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将棋五段の“地頭”エンジニアが求めたのは、圧倒的なデータ量がもたらす成長性

日本最大級のデータプラットフォームを構築する株式会社インティメート・マージャー。ここで機能開発に取り組むのがCTOの白浜隆男です。将棋五段にしてグリーやディー・エヌ・エーでエンジニアを務めた彼が、インティメート・マージャーを選んだ理由「社会のインフラになる可能性」についてお伝えします。

毎日10時間のトレーニング 祖父に誓った「将棋日本一」を達成


▲10月に行われた社員総会でMVPを受賞した開発本部チームの代表としてトロフィーを受け取る白浜

グリーとディー・エヌ・エーという、日本を代表するIT企業でエンジニアを務めてきた白浜。彼にはもうひとつの顔があります。

それが、「将棋大会で日本一を取った男」というもの。大学時代に全国オール学生将棋選手権戦・団体戦などで優勝し、現在は将棋五段を有するレベルに到達しています。

白浜 「将棋に興味を持ったのは、祖父から将棋を教えてもらったことがきっかけです。祖父は私が小学 5年生の頃に亡くなったのですが、それがきっかけで『将棋で日本一になる』という目標を持ちました。いかにも小学生らしい発想ですが、『日本一になっておじいちゃんに報告したい』と思ったんですよね」

以来、白浜の学生生活は将棋とともにありました。

高校時代には毎日10時間を将棋の練習にあて、睡眠時間が2時間程度というハードな生活を送ります。そうした努力が実り、彼は大学時代に全国大会で優勝を勝ち取ることができました。

「将棋で日本一になる」という目標を達成した白浜でしたが、そのまま将棋の道に進むことはなく、次なる目標をつかみます。

きっかけは、大学で専攻した宇宙物理学の研究活動のため、アメリカの砂漠地帯に身を置いていたときにありました。

白浜 「砂漠地帯では当然ながら人がまったくいませんから、寂しいじゃないですか(笑)。そんなきっかけから SNSで日本の人たちとコミュニケーションを取るようになって、あらためて『インターネットってすごい』と感じたんですよね。急にインターネットに興味が移っていきました」

帰国後、白浜はインターネット関連の企業について調べ就職先を探します。

そして最終的に選んだのが、急成長を続けていたグリー。彼の頭にあったのは、「日本一成長している会社に入れば、自分も日本一成長できるのでは」ということでした。

この選択は、彼の運命をやがてインティメート・マージャーに運ぶことになります。

イチからプラットフォームをつくってきた“レアな”経験を買われて


▲代表簗島と白浜はグリー時代の元同僚。やってきたことは違うが考え方は近いと2人はいいます

グリーに入社した白浜は、社内でひとりの人間と出会いました。後にインティメート・マージャーを立ち上げる簗島亮次です。

簗島は当時、グリーでディレクター職のグループリーダーを務めていました。白浜は簗島の近くの席に配置されたため、互いに人柄や仕事ぶりを知ることになります。

白浜 「実は、当時の上司から『お前は地頭で勝負するタイプだから、簗島の近くにいた方がいい』と言われていたんです。一緒に仕事をできたのは簗島がグリーを辞めるまでの 1年程度でしたが、当時から『考え方の近い人だな』とシンパシーを感じていました」

以来、グリーでマネージャー兼任シニアエンジニアとしてプラットフォームの立ち上げなどを経験した白浜は、5年の勤務を経てディー・エヌ・エーに移ります。

同社で白浜は、新規事業の研究開発から開発体制の構築まで、プログラマーとマネージャー双方の経験を積みました。

ディー・エヌ・エーでプロジェクトが形になった頃、再び転機が訪れます。

グリーを辞めインティメート・マージャーを立ち上げた簗島から、共通の知人を介して入社の誘いがあったのです。

当時、簗島はデータマネジメントプラットフォーム(DMP)を様々な領域に転用すべく人材を求めていました。

簗島 「白浜が入社する半年前くらいから、データを活用したプラットフォームをさまざまな業種の会社に提供することを考えていました。そのためにプラットフォームをイチから作った経験のある人材を求めていました。ですが、そうした人材は希少です。白浜はまさにそこをやってきた人間なので、ぜひ力を貸してほしいと思っていました」

このような経緯で、白浜はインティメート・マージャーに入社することになります。2018年8月のことでした。

プラットフォーマーが勝つ世の中では、データ量がモノを言う

▲CTOの白浜隆男

白浜がインティメート・マージャーへの転職を決めた理由には、「圧倒的なデータ量に感じる成長性」があったと言います。

彼は、グリーやディー・エヌ・エーで培ったエンジニアとしての経験から、データの重要性を痛感していました。

白浜 「『プラットフォーマーが勝つ』というのは世の常です。それを前職で目の当たりにしてきました。そしてプラットフォームの正体は何かというとデータなのですよね。だからこそ、圧倒的なデータ量を誇るインティメート・マージャーに可能性を感じました。実際、入社してみて扱っているデータ量にはあらためて驚きましたね。今も日々増えていますし、日本の非上場企業では確実にトップクラスだと思います。将棋の戦略にも通じますが、十分なデータがあれば正しい結論を出すことができますが、データそのものがなければどうしようもない。簗島ともよく話すのですが、『壁の向こうに何があるのか』を知るためには一生懸命考えるよりも、直接のぞいた方が早くて正確です。私にとってデータとは、壁の向こうを見る方法なのです」

そうしたなか、白浜が毎日必ず時間を取っているのが、簗島との1on1のミーティングです。

この時間は、簗島自身も非常に重要なものと考え、何があっても時間を確保しています。

簗島 「私たちのやろうとしている領域は、新しくて未知のことも多いため、頻繁に情報交換をしていないと営業側とエンジニア側でずれが生じてしまいます。その溝は知らないうちに大きくなってしまい、気づいたときには手遅れになってしまう。だから毎日のミーティングでずれを無くすようにしています。お互いに知っていることと知らないことがあるので、ミーティングで補完し合いながら大きな絵を描いている感じですね」

未知なる可能性に向けて挑戦し、成長スピードを実感できる環境

▲社員総会での集合写真。チーム一丸となって人々がデータを当たり前に活用できる未来を目指します

インティメート・マージャーでは、これまでの広告分野だけでなく、インターネット行動履歴から与信審査を行なうことでフィンテックであったり、健康状態を把握することでヘルスケアなど、データ活用を幅広い領域へ展開することを見据えています。

これまでになかったサービスを創出するために、簗島が白浜などのエンジニアに何よりも求めているのが、「挑戦する気持ち」です。

簗島 「そもそも誰もやったことのないことをしようとしているわけですから、挑戦や創意工夫が必要ですよね。しかも、ただシステムをつくるだけではなく、それを世の中に広げるところまで考えてほしい。何はともあれやってみることが大切なので、ドーンとトライしてもらいたいです」

こうした簗島の想いに対して白浜が心がけているのが、素早いキャッチアップ。

簗島や営業担当が顧客に提供したいと考えるサービスを、できるだけ早く実現させたいという気持ちで日々取り組んでいます。

白浜 「信じられないくらいのデータ量を扱っていますので、過去のやり方では解決できないこともあります。自分で考えて柔軟に対応しなくてはならないので、いかに頭の回転を早め、結論を早く出すかが大切です。これは将棋とも共通しますね。私はインティメート・マージャーに入社してまだ 2カ月程度ですが、入社時の自分よりも明らかに成長できた実感があります。グリーやディー・エヌ・エーとも共通しますが、これだけ成長の実感を持てるのは魅力に感じます。これからもさらに変われると思いますし、1年後の自分がどうなっているかは想像がつきませんね(笑)」

白浜が思い描くのは、インティメート・マージャーがプラットフォーマーとなり、人々がデータを当たり前に活用できる未来。

蛇口をひねると水が出るように、社会のインフラとして人々の生活がデータで豊かになるように、彼はこれからも力を尽くします。

株式会社インティメート・マージャーでは一緒に働く仲間を募集しています
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