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ハードワークからのライフシフトを経て、出会った場所。仕事も家族も人生まるごと謳歌する、まだ教科書にない未来の組織をつくる。


キッチハイクのメンバーインタビュー、第19回目は、執行役員/COOの青地広信さんです。

青地さんは2022年7月、キッチハイクに新たな役員として参画しました。証券会社や外資系ヘルスケアメーカー、ベンチャー企業などで幅広いキャリアを積んできた青地さんがなぜ今、キッチハイクに入社することを選んだのか。その決め手は、キッチハイクの価値観である「人生を謳歌する」への共鳴だったといいます。詳しくお話を聞きました。

出会いは保育園留学。ユーザーとして事業内容に惹かれた

— 青地さんとの出会いは、キッチハイクが展開している事業の一つである「保育園留学®︎」でした。ユーザーとして参加してもらったことが、そもそものはじまりでしたね。

ちょうど2021年、娘が2歳半を迎えてから、ときどき父娘2人でワーケーションをするようになったんです。あるとき、ワーケーションで知り合った知人に「青地さんがすごく好きそう」と紹介されたのが、キッチハイクが実施していた「保育園留学®︎」のクラウドファンディングでした。そのページを見た瞬間、「これだ!」と。

— ワーケター(ワーケーションする人)だった青地さんの目に、「保育園留学®️」はどのように映ったのでしょう?

豊かな自然と触れ合える環境はたくさんありますが、地域の保育園、こども園に実際に子どもを預けられる機会はなかなかありません。しかも2-3泊ではなく、1~3週間の滞在ができるのも魅力でした。これはすばらしい仕組みだと思いましたね。

— このプロジェクトのユーザーインタビューをお願いしたときに、山本さん(代表取締役CEO)がその席で直接、青地さんをキッチハイクにお誘いしたと聞いています。

はい。ユーザーインタビューの最後に山本さんが突然、「キッチハイクに来ませんか?」って(笑)。そのときは「ユーザーインタビューでオファー!?」と、とても驚きましたが、どうやら山本さんはあらかじめ僕のプロフィールやSNSでの発信などを見たうえで、声をかけてくれたみたいですね。

その後、オフィスに遊びに行ったり、山本さんをはじめ経営メンバーとも対話を重ねたりしたのですが、前向きで自律的で心配りのある素敵なチームであることに衝撃を受けました。最終的には、事業成長を担うCOOとして、キッチハイクの仲間になることへの迷いはなくなっていました。

合理的・論理的志向の強い外資系企業で鍛えられた16年間

— ここからは青地さんに、キッチハイクと出会うまでのストーリーをおうかがいしたいと思います。まずはこれまで、どのようなキャリアを歩んできたのか教えてください。

僕は今でこそワーケーションなどを積極的に取り入れたり、家族との時間を大切にしたりしながら日々を過ごしていますが、ほんの数年前までは完全に仕事中心の生活を送っていました。

大学卒業後、一度は証券会社に入社してアナリストになったものの、実業の経験が何もないのに企業を評価することが、不器用な自分には難しいと思い2年で退職。その後、外資系のヘルスケアメーカーに入社し、16年ほど勤めました。

経営管理からスタートし、マーケティング、営業戦略、事業企画などの部署を渡り歩いて、最後は東証一部上場企業との事業提携を進めるためのプロジェクトマネジメントに従事していました。

— とてもタフな環境でハードワークをしてきている印象がありますが、青地さん自身は、どのような仕事観を持っていたのでしょうか。

僕は若い頃から自己成長欲求が強いタイプで、誰かの役に立ちたい、結果を出したい、そのために成長したい——という気持ちが常にありました。

だから、というわけではありませんが、資本主義の王道ともいえるような外資系企業の、合理的・論理的な思考や行動が求められる環境下で長年働き、鍛えられたのはとても良い経験だったと思います。

子どもの誕生、育休取得をきっかけに仕事に対する価値観が変化

— バリバリのハードワーカーだった青地さんが、ご家族とのワーケーションをゆるやかに楽しむなど、大きくライフシフトしたきっかけは何だったのでしょうか?

そもそも、資本主義ど真ん中の環境で仕事をしているうちに、「こうしなければならない」「こうあるべき」など、自分が「〜ねばならない」「〜すべき」という思考に縛られて、人生の豊かさから遠ざかってしまっているような感覚を抱くようになったんです。

直接的なライフシフトのきっかけになったのは、2019年に娘が生まれ、会社にとって超重要プロジェクトが稼働している真っ只中に4ヶ月の育休を取得したことでした。

事業部の命運を握っている事業提携のプロジェクトをとるか、家族との時間をとるか。言い換えればキャリアと家族、どちらを優先するのか……当時は本当に悩みました。悩んだ末に、たどり着いた結論は「後悔しない方を選ぶ」こと。その結果、僕は家族の側にいることを選択しました。

自分の人生のため、また自分にとって何より大切な存在のために時間を使う。いちばん近くにいる人たちをまず幸せにすることが、本当の意味で多くの人たちを幸せにする一歩ではないか――娘の誕生をきっかけに、そんな原点に立ち返ることができたと思います。

— その後、退職されてライフシフトしていったのですね。

実は、外資系ヘルスケアメーカーを退職した後、ライフシフトするまでの間に、新しいチャレンジとして別のベンチャー企業で事業成長に従事していました。僕の生活がより「家族との時間優先」になったのは最近のことです。特定の企業に所属することなく、業務量を自分自身でコントロールしながら、業務委託などでいろいろな事業のお手伝いをしていました。

価値観の変遷とオーバーラップした、運命の出会い

— その後キッチハイクにジョインするわけですが、再び組織に所属するということは、何が決め手だったのでしょうか?

仕事においては「何をやるか」も大事ですが、それ以上に「誰とやるか」が重要だと思っています。もともとユーザーとして保育園留学の仕組みに魅力を感じていたこともありますが、なにより、メンバーのみんなと出会って衝撃を受けました。「こんなチームがあるのか!」と。

メンバーと初めて会ったのは、キッチハイクの納会の場でした。キッチハイクの納会では、みんなでごはんを作って食べるのですが、企画も料理も対話もみんな全力。おいしすぎる料理に加えて、事業パートナーにお願いしてこんなケーキまで。「食と暮らし」を楽しむことにまず自分達が本気なんです。

社員でもない僕も全員とお話ししました。そして、共同創業者とともにミッション・ビジョン・バリューに立ち返るFoundersセッションでは、打って変わって全員で真剣に事業に向き合う。

みんな前向きで、顧客を想い、事業パートナーと仲間をとても大切にしながら本気で事業に取り組んでいることがひしひしと伝わってくるんですよね。それでいて「人生を謳歌しよう」というバリューを合言葉に、自分自身がまず楽しんでいる。経営陣をはじめ、心根のよいメンバーと出会い、気持ちよくコミュニケーションを取れたことが何より大きかったです。

こんなチームで事業の成功を目指してみたい。自身の価値観の変遷とオーバーラップしたこの出会いに運命を感じ、一緒に仕事をしたいと率直に思いました。

まだ教科書にない、未来の組織をつくりたい

ーチームに共鳴してジョインされた今、キッチハイクではどのようなことを実現したいですか?

キッチハイクは、成功循環モデルを自然体で体現しようとしている組織です。とは言え、これまで大切に築いてきた独特の雰囲気とカルチャーを維持しながら、事業成長をさらに加速し、それを支えるための組織体制を整備・運用していくのはとてもハードルの高いことです。

仲間やステークホルダーとの関係の質を維持し、メンバー自身が「人生を謳歌し」、そして企業としても成功する。それは教科書にはまだ載っていない答えを、見つけにいくような取り組みです。その実現を目指すことが、自分にとっても、会社にとっても、そしてこれからの社会にとっても大きな価値のあるチャレンジだと感じています。

— これまでのさまざまな経験も活かせそうでしょうか。

僕はこれまで事業の成長のために必要となる組織づくりやチームのマネジメント、プロジェクトマネジメントなどに携わり、失敗もたくさん重ねてきました。そうした経験から得た学びやノウハウを活かし、キッチハイクの事業成長に貢献していきたいと考えています。

子どもたちに豊かな社会を残すため、自分たちも人生を謳歌しよう

— キッチハイクで新たなチャレンジをはじめた青地さんは今、仕事や働き方についてどのような価値観を持っていますか?

娘が生まれてからは特に、子どもたちに豊かな社会を残したいという気持ちが自分の中で強くなりました。でもそのためには、自分自身や一番身近な家族こそ大切にしながら、豊かな人生を歩むことから始まると思っています。

自分や家族をちゃんと大切にしながら、これから子どもたちが生きる社会のため、そして自己成長のためのチャレンジもしていく。それがキッチハイクがバリューとして掲げる「人生を謳歌する」ことにもつながるのではないでしょうか。

— 働き方を大きく変えたり、環境を変えたりするには勇気もいると思います。まさに新たな一歩を踏み出そうとしている人たちに、青地さんが声をかけるとしたらどんなことを伝えますか?

僕の場合、育休取得を決めたときも、ベンチャーへのチャレンジを決めたときも、家族時間を大切にするライフシフトを決めたときも、自分の気持ちに素直に向き合い、「後悔しない選択」を選びました。思い切ったチャレンジの先にこそ、新しい世界が拡がることを改めて実感しています。

僕の場合、しばらくは特定の組織に属さない暮らしをしばらく続ける予定でしたが、キッチハイクという会社、そこに集う素敵なメンバーと出会ってしまいました。こうした出会いのタイミングは、往々にしてコントロールできないものです。

ただ僕は、再び組織に属したことで何かを諦めたわけではありません。「人生を謳歌する」を体現すべく、自分も家族も仕事も大切にする在り方にチャレンジしているところです。

「今ここでチャレンジしなかったら、あとで後悔しないか」と自分の心に問い掛け、人生の選択をしてみるのが大事だと思います。

青地 広信(あおち ひろのぶ)キッチハイク執行役員 / COO大和総研企業調査部を経て、外資系メーカーにて経営管理、マーケティング、営業戦略、事業企画、上場企業との事業提携プロジェクトマネジメントに従事。ベンチャー企業での営業・マーケティングおよび事業統括を経てキッチハイクにジョイン。全体事業統括とコーポレート担当。育休や父娘ワ―ケーションを通じて豊かな暮らしづくりを楽しむ。<趣味>アート書道、父と娘のふたり旅。<好きな食べもの>シャインマスカット、クラフトビール(ビールなら苦味重めなIPA)、レバ刺し<暮らしの変遷>豊島区池袋生まれ。幼少期は5回転校した転勤族。東京・千葉・神奈川・山形・群馬・WA州で暮らす。去年は、京都、阿字ヶ浦、湯沢、下田、壱岐でワ―ケーション。現在は妻と娘と3人で東京暮らし。

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