【2020年末まで】Adobe Flash終了でどう変わる?
2020年12月31日をもって、Adobe社が提供するFlash Playerのサポートが終了します!
2017年7月にサポート終了が発表されてから、3年の移行期間を経ていよいよ終了...
かつてなめらかなアニメーションやインタラクティブなコンテンツがHTMLなどで表現できなかった時代に
表現力豊かなFlashが登場し、ウェブサイトのリッチ化競争に火が付いたことはまさに革命でした。
■Flashの終了で起きるさみしいこと
おもしろFlash倉庫などを通じて、一般層にもブラウザゲームや動画コンテンツが普及したこともあり、
一つの時代の終わりを感慨深く感じている方も多いはずです。
これらのかつて一世を風靡したおもしろいコンテンツたちが消え、すたれ、
過去のものとなること...
わたしも”ダンシングおにぎり”や、Yahoo!きっずゲームの通称”プニキ”など遊んだので
さみしい気持ちがあります。
実際に遊ぶことができなくても、動画などのアーカイブが残ってくれるといいですね!
※Internet Archiveという団体がWEBでアーカイブを公開していて、そこにあるものについては
Flashエミュレーターを使って今後も懐かしめるとのことです!
■Adobe Flashが終わっていった大きな要因として
スマホ向けに整備されておらず、電力消費が激しいFlashを
2007年発売のApple iphoneが採用しなかったから!
現在のような一人一台スマホという時代を見据えた時に
どんなプラットフォームでも動く&オープンソースなHTMLなどの技術が標準化されました。
また、たびたびFlashはその脆弱性が報告され、セキュリティ面で甚大な問題があったことから
結果的にFlashは古い技術となっていき、
もはや脅威・化石・遺物・インターネットで最も好かれていないプラグイン(!)
との呼び声までありました。
■今後どうなるの?
実は、私たちはすでにFlashのない生活を過ごし始めています。
Flash Playerのプラグインは、iOSには2010年から、
Androidにも2012年から組み込まれていません。
PCブラウザでも同様です。
グーグル、そしてあのIEでさえ、2015年9月からFlash広告を自動的にブロックしています。
Flash台頭時の技術はすでにほとんどの場合新しい技術に成り代わっているので、
ユーザー目線ではそんなに心配はないんです。
逆に今でもFlash技術を使っているものについては、早急な対応が求められることになります!
■現在・また今後やむなくAdobe Flashを利用する場合気を付けること!
最近では、Flash Playerのアップデートアラートを偽装して
「期限切れなので更新してください」などの本物に酷似した更新画面を表示し
本物のプログラムに紛れてマルウェアをインストールさせるような行為が確認されています。
ユーザーのセキュリティ意識や不安を逆手にとった悪質な行為ですが、
みなさんもFlashが関係する場面ではよく確認をして気を付けて利用していきましょう!