メジャーリーグの戦力均衡について
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みなさんこんにちは。
サッカーワールドカップ開催中ですがまた野球(メジャーリーグ)についてです。
北米プロ野球のメジャーリーグ(MLB)は労使協定が今シーズンで期限を迎えます。
MLBの労使協定とはチームオーナーたちの代理たるMLB機構と選手会の間で締結されるルールです。
今回はついに機構側がサラリーキャップ(チーム総年俸の制限)導入を強く要求しており、選手会が猛反発していることから、最悪の場合来期は試合が開催されないでしょう...。
北米の主流なプロスポーツでは野球(MLB)だけサラリーキャップがありません。
選手会側が選手の待遇向上のためオーナー側と闘ってきた長い歴史があるためです。
アメリカ大統領が介入したこともあるぐらい激しい闘争でした。
今回のMLB機構側の主張は小規模チームの救済及び戦力均衡のためサラリーキャップを要求しています。
一方、選手会側の主張としては、サラリーキャップは選手の取り分が減り、戦力均衡にもならないというものです。
ではサラリーキャップ以外で戦力均衡は実現できるか、考えてみました。
1. プレーオフ(優勝決定トーナメント)進出枠を増やす
まずMLBの戦力均衡を崩すのは、162試合という非常に長いレギュラーシーズンです。
試合数が多いことで、短期的な運や偶然の影響は平均化され、シーズン全体ではチームの総合力が順位に反映されやすくなります。
「長い期間で本当の強さが出やすいリーグ」であるため、有力選手を多数抱えられる金満球団が有利です。
ぜいたく税をたっぷり払ったのにプレーオフ進出を逃す○ューヨーク○ッツのようなチームもありますが…。
ただし優勝を争うポストシーズンでは状況が大きく変わります。
短期決戦のため試合数が少なく、個人成績の上振れ・下振れによってレギュラーシーズンの順位とは異なる結果が生まれることも珍しくありません。
MLBのプレーオフは「実力+短期的な変動要素」が強く混ざる構造です。
つまり、格下が格上を倒す「ジャイアントキリング」が起こりやすくなります。
現状のポストシーズン進出チーム枠は12チーム/30チームですが、もっと枠を増やせばジャイキリが見やすくなるでしょう。
消化試合も減りますし、小規模チームがプレーオフに進出したらボーナスを出すなどインセンティブがあってもよいと思います。
レギュラーシーズンの意義が薄れてしまうという批判も当然ありますが、貧乏チーム・若手中心のチームが金満のスター軍団を倒すという構図は盛り上がると思います。
2. 金満チームの編成に制限をつける
野球という競技は、1人の選手が試合全体に与える影響が比較的分散されています。
攻撃・守備・投手が明確に分かれており、さらに攻撃も9名の順番制のため、NFL(アメフト)やNBA(バスケ)のようにスター選手1人で試合を支配し続ける構造にはなっていません。
そのためチーム全体のバランスや層の厚さが勝敗に影響しやすくなります。
つまりチーム編成がうまいチームが強いチームと言えます。
ドジャースが2連覇したのも、資金力に加えてチーム編成が非常に優れているからという意見がアナリストや選手たちから出ています。
現状の戦力均衡ルールでも、金満チームはドラフト指名順位やアマチュア選手との契約に制限がありますが、もっと強力な制限を追加したらどうでしょうか。
支払っているぜいたく税と前年度の成績に応じて、選手のトレードや新規契約などを段階的に禁止すれば、2連覇したドジャースのようなチームは編成の自由を奪われるため相当苦しくなるでしょう。
NBAの制度を模倣するイメージです。
NBAのサラリーキャップ制度はキャップ超過で編成に著しい制限が課されます。
このためNBAではスター選手がトレードで放出されることが珍しくありません。
ペナルティを回避するため、有力選手を放出せざるをえないぐらいの制限を付ければよいのではないでしょうか。
3. まとめ
長々と書きましたが、個人的にはサラリーキャップは導入されると思います。
MLBの収益はある程度各チームに分配されているのに、年俸の支出が1位と最下位のチームで4~5倍の差があるのは健全とは言えません。
しかし、サラリーキャップ導入で戦力均衡はいまいちな結果になると思っています。
サラリーキャップのある各プロスポーツ団体でも、○ェッツとか○ングスとか○ィザーズとか編成が下手なチームはずっと弱いです。
結局ドジャースがしばらく強い時代は続くのでしょう...。
ご覧いただきありがとうございました。
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