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スポーツ観戦好きのイデアルアーキテクツ樫原です。
スポーツ観戦の面白さの一つに判定の是非があると思います。
「今のはどう見てもファウル!オフサイド!ストライク!アウト!セーフ!…」なんて熱くなってしまった経験はありませんか?
今回は野球とサッカーにおけるAIを活用した判定技術について書いてみます。
サッカーワールドカップ・カタール大会では”半自動オフサイド判定技術”が導入され、話題になりました。
W杯のボールにはセンサー搭載 大会を支えるAI、コネクテッド技術とは -ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/24/news109.html
カメラとセンサーを使って収集したデータをAIに分析させることで自動的にオフサイドを判定する技術です。
野球ではアメリカのメジャーリーグでストライク・ボールの自動判定が導入される予定です。
メジャーリーグ、ロボット審判導入は26年以降へ -日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC240GQ0U4A520C2000000/
技術的にはオフサイドの判定と同様のものですが、”技術的な問題が残っている”そうです。
公認野球規則の「定義74」で、「ストライクゾーン」は、以下のように定義されています。
「ストライクゾーンとは、ルール上、バッターの肩の上部とズボンの上部との中間点にある水平のラインを上限とし、膝の下部ラインを下限とする「本塁上の空間」」
高低の定義がふわっとしているうえにバッターごとに身長や構えが異なるため、高低の判定が難しくなりますね。
バッターは常に同じ姿勢でいるとは限らないため、たとえばぴょんぴょんジャンプしたり、急に構えを解いたりするケースも想定する必要がありそうです。
ただマイナーリーグでは自動判定が試験的に導入されているため、ある程度解決の目途は立っているのではないでしょうか。
ズボンのはき方で有利・不利になるのならバッターは吉田正尚選手のようなハイウェストスタイルは不利になるのかも…?
ざっくり紹介しましたが、個人的に自動判定導入は賛成です。
プロスポーツは勝敗にお金が関与する以上、公平な試合運営を実現すべきですし、八百長防止や審判への脅迫を防ぐことにもなります。
3Dモデルで判定がすぐに表示されるようになったので、判定の是非も違った形で楽しめると思っています。
以上、「スポーツの判定とAI」の紹介でした。
サッカーやバスケ等のフィジカルコンタクトがあるスポーツのファウルの即時自動判定もいつか実現するのでしょうか…?