「丁寧な説明」が正解とは限らない。自分のタイプを押し付けない「他者視点」
――入社してからの4ヶ月間、具体的にどのような壁にぶつかりましたか?
最大の壁は、自分の「思い込み」で動いてしまい、相手のペースを置き去りにしてしまったことです。私は元々、何かを提案される時は「丁寧に、順を追って説明してほしい」と思うタイプなんです。だから看護師さんに対しても、同じように丁寧に説明することが最善だと思い込んでいました。
――ご自身の価値観が、そのまま相手にとっての正解だと思ってしまっていたのですね。
はい。でも、実際には「説明はいいから、早く求人が見たい」というスピード感を重視する方もいらっしゃいます。代表の池田から「そのプランは、本当に看護師さんのためになっているか?」と問われ、自分のやり方が単なる主観の押し付けだったことに気づきました,。
そこからは、電話越しでも相手の表情やスピード感を細かく観察し、「ここまでで分からないことはないですか?」とこまめに確認するように変えました。自分のタイプを一旦横に置き、徹底的に「相手の視点」に立つ。これがカインドの仕事の真髄であり、今まさに格闘している一番の壁ですね,。
失敗を未然に防ぐ、カインドの「準備と確認」を徹底する文化
――カインドでは、仕事の「精度」を高めるために、事前準備を非常に大切にされていますね。
はい。プランを立てて実行する前に、まずその計画が正しいかを立ち止まって確認することを徹底しています。先輩がこれを「PCDCA(Plan - Check - Do...)」という言葉で教えてくれたのですが、実行(Do)の前にチェック(Check)を入れる、というこの感覚がカインドの文化をよく表しているなと感じます。
――その「事前チェック」の大切さを痛感した、具体的なエピソードはありますか?
以前、病院との紹介手数料に関する確認を怠り、トラブルになりかけたことがありました。契約書があるから大丈夫だろうと自分勝手に思い込んで進めてしまったのですが、実際には病院の担当者が変わっており、認識のズレが生じていたんです。 もし行動する前に、「担当者が変わっているかもしれない」というハードルを予測して確認していれば、防げたミスでした。
――その経験が、今の仕事にどう活かされていますか?
「自分が気づけていないハードルがあるかもしれない」という前提で動くようになりました,。今は、病院へ連絡する前などに「こういうトラブルが起きる可能性はないか」を先輩や上司に相談し、自分にはない視点をもらうようにしています。カインドには、ベテランの先輩方も毎日「予測されるハードル」を可視化して共有する文化があるので、未経験の私も迷わず相談し、事前にリスクを減らすことができています,。
「社会人経験」というプレッシャーを越えて。未経験から等身大で再スタートできる場所
――中途採用で新しい環境に飛び込む際、「社会人経験があるからには、最初から高いパフォーマンスを出さなければ」というプレッシャーはありませんでしたか?
実を言うと、プライドというよりも不安の方がずっと大きかったです。「それなりに社会人を経験してきているんだから、基礎的なスキルは備わっていて当たり前だ」と周りから期待されているのではないか、と勝手に自分を追い込んでいた部分がありました。
――その不安を、どのようにして解消していったのでしょうか。
代表からの言葉が大きかったです。「未経験なんだから、今までの経験は一旦いい意味で『とっぱらって』いい。ここで学べることを素直に吸収しよう」と言ってもらえたんです。その言葉を聞いて、すごく心が楽になりました。「できない自分」を隠す必要はなく、新卒と同じ真っさらな気持ちで挑戦していいんだ、と受け入れられた感覚です。
――「経験がないこと」をネガティブに捉えなくていい、という文化なのですね。
はい。カインドには、たとえ未経験であっても、その人が今できている部分をしっかり見てくれる安心感があります。池田はよく「今壁にぶつかっているのは、コンフォートゾーン(居心地の良い場所)から一歩外に出ようとしている証拠。だから恐れずに進んでほしい」と励ましてくれます。
――最後に、前職とは違う業界への挑戦を迷っている方へメッセージをお願いします。
前職での知識や経験がないことは、決してマイナスではありません。むしろ、これまでのやり方に固執せず、カインドが大切にしている「他者視点」や「論理的な考え方」を素直に吸収できるチャンスだと思っています。 私自身、4ヶ月経った今でも毎日が学びの連続ですが、分からないことを「分からない」と正直に言え、それを歓迎してくれる仲間がいます。本気で成長したい、一生モノのスキルを身につけたいという想いさえあれば、どんなバックグラウンドの人でも全力で支えてくれる環境だと思います。