フィリピン、オーストラリア、ベトナムを超えて今、私が目指す場所

この記事では私がキカガクで成し遂げたい事、そしてなぜ私がそのような考えに至ったかを書いていきます。考えに至るプロセスはある日突然生まれたのではなく、様々な人に出会い・経験することを通じて成熟していきました。そのため、この記事では私がこれまでに経験したことを追いながら、考えが作られていったプロセスを紹介していきます。

自己紹介

はじめまして、株式会社キカガク 執行役員兼新規事業部責任者の西沢です。現在は AI に関する研修の講師や講義のための資料作成、新規事業の立ち上げなど幅広い業務に取り組んでいます。研修では、一般社団法人リテール AI 研究会と共に小売業界に特化した研修の企画から講義を担当したり、 日本マイクロソフト株式会社と共に Microsoft 社が提供する AI に関する試験の対策講座を担当しています。その他にも大学の講義資料の作成など幅広い領域に取り組んでいます。

それでは早速本題に入っていきたいと思います。

成し遂げたいこと

私がキカガクで成し遂げたいことはキカガクが掲げるミッションそのものです。「あるべき教育を追求する」というミッションです。私なりにこのミッションが目指す場所とは何なのか、そして私がなぜこのような考えを持つようになったのか書いていきます。

なぜ教育なのか

私は大学 3 年生のタイミングから 2 年間、オーストラリアにワーキングホリデーをしていました。このワーキングホリデーに行くきっかけとなった要因は 3 つあります。

  • 自分のしたいことが見つからない
  • 働くが何なのかイマイチわからない
  • 就職活動は無意味だと考えていた

私は自分のしたいことが無いまま、一つの会社で勤め上げる(当時転職もそこまでメジャーではなかった)ことはできないと思っていました。また、働くが何かもしっかり理解しないまま面接に行くことは私にはできませんでした。

そういった背景から自分が何をしたいのかを考えるため、色々な人の話を聞き自分の世界を広げるため、そして英語を学ぶため海外に行くことを決めました。

まず私はフィリピンとオーストラリアに行くことを決めました。オーストラリア生活記念すべき第 1 日目に強烈に印象に残る出来事がありました。

私はホステル(1 部屋に複数個ベッドがある相部屋タイプの宿泊施設)に宿泊していました。そこにアジア人は私一人で残りは欧米もしくはヨーロッパ系の人達でした。私は当時英語を話すことができない上に、話す自信が全くありませんでした。その夜、私は部屋でパソコンで映画を見ていると、ルームメイト達は私のことを話していることに気が付きました。彼らは私のことを「ヤフー」と呼んでいました。ヤフーとはガリバー旅行記の馬の国に登場する人間とゴリラの間のような生き物で、卑しく不潔な生き物です。(気になる方は調べて見てください。)その言葉に私はショックを受けましたがそれ以上に私は日本の教育に疑問と怒りを感じました。当時は英語は中学校から必修で、中高大と合計約 10 年ほど学んでいたにも関わらず、まだ話すことに少しの自信もないことは教育が悪いとしか言えませんでした。使えない知識を教えて何になるのか?TOEIC で点数が高くともほとんど価値が無いのではないかと感じました。この辺りから教育に強く関心を持つようになりました。

私のミッション

その後様々な場所に行き、人と出会い、学ぶことを通して、私は 2 つのミッションを自分の中で決めました。
(この時 TED Talk を毎日見ており、その内容が私に大きな影響を与えました。Ken RobinsonJane GoodallTony Robbins などの話に大きく影響を受けました。)

  • 社会に直結する、「使える」知識やスキルを学ぶ環境を提供する
  • 「思いやり」・「感謝」・「誇り」を持ち、「多様性」を理解する事が世界中でできるようにする

最初はこの 2 つを達成するために私が教師となり、生徒に直接私の想いを伝えていくことをミッション達成の手段として選びました。また、英語の教師になれば「使える」英語を教えれると考えました。ミッションを決めてからは毎日英語・社会について勉強に励みました。

また、この時教育は何か知識を教えるものという認識ではなく、人に変化を与えることができる、「未来」を作るものであり、この世界の根本を構成するものであるという認識に変わっていました。

大きな転機

オーストラリアの後すぐに教師になるかと考えましたが、実際に社会で働いた事がない人が生徒に何を教えれるのかと考え、ベトナムで一時働くことを決めました。

ベトナムである日先輩の紹介である企業の重役の方とご飯に行く機会がありました。そこで私は自分のミッション、なぜベトナムにいるのかといったことを素直に話しました。そこでその方から「1 教師にできることと君が抱いているミッションには大きな乖離がある。もし本気なら政治家か何か仕組みに変化を起こせる人を目指しなさい。」と言われました。この言葉から私の考えの甘さを実感しました。

そんな時に前職の代表とたまたま出会い、そのチームで働くことを決めました。そのチームのミッションは私が目指す場所に近かったからです。私は教師の道を止め、ビジネスで大きな影響力を持ちそこから自分のミッションを達成するといった方向に舵を取りました。

そのチームのミッションは「世界を抜本的に変える」ことを掲げていました。そしてその方法には下記のステップを掲げていました。

  • Facebook, Google に匹敵する世界的なサービスを作り、資本・影響力を手に入れる(ビル・ゲイツ財団のようなイメージ)
  • 世界中の専門家を集め、どう世界を変えるか決める
  • 世界を抜本的に変える

私はミッションばかり考え、How の部分が甘いと考えていた時にこのステップを堂々と話す代表に惹かれジョインを決め、ビジネスの世界でインパクトを与える事をまず第一に考えるようになりました。資本主義というルールの世の中で、自分のミッションを達成するためにはこの方向性が自分の中で最も正しいと考えるようになりました。

キカガクへ

そのチームは 5 ~ 10 名ほどの小さなスタートアップで、私はマーケティングや新規事業の責任者を担当していました。その中で私は常に新たな事業について考え、考えたアイデアが本当に市場で通用するのかに挑戦するといったことを何度も繰り返していました。取り組んだ事業は合計で 5 ~ 6 個になります。ミッション達成を心の原動力に毎日毎日本気で過ごしました。営業、採用、マーケティング、企画、マネジメント、など幅広い内容に取り組みました。 2 年という時間は短く思うかもしれませんが、休み無く毎日全力で濃密に過ごして得た経験は僕を大きく成長させてくれました。このチームで学んだ事、出会った方々は私の働き方の基礎を作ってくれました。

しかし、この経験の中で私は事業を始める時に自分ができる事が大きな制限に感じました。アイデアが会っても自分にできない事は試すことができない。また、本気で戦い続けるにはスキルもしくは資本が必要だと考えました。

そこで私は、新たな知識(AI)を学び、挑戦の幅を広げることを考えキカガクに入社しました。(当時のキカガクはミッションがまだ確立していない段階でした。)

キカガクのミッション ✕ 私のミッション

ここまでで私がどのような経験をし、個人としてのどのようなミッションを持っているかわかって頂けたかと思います。私が挑戦する上で重要視していることをまとめると下記になります。

  • ミッションに繋がること
    • 社会に直結する、「使える」知識やスキルを学ぶ環境を提供する
    • 「思いやり」・「感謝」・「誇り」を持ち、「多様性」を理解する事が世界中でできるようにする
  • ビジネスであること
    • スピード・持続性・影響力の観点からビジネスに関わるということは重要でした

そして、ミッションを達成させるための How の部分は下記になります。

  • 新たな教育の環境・仕組みを作る
  • 教育者をアップデートし、企業の成長・新規事業の創出を加速させる

ここからはなぜ「あるべき教育を追求する」が私のミッションに繋がるか、なぜ前述の How に繋がるのかを記載します。

仕組み化の必要性

現在世の中には様々な勉強を行うことができる環境が存在します。また、道徳に関しても様々な本があり、素晴らしい考えに触れることは簡単です。しかし、世の中で争いは絶えず、苦しみはなくなりません。多くの人が自由に学べ、人生を選択できる環境でも不満はなくなりません。

ただ訴えかけるだけでは、その効果は一時的なものに留まってしまうと私は考えます。
この対策として使える知識を身につけることも、道徳を身につけることも仕組み化し、持続性を持たせる事が必要です。

私個人の考えとして、「あるべき教育を追求する」の中には、教育自体の仕組みを変えることや、改善することが含まれている考えています。私は誰しもが「使える」知識・技術・考えにアクセスでき、その知識を証明でき、利活用できる場所・仕組み・社会を作る事によってこの問題を解決できるのではないかと考えています。

経済活性化、教育者の成長の重要性

資本主義のこの世界では経済的安全性は非常に重要です。どんなに素晴らしい仕事をしていても生活が保証されていなければ我々はやる気を失ってしまうでしょう。仕組みがあったとしても経済が低迷していれば勉強しようなどと考えることも止めてしまうかもしれません。

こういった理由から個人のミッションを達成するためにも私は、企業の成長を加速させる・新規事業を創出することが重要だと考えています。経済が良い循環に入れば、自然と心の余裕ができ、人の事を思いやれるのではないかと思います。

「あるべき教育を追求する」という言葉の中にはもちろん教育者自身をあるべき姿を追求する意味合いも含まれます。教育者自身が「使える」技術やスキル、ビジネス的・道徳的考え方を持った人材を目指します。もし、このような人材を量産できる教育が完成すれば、これらの教育者は教育にとどまらずに経済の成長を加速するために様々な事業に従事することができるようになると考えています。キカガクは資本の投資のみならず、ベンチャー企業などにこのアップデートされた教育者を投資、「人の投資」を行うことで経済の成長の加速を行うことを一つのミッション達成のための How と考えています。

まとめ

言葉は違えど私が目指す場所とキカガクが目指す場所は一致していると思います。今ミッション達成の How としてキカガクが取り組もうとしている下記 2 点も私の考えと一致しています。

  • 新たな教育の環境・仕組みを作る
  • 教育者をアップデートし、企業の成長・新規事業の創出を加速させる

このようにミッション・ビジョンの双方で考えが一致しているため、私はキカガクで挑戦を続けることを選択しています。

しかし、ミッションを達成させる方法はこれだけではなく、まだまだ存在すると考えています。その方法は常に変化し、やってみるまで何が正しいかはわからないです。そのため、これからも継続的に挑戦を続けていきます。

私のミッションである「思いやり」・「感謝」・「誇り」を持ち、「多様性」を理解する事が世界中でできるようにする。の達成方法はまだ具体的にわかりません。しかし、あるべき教育のその先にはこの考えを誰しもが持てる世の中が待っていると信じています。

最後に

私のミッションと行動には紆余曲折がたくさんありました。しかし、どの経験も今の考えに至るために必要なものだったと考えています。そして、この経験から得たミッションが今キカガクで一致していることは奇跡に近いとも考えていますし、ある種の運命だとも思っています。

おそらくこの記事を読んでいる方の中には、自分の経験から得たミッションを持った方、もしくはそういったミッションを模索しているという方がいらっしゃると思います。

どちらにせよ私は行動する事が全てだと思います。考えているだけでは何も人生は変わらないと思います。私の今はこれまでの私の考えたことの中の更に行動に移した事によってできています。

もし、この記事を読んで共感を覚えた方、興味を持った方はぜひ一度話しましょう。
今行動を起こして、一緒に教育の力で本気で世界を変えましょう。

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フィリピン、オーストラリア、ベトナムを超えて今、私が目指す場所
Mamoru Nishizawa
株式会社キカガク / 執行役員
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