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【エンジニアブログ】新入社員の成長を感じられる場をつくるために、勉強会を開催してみました

今回はインタースペースの主幹事業である成果報酬型広告のプロダクト「ACCESSTRADE」の開発や保守・運用を担当しているエンジニアとして、実際に取り組んでいるグループ内の「新人エンジニアの勉強会」について紹介します。

# 勉強会を行うに至った背景

【チームの現状について】

筆者は新卒6年目で業務にはそこそこ慣れ、後輩2人の相談役などをしているエンジニアです。チームには経験のある先輩エンジニアと若手エンジニアがいて、先輩が後輩のレビューをしたり指導をしたりする機会があります。

先輩方は中途入社の方が多く他社での経験もあるため、一定水準の技術や知識があるのですが、新卒入社の若手社員は実務経験が少なかったり全くなかったりするため、ほとんどの場合、先輩方と若手エンジニアの間には知識差や能力差があります。

【背景①不得意分野の早期キャッチアップがしづらいこと】

一方で若手ゆえにコーディングの不得意な点を認識できていなかったり、分かっていても伝えづらい事もあったりするので先輩側にどうやって教えてもらえばいいか戸惑うことも多いです。

先輩方が後輩の不明点を知っていれば教えることができるのですが、開発案件のコードレビュー中などに発覚する場合が主で、できればもっと早い段階で課題に気づけた方が理想的です。

【背景②成長を感じづらい業務】

また、自社サービスの開発を担当しているからこそ「保守・運用」といった業務も担うため、常に高い技術力が求められる案件を担当するわけではなく、若手エンジニア自身も中々成長を実感しづらいという問題があります。(新しいことにチャレンジする機会がプロジェクトによって異なる)

定期的に先輩と後輩が技術的な話題でコミュニケーションを取る機会があれば、これらの問題が少しでも緩和されると考えたため勉強会を企画する事にしました。

## どんな勉強会か

協力者の後輩2人に声をかけ、週1回30分程度勉強会を実施しています。開発案件を進めるにあたって求められる前提知識はJava、WEB開発、自社の業務知識などでこれらを題材に実施したいのですが、扱う内容が幅広いので地道に継続する必要があります。

「いつまでに何の知識を身に着ける」などの目標を立てると、その通りに進まなかったときに挫折してしまうと思ったので、モチベーション維持を優先して具体的な目標は設定していません。勉強会の題材は共有しているメモ欄に参加者がいつでも投稿でき、希望があり次第、勉強したい内容を気軽に扱えるようにしています。

実際に勉強会をしたときにメモ欄を見ながら次回勉強する内容を相談して決定します。このように緩く柔軟性のある進め方で極力モチベーションが下がらないように心がけています。主催者も参加者も緩い雰囲気でやりたいという考えが一致しており、そうすることでコミュニケーションが取りやすく、質問しやすい、意見を言いやすいなどの利点があると感じています。

当初は参加者が事前に記事を読むなど予習をした上で出てきた疑問点を皆で解決していくというスタイルでしたが、後輩が率先してスライドを作ってきてくれるようになり、勉強した内容を発表してもらいつつそれをベースに話を広げていくスタイルに変わっていきました。

まだ始まってから3ヶ月程度なので手探り感がありますが、実施当初から現時点でも下記のような収穫がありました。

【筆者視点】

  • 自分自身も曖昧に認識していた点に気が付き、理解度を深めることができた
  • 後輩が気軽に質問する習慣がついた
  • 後輩の苦手分野を知ることができ、サポートしやすい環境を作ることができた

【後輩視点】

  • 業務で意識しないレベルの技術的な内容を勉強するきっかけになった
  • 発表する立場になることで自分の理解の足りないところを認識したり、頭の中で情報をより整理できたりするようになった
  • より良い勉強会のやり方を提案することで、現状の改善点などを考察する考え方が身についた

今後も参加者のモチベーション次第で方針転換はあると思いますが、塵も積もれば山となるので継続することを大事に取り組んでいければと思います。

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