれるというのも感じます。

今のお仕事について教えてください!

労務としては、勤怠管理や給与計算のチェック、お支払いですね。あとは、銀行の支払いといった財務の関係や、総務としての仕事ですね。今は総務としての仕事の割合が多いです。

総務では、新しい社員の方が入るときにPCや携帯電話を買って設定したり、関東支社で働く方の、大坂研修期間の滞在場所をさがしたりもしています。

経理や総務ってこれまでも経験があったのですか?

なかったです!フツパーへの入社時期が私と同じ中井さんが経理をやっているのですが、中井さんは前職で総務なども幅広く経験されているので、彼女からやり方を学ぶことが多いです。初めての仕事は手探りではありますが、経験のある方に相談しながら進めていくことが多いです。


仕事をしていて楽しかったことは何ですか?

最近、社用携帯の携帯会社を変えて、それを機に会社できちんと管理できるように設定してから社員に渡す作業をしたのですが、その時にエンジニアの方と関わる機会があったのが新鮮で楽しかったですね。


どのような関わりがあったのでしょうか

プロダクト開発をされてる山田さんが、コーポレートエンジニアとしても動いてくださっているのですが、こういう設定にしたらIPO的にもいいとか、外部に情報が漏れないとか、そういうのを髙木さんと一緒に率先して進めてくださったんです。

そこに自分も加わっていたのですが、学ばせてもらう機会がすごく多くて、こうやっていろんな人と関わりながら仕事ができるって楽しいなと思いました。

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そんなやりとりがあったんですね!新谷さんもそうですが、どの部署の方も新しいことに挑戦するのを楽しんでいることが伝わってきます。

逆に大変だったことってありますか?

引越しですね!(笑)

確かに、これこそめったに経験することがない仕事かもしれないですね

それぞれの部署の人が快適に仕事を進めるにはレイアウトをどうするかとか、そういうところを考えるのが大変でした。

ここでもいろんな部署の方と話し合って進めました。レイアウトで言うと、作業部屋は大きい音も出るし、フツパーにとっても大切なので特に気にかけて作りました。

でもいざ入居してみたら応接室とか会議室の音が結構まわりに漏れてしまったりする問題も出てきたので、吸音パネルを貼ったりして、引っ越してからも改善は続いています。

今後やりたいことについて教えてください!

大きくは、健康管理と法令遵守の2つですね。

健康管理の話はさっきもしましたが、一人一人の健康管理をどうしていくかというところをもっと考えていきたいです。

会社的に人数が増えていくと衛生委員会を立ち上げたり、産業医さんについてもらったりとか、そういう形で従業員を支えていくことが大事になってきて、今もしないに越したことは無いのですが、予算の問題だったり、まだ若いから健康管理に重きを置いていない人も多いんじゃないかと思います。

なので定期的に健康診断を受けてもらったり、面談をして、それぞれの社員が今どういう健康状況なのかを、今のフツパーに合ったやり方で見ていくことが大事だと思っています。

もう一つの法令遵守のほうは、ちゃんとした労働時間や就業規則をすでに定めてはいるんですけど、法改正に対応できているかとか、みんながそれを知って守れているかという点で周知をしていく必要があると思っています。

自分より年上の社員も居ますが、みんなのお母さんのような立場で良心をもって、人事として会社や社員をいろんな面から守っていければいいなあと思います



一日のスケジュールを教えてください!

9:20  出社(毎日出社)

9:30  植物の水やり

9:40  従業員からの申請やお願い事、健康診断の受診時期の確認と申し込み対応(振込業務と総務と労務の仕事)

12:00   お昼(うどんが好き♡)

13:00  直近で入社する社員用の備品準備と入社までのフロー確認と連絡

17:00  勤怠チェックと反社チェック、契約書作成と発送(労務と総務の仕事)

19:00  退社

コーポレートの仕事は日によって仕事内容が変わるので一例です!



【おまけ】パキラに水をあげる新谷さん🌲

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