みなさん、こんにちは。LIDDELL(リデル)採用担当です。
AIを前提に働く会社を見ていると、ひとつ引っかかることはありませんか。
ここに入ったら、自分の仕事はどこまで残るのだろう。人としての力は、これから要らなくなっていくのだろうか。
その問いにいちばん近い場所から、先週、答えのような一言が出ました。
言ったのは、社内でもAIを使い倒している側のメンバーです。
■ 誕生日の三十秒に、その人が選んだ言葉
リデルには、毎週みんなで集まる時間があります。全社の発表と勉強会を兼ねた場で、その冒頭に、今月誕生日を迎える人をお祝いする流れがあります。会社からカードを渡して、本人が一言。長くても三十秒ほどの、ゆるい持ち時間です。
先週その番が回ってきたメンバーは、こう言いました。
「AIをめっちゃ使っているので、人間を忘れないように。たくさん体験をして、価値のある人間になりたいと思います」
一年の抱負なので、本当に何を言ってもいい三十秒です。担当したい仕事でも、取りたい資格でも、達成したい数字でもよかった。そこで出てきたのが「人間を忘れないように」でした。
拍手が起きて、次の議題に移りました。会社としては、それだけの出来事です。ただこの一言は、いまリデルで働く人の現在地を、ずいぶん正確に映していると思いました。
■ AIを使い込むほど、自分の目盛りが気になってくる
AIをたまに使う人は、「便利ですね」で終わります。
毎日使う人は、そこで終われません。
出てきた文章はきれいだけれど、これは自分の考えなのか、それとも世の中の平均値なのか。この企画は面白いのか、面白そうに見えるだけなのか。判断しているのは、いつも自分の側です。そして、その判断の精度をつくっているのは、これまでに見てきたもの、食べたもの、会ってきた人の量だったりします。
AIに任せられる仕事が増えるほど、任せられない部分の輪郭が、はっきりしてきます。
「人間を忘れないように」という言葉は、AIへの警戒ではありません。使い込んだ人だけが気づく、自分側の必要な整備の話だと受け取りました。
■ 体験は、机の前では増えない
やっかいなのは、その整備が机の前では終わらないことです。
食べに行く。会いに行く。少し遠回りする。休みの日にまったく関係のないことをする。どれも生産性の観点では褒められません。けれど、SNSの企画でいちばん効くのは、そういうところで拾った手ざわりだったりします。「なんかいいね」を説明できる人は、だいたいどこかでそれを実際に体験しています。
リデルはもともと、そこを評価に入れている会社です。アポイントの件数だけでなく、クライアントの商品を自分で使ってみたか、その気持ちに寄り添えたか。AIには真似のできない、非効率で回り道な部分を、私たちは仕事の一部として数えています。
誕生日の一言は、それを会社が言ったのではなく、本人の側から出てきた、というところが大きいと思っています。
■ 空けた時間を、何に使うか
とはいえ、体験を増やすには時間が要ります。
リデルでは今年、代表が全社に「四つのD」という考え方を配りました。Drop(やめる)、Delay(後ろに倒す)、Delegate(任せる)、Diminish(小さくする)の四つで、いまの仕事をいったん棚卸しする、という業務設計です。AIで速くなった分をそのまま新しい仕事で埋めてしまわないように、先に空けにいく。そういう順番になっています。
空いた時間を何に使うかは、本人が決めます。学び直しに使う人もいれば、家族との時間に戻す人もいる。「人間を忘れないように、たくさん体験をする」も、その使い道のひとつです。
会社が用意できるのは、せいぜい枠のほうまでです。中身を面白くするのは、やっぱり人の側なので、、、
■ AIの時代に、人を基軸に置くということ
リデルのミッションは「個人の影響力を、人々の未来のために。」です。SNSの黎明期から十年以上、人の言葉が持つ力を仕事にしてきました。
AIが増えても、そこは動かないと思っています。むしろ、誰でも整った文章と映像を出せるようになったからこそ、その人にしか言えない一行の価値が上がる。だから私たちは、AIを誰よりも使いながら、同時に人間の側を厚くしにいきます。
便利になった分だけ、人でいる時間を増やす。
今週のリデルは、誕生日の三十秒から、そんな宣言を受け取りました。
■ こんな人と、一緒に働きたいです
・AIに任せる範囲を自分で決めて、そのぶん人にしかできない側を厚くしたい人
・仕事の外で仕入れた体験を、平気で仕事に持ち込める人
・便利さを歓迎しながら、そこで立ち止まらない人
AIの使い方を覚えにくるより、AIを使って空いた時間の使い道を一緒に考えたい方に、ぜひ来てほしいです。まずはカジュアルに、「話を聞きに行きたい」からお待ちしています。