みなさん、こんにちは。
新しい会社に入る前の日って、何を考えるでしょうか。仕事の内容よりも、席はどこだろう、誰に何を聞けばいいんだろう、お昼はどうするんだろう、、、そんな小さなことのほうが、案外気になるものだと思います。
本日9月1日、リデルに2名が入社しました。そして、その入社日にいちばん早く決まっていた予定が、ランチの席です。
■ 「大人数だねw」から始まった相談
8月の終わりに、社内のチャンネルへ一本の連絡が流れました。9月1日のお昼にウェルカムランチをしたいので、各位ご対応よろしくお願いします、という内容です。
呼びかけてみたら、手を挙げた人が十数人になりました。ここで返ってきたのが、この一言です。
大人数だねw
みんなと話して欲しいので何日かにわけてほしいナ!ありがとー!
一度に集まれば、一回で終わります。店を押さえるのも、日程を合わせるのも、そのほうが確実に早い。それでも返ってきたのは「何日かに分けてほしい」でした。
十数人のテーブルでは、新しく入った人は一言も話さないままデザートが来ることがあります。ただ座って、笑って、名前と顔がぼんやり残るだけの一時間。逆に五、六人なら、目が合って、話が回ってくる。「歓迎しました」という事実ではなく、「話せた」という手応えが残るかどうか。そこを見て、日程が組み直されました。
結果、ランチは9月1日と9月3日の二日に分かれ、参加するメンバーも分かれて並びました。スレッドにはさらに「今回2名いるから全員がランチできるとなると、計4回になるな」という声まで出ていました。効率の話をしている人が、一人もいませんでした。
■ 動いてから、確認する
もうひとつ、この連絡に書き添えられていた一文があります。
また、人数が少し多いため、先んじてお店の予約もしております。
確認を待たずに、席はもう押さえてある。そのうえで、過去のウェルカムランチでも利用した場所なので問題ないと思いますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします、と添える。
止まって聞く順番ではなく、動いてから相談する順番です。しかも「過去のウェルカムランチでも利用した場所」という一文が、この会社では新しい人を迎える日にランチを組むのが毎回のことだと、静かに教えてくれます。誰かの思いつきではなく、すでに手癖になっている段取りでした。
■ 入口は、一本ではありません
今回入社した2名のうち1名は、これまで社外のパートナーとして案件に関わってきた方です。求人に応募して、面接を受けて、入社する。それだけが唯一の道筋ではありませんでした。一緒に仕事をした時間があって、その延長線上に社員という選択肢が出てきた形です。
会社から見れば、その人の仕事の速さも、詰まったときの振る舞いも、もう知っています。本人から見ても、入る前から中の景色が見えています。お互いの誤算が少ない入り方だと思います。
ただ、だからランチが要らない、とはなりませんでした。案件で一緒だった人以外とは、まだ話していないからです。すでに接点がある人と、これから接点ができる人。数えてみると、後者のほうが多い。
■ AIに寄せた分を、どこへ回すか
リデルでは、定型の作業をどんどんAIへ寄せています。資料づくり、リサーチ、日々の巡回チェック。任せられるものは任せて、人が空いた時間を別のところへ回す、というのが私たちの考え方です。
では、どこへ回すのか。
ひとつはクライアントに向き合う時間です。そしてもうひとつが、こういう時間だと思っています。新しく入った人が、初日にちゃんと話し相手を持てる状態をつくること。五、六人のテーブルで、名前ではなく人として覚えてもらうこと。ここはどれだけ効率化しても、人の側に残ります。
「個人の影響力を、人々の未来のために。」私たちのミッションは人起点です。その人起点は、クライアントに向けるときだけ発動するものではないと思っています。社内で新しい人を迎える一時間の設計にも、同じものが出ます。というより、そこに出ないものは、外にも出ません。
■ こんな人と働きたい
・仕組みを整えるのと同じ熱量で、人を迎える段取りを考えられる人
・自分が動いたほうが早いと思ったら、確認を待たずにまず一枚目を用意できる人
・AIに任せるものと人が持つべきものを、自分の言葉で線引きできる人
入社初日のお昼に、誰と何を話すか。そんなところまで含めて、私たちは会社をつくっています。
みなさんが入る日にも、たぶん誰かが席を押さえています。まずはカジュアルに、「話を聞きに行きたい」からどうぞ。