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命がけで続けた野球にビジネスで貢献|アイキューブで得られる新しい成長

今回は、プロ野球選手→アクセンチュア→起業という異色の経歴を持つ、コンサルタントの柴田さんにインタビューを実施。今年春からアイキューブの案件に継続的に関わることになった経緯を通して、コミュニティーの魅力をお伝えします。ぜひご覧ください!

No border株式会社
代表取締役 柴田 章吾
難病ベーチェット病初の元プロ野球選手、起業家。中3発症時より常に命と失明の危険にさらされてきたが、前例のないこと、不可能を可能にすることを命懸けで挑戦してきた。その経験とアクセンチュアで培ったノウハウを掛け合わせた事業構想及びコンサルティング業務を得意とする。

野球×ビジネスで起業!今はコロナの影響でコンサルティングに

ー柴田さんはアイキューブの案件に携わりつつ、ご自身の会社も経営していますよね?

2019年10月にNo borderという会社を起業しました。もともとはスポーツブランディング事業を柱として、約100人のフィリピンの子供たちに野球を指導するアカデミーを運営していました。フィリピンに家を借りて数ヵ月しかたたないうちに、新型コロナウイルスの感染拡大によって現地がロックダウンになってしまい……やむなく帰国しました。今は運営を現地のスタッフにほとんど任せています。練習メニューや指導方法については、週6日・2時間ほどZoomをつなぎ、私がチェックするようにしています。

ーコロナの影響で、一時的にコンサルティング事業に比重を置いたんですね。

そうですね。起業したときも、前職の繋がりから個人的にコンサルティングの依頼をもらっていました。稼働は20%くらいにさせてもらい、その収入を原資にしてフィリピンの野球アカデミー運営に注力しようと考えていたんです。コロナの影響が深刻になっててしまったため、近い将来また海外を拠点にした生活ができるよう、今はコンサルティング事業を軸足に活動しています。

ーアイキューブとの出会いは?

日本で緊急事態宣言が出された4月頃、コンサルティング案件をWebで探していて、アイキューブの「Project BASE」を見つけました。掲載されていた案件に応募して、麹池さん・瀬川さんとのインタビューを経てジョインが決まった形です。

やりやすさと刺激を両方得られる環境

ー今はアイキューブでどんな案件に携わっていますか?

大手食品加工企業がクライアントとなる、業務改革の案件を手掛けています。具体的には、中期経営計画を達成するため、既存の業務フローのIT化を推進するプロジェクトです。クライアントとのやりとりは基本的に私に任されていて、ディレクターである麹池さん・瀬川さんから要所要所でアドバイスをもらっています。

ー仕事のやりやすさはどうですか?

すごく心地いいというか、純粋に楽しく仕事ができています。お2人ともすごく多忙なので、密に連絡する感じではないですが。タイミングも内容も的確な、無駄のないコミュニケーションをとってもらえるので、納得してスムーズに仕事を進められています。「これからも案件をもらえるなら、継続させてほしい」という意思を伝えています!

ー柴田さんの前職は、ディレクターの2人と同じくアクセンチュアですよね。

はい。2016年4月に野球の世界から新卒同然でアクセンチュアに入社し、ITコンサルのグループで3年半勤務しました。最初は官公庁向けのプロジェクトにアサインされました。ビジネスやコンサルティングのお作法をゼロからインプットすると同時に、官公庁独特のルールやお作法、制限が多い環境に適応しなくてはならず……苦しかったですが1年間でかなり鍛えられましたね。2年目には製造流通の部門に異動がかない、プロジェクトのリーダーも任せてもらうなど、仕事を楽しくこなせるようになっていきました。

同じくアクセンチュア出身の麹池さん・瀬川さんとは、このときに学んだスタイルを共有できるので、やりやすさを感じるんだと思います。さらにアイキューブの案件では、全く違うバックグラウンドをもったコンサルタントの方々ともチームを組むことになるので、そこが会社員だったときと大きく異なります。

ー違うバックグラウンドを持つコンサルタントと仕事をするのは新鮮でしたか?

最初は衝撃を受けました(笑)。お互いの前提が違うと、同じ仕事内容でも苦労の種類が大きく変わるというか。自分が前職で学んだことに限らず、「こういうやり方もあるんだ」というのを多方面で勉強できるのは、ありがたいですね。

コンサルティングだけじゃない!自分の会社経営にも学びを還元

ーご自身の会社経営にも、いい影響はありましたか?

それは、絶対にあると思います。例えば、瀬川さんはアクセンチュアの中でも戦略グループ出身の方です。私はITコンサルのグループにいたので、在籍中には戦略の方と一緒に仕事をする機会はほとんどありませんでした。戦略コンサルって、ビジョンや夢を扱う仕事だと思うんです。具体論や狭い視野に思考が収まってしまったとき、「それはお客様のために本当に必要なのか?」と高い視座に引っ張り上げるような指摘をもらえるのは、とても勉強になります。

そして何より、麹池さん・瀬川さんがお2人とも事業家として非常に優秀な方という点は大きいです。様々な理論やフレームワークを押さえた上で、実際の事業運営がキレイごとだけでは前に進まないことをよく理解されている。コンサルティングを学ぶだけなら他の環境でもいいかもしれませんが、私も事業をやりたくて独立をしている以上、そこのインプットはとても重要だと思っています。

ー野球への思いは、仕事が変わってもずっと持ち続けていたんですか。

「野球のビジネスに関わることがしたい!」という希望はずっとありました。そのためには球団の外に出て修行をする必要があると考え、就職活動をしてアクセンチュアに入ったんです。ハードワークな環境でビジネスを徹底的に学んで、英語も使える環境で成果を出し、最終的には「メジャーリーグでスーツを着てビジネスをやりたい」という内容を面接では話しましたね。独立のタイミングでは、まず東南アジアでの野球指導のニーズをビジネスにつなげることから始めました。

「命がけ」で続けた野球にビジネスで貢献するために

ープロ野球の世界から外資コンサルという転身は異色ですね。

中学1年生のとき「勉強か?野球か?」という岐路で、プロ野球を目指す道を選びました。自分の意思で塾に通うほど勉強も大好きだったんですが、野球のために諦めたんですよね。中学では野球に打ち込み、強豪校からのオファーも多数もらっていましたが、3年生で突然ベーチェット病という難病に襲われました。病気を承知で野球を続けさせてくれる高校に入学することができたのは幸いでした。医者からは「野球を続けたら死んでしまう」とも言われたこともありましたが……家族や監督、仲間に恵まれ、高校3年生のときには奇跡的に甲子園に出場することができました!(実は24時間テレビで特集も組んでもらいました)

ー本当に命がかかっていたんですね……!

大学に入ると病気の症状は落ち着き、六大学で野球を続けることができました。そして卒業後、読売ジャイアンツへ入団してプロ野球選手になりました。ただ、若いうちに病気を経験したことから、自分の頭の中では常に「野球選手ではない人生」を考えていたんです。大学時代も、同学年の友達の話を聞いて「就職活動をやってみたい」と思っていました。プロとしての経歴を終えた後の転職活動で、その思いを実現できました。半年間で100人の方々にOB訪問したんですよ。

ーすごい行動力です!最初からコンサルティングに興味があったんですか?

友人たちの話を聞いてまず興味を持ったのは、商社や広告代理店でした。4年間ビジネスを経験しなかった遅れを取り戻すため、ハードワークをしたかったのは大前提にありました。また、いつかは自分で事業をやりたいと考えていたので、無形サービスの業界で修行をして、自分自身の価値を高めたいと思ったんです。

外資コンサルは、転職エージェントを利用したときに勧められて興味を持ちました。いくつか紹介された中にアクセンチュアが入っていて。「ここに入りたいです!」と言ったら、「そこはたぶん受かりません」って言われて(笑)。「でもここしか行きたくないです!」とお願いして、面接対策を万全に行い、入社することができました。

ー最後にメッセージをお願いします。

アイキューブで働けるのはめちゃくちゃ楽しいと思っています。日々仕事をしていると難しさや苦労もありますが、それは自分が至らない点があるから。ここでの経験を通して成長できている感覚があるので、自分の事業を成功させるためにも、今後もさらに成長し続けたいと思っています!

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