プロフィール
- 熊本県八代市出身。小学校に転入してきた外国籍の友人をきっかけに、海外に対する興味を持つ。地元の中高一貫校を卒業後、日本語教育を学ぶために横浜国立大学教育学部へ進学。サークル活動の一環で訪問したラオスで、「生まれ育った環境による選択肢の格差」を痛感。卒業後は国会議員の秘書として総裁選や選挙区での活動に奔走。第二新卒でLivCoへ転職し、カスタマーサクセスとして、外国人材と企業双方のサポートに取り組んでいる。
私の親友は外国人
小学校時代の同級生
私は、小学校の同級生がわずか5人という、クラス替えもない環境で育ちました。そんな閉ざされたコミュニティに、ある日、中国人の女の子が転入してきました。日本語が全く話せない彼女に対し、同級生や先生、地域の人々は、どう接すればよいか戸惑っているようでした。どこか無意識に、距離を置いているようにも見えました。
そんな彼女との距離を縮めてくれたのは、たまたま同じスクールで習っていたテコンドーでした。言葉は通じなくても、一緒に練習し、共に汗を流す。そんな時間の積み重ねや、毎日の通学、一緒に料理を作るひとときを通じて、私たちは自然と親友になっていきました。
テコンドーで共に汗を流した仲間たち
「国籍や文化が違っても、人は必ず理解し合える」
この原体験が、今の私の軸になっています。
私自身も多様な環境の中で学びたいという気持ちが芽生え、小さな町の小学校から、県内にある公立の中高一貫校へ進学を決めました。毎日、自宅から自転車で片道60分かけて通学。正直、辛いと思う日もありましたが、小学校・中学校・高校と12年間皆勤賞で、勉強や部活に全力で取り組んできました。
高校では、生徒自治会とテニス部、そしてJRC部の3つを掛け持ちしていました。特に日本赤十字社の活動を行うJRC部では、社会問題や国際問題に対して自分たちにできることを探し、主体的に取り組んできました。地元に住む外国籍の方々と交流する機会も多く、日本語発表会や自ら企画した国際交流パーティーにて、この頃から外国人の方々とコミュニケーションを取ることが日常的になっていました。
そんな中、高校2年生の時に熊本地震が発生しました。避難所となった場所で周りを見渡すと高齢者の方や妊婦の方、そして言葉の壁に突き当たっている外国籍の方々など、多くの方が不安の中で立ち往生している姿がありました。
休校を余儀なくされた時期があり、その期間にJRC部でできることを考え、熊本大学の留学生の皆さんと「KEEP」という団体を立ち上げました。必死に活動を続ける中で見えてきた課題はたくさんありましたが、とくに私の心に残ったのは、国籍が違うというだけで生まれてしまう「心の壁」の存在でした。
国際交流会館にて、熊本大学の留学生と意見交換
避難所での光景を目にしたとき、私の頭には小学校で出会ったあの転入生の女の子の姿が重なりました。生まれ育った国が違うというだけで、困りごとが増え、周囲から孤立してしまう人がいる。その現実に、胸が締め付けられる思いでした。
日本で暮らす外国人の方々が心から安心して笑えること。助けが必要なときに、迷わず声を上げられること。そして、誰かとつながれること。そのすべての入り口になるのは、やはり「日本語教育」ではないかと考えるようになりました。もっと実践的に、外国人住民の方々と関わるためにも「日本語教育」を深く学びたい。そう考えた私は、「日本語教育」専攻で有名な横浜国立大学への進学を決意しました。
日本で暮らす人々が、「外国人だから」と線を引かれることなく、誰もが当たり前に過ごせる社会をつくりたい。そんな未来に向かって、私は確かな一歩を踏み出すことができました。
努力や志だけでは越えられない壁
大学時代には、ラオスの教育支援に取り組むサークルに所属。高校の頃、JRC部の活動を通して国際問題や「恵まれない環境に置かれた子どもたち」の現実に触れてきた私は、大学でも「教育×外国人」に関わりたいと考えていました。
先輩方が取り組んできた活動の一環として、私はラオスの小学校を2度訪問しました。
「将来はお医者さんになりたい」
キラキラした目で夢を語ってくれた小学生の女の子。しかし、彼女が住む地域には医療を学ぶための教育機関も、そこへ進むための経済的基盤も整っていません。本人の努力や志だけではどうにもならない高い壁が、そこには厳然と存在していたのです。
この光景を目の当たりにし、私は「誰かの人生の選択肢を広げられる仕事がしたい」と、心から強く思うようになりました。
夢を描くラオスの子どもたち
卒業後は、より広い視点で社会課題と関わるために、国会議員秘書という道を選択。地域住民やさまざまな業界の方々から話を聞く機会があり、現場の生の声に触れる日々でした。
とくに経営層の方々から寄せられる声の多くが「人手不足で困っている」というものでした。
同じ頃、外国人の方々が日本社会の担い手として活躍しているというニュースを目にする機会も増えていきました。人手不足という現場の切実な声と、外国人材が活躍しているというニュース。この二つが自分の中でつながったとき、政策や制度という大きな枠組みよりも、「目の前の一人と向き合いたい」という思いの方が、圧倒的に強いことに気づきました。
学生時代からずっと関わってきた「教育×外国人」の領域に、これからも携わっていきたい。そう思い、転職を決意しました。
転職活動を進める中でLivCoと出会い、「外国人も暮らしやすい社会を創る」というミッションを目にした瞬間、これこそ自分が目指してきたものだと強く共感しました。
ただ、ベンチャーへの転職に迷いがなかったわけではありません。多くの友人が大手企業に進む中、その流れから外れることへの不安もあり、なかなか一歩を踏み出せずにいました。これまでの人生は、周囲の期待に応えることを原動力にがんばってきた面が大きかったように思います。だからこそ、これからは自分がやりたいと思えることに、自分の意志で挑戦する人生に変えたい。そう思うようになりました。
面接を重ねる中で、一人ひとりの人生に本気で向き合い、その暮らしを支えているLivCoメンバーの姿に心を打たれました。LivCoでなら、あの頃思い描いた社会に、一歩ずつ近づいていける。そう確信し、LivCoで働くことを決意しました。
LivCoでの仕事とやりがい
現在はカスタマーサクセスとして、日本で働く外国人材と、受け入れ企業様、双方の成功をサポートしています。
メンバーとのコミュニケーションの様子
外国人材には、住居や銀行口座、携帯電話の手続きといった生活面のサポートから、職場での悩み相談、日本語学習のフォローまで。企業様には、定期面談を通じて課題を早期に発見し、受け入れ体制の改善提案や指導方法のアドバイスを行っています。
目指しているのは、本人にも企業様にも「LivCoに任せてよかった」と思っていただくことです。
定期面談や三者面談、企業との打ち合わせは、LivCoの外国人スタッフとも連携しながら進めています。
▼ある一日の流れ
09:00 出勤
10:00 メールなど返信
11:00 外国人人材の入国に向けた事前準備
12:00 ランチ休憩
13:00 外出(移動)
14:00 外国人就労者・企業との面談
15:00 帰社(移動)
16:00 面談のお礼と準備
17:00 外国人・企業との三者面談
18:00 終礼
外国人就労者との定期面談の様子
外国人材の支援に加え、受け入れ先の企業様と向き合い、対話を重ねることも欠かせない役割です。紹介した外国人材について、企業様から「本当に助かっています」「現場の中心として活躍してくれています」「店長候補です」という声をいただくことも多いです。現場で真剣に頑張ってきた姿が、こうした言葉で報われる瞬間に、何度も立ち会ってきました。
私の実家のある熊本県八代市でも9名のインドネシア人が介護施設で働いています。先日の令和8年熊本地震で大きな被害を受け、地震発生から2ヶ月経った今でも断水が続いている地域です。
外国人の方々にとっては初めて経験する震度7の地震。
当日のうちに安否確認はしていたものの、10年前に発生した熊本地震で留学生から聞いた話を思い出し、地震の2、3日後に彼らの寮に駆けつけました。
町は崩壊、断水に加えて、近所のスーパーも閉店。近くのコンビニにも地震の影響で物品が届いていない状況でした。寮にはお米2キロ余りと冷蔵庫にケチャップ2本があるだけ。これでは生活に困ってしまうと実家にあったお米やカップ麺、汗拭きシートなどを持って行きました。
彼らの安心したあの時の表情は忘れられません。
私もずっと彼らの側にいられるわけではないので、炊き出しなどの情報収集のやり方を教え、熊本から離れました。
学生時代に熊本地震で感じたことが、まさかこんな形で今の仕事とつながるとは思っていませんでした。誰かの役に立てた実感と、大好きな地元にも貢献できているという感覚。
この仕事を選んでよかったと、心から思えた出来事でした。
また、一緒に働くスタッフと、外国人就労者が活躍する飲食店へ食事に行ったり、企業様から直接お礼のお電話をいただいたり、LivCoが紹介した人材が活躍する姿を、日常のいろいろな場面で見聞きできることも、今の私の大きなモチベーションになっています。
地元・熊本で活躍するインドネシア出身の3人
LivCoで成し遂げたいこと
小学校で出会った、日本語が話せなかった転入生の女の子。熊本地震の避難所で立ち尽くしていた外国籍の方々。ラオスで出会った、努力だけでは越えられない環境の壁。
私がずっと向き合ってきたのは、「国籍が違うというだけで生まれてしまう壁」でした。LivCoに入社したのも、その壁を制度や政策としてではなく、目の前の一人ひとりとの関わりの中で越えていきたいと思ったからです。
現在、インドネシア・ミャンマー・ベトナムを中心に、韓国・バングラデシュなど多様な国籍の方々を支援しています。
定期面談や三者面談を重ねる中で見えてきた、うまくいった支援もそうでなかった支援も、自分の中に知識として蓄積し、「この業種・この規模なら、こういう受け入れ体制が定着につながる」とお客様の成功につながる提案ができるようになりたいと思っています。
外国人材の方々には、それぞれ日本に来た理由や、叶えたい夢があります。その夢を持つ人たちに、力を発揮できる場所、環境、選択肢を届けること。それが私の役割だと思っています。
未来のLivCoメンバーに向けて
LivCoには「外国人も暮らしやすい社会を創る」というミッションに本気で向き合う仲間がそろっています。
入社してまず驚いたのは、日常的に声を掛け合い、お互いの状況を気にかける文化が深く根付いていることでした。困ったときも一人で問題を抱え込むことなく、周囲と協力しながら仕事を進められる環境があります。
また、有志による言語講座や勉強会など、学び続けたい人をバックアップする体制も充実しています。「外国人との共生」という大きな目標に向かって、自らを高める志さえあれば、いくらでも挑戦できる場所です。
あなたの挑戦を、LivCoのメンバー全員が全力で歓迎します。私たちと一緒に、新しい共生社会をつくっていきませんか?
株式会社LivCoでは一緒に働く仲間を募集しています!
現在様々なポジションで共にチャレンジしてくれる仲間を募集しています!少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ、採用情報をご覧ください!
株式会社LivCoの会社情報 - Wantedly
LivCoは『外国人も暮らしやすい社会を創る』をミッションに、東京/インドネシア拠点で外国人領域に挑むスタートアップです。HR業界最後のブルーオーシャンと呼ばれる外国人材市場(年間30%成長・1兆円超)において、人材紹介を皮切りに教育・不動産・生活支援へと事業を拡張。25万人超の在日東南アジア人フォロワーと蓄積された来日就労希望者データにAI・テクノロジーを掛け合わせ、「外国人版リクルート」として複数領域で新規事業を連続的に立ち上げる外国人特化のインフラ企業です。
日高屋、松屋、ベネッセ、すかいらーくなど累計500社以上に1,000人超の紹介実績。タイミー小川氏や(株)クイックなど上場企業からの出資を受け累計3.4億円を調達、売上前年比350%成長で上場準備フェーズに突入しています。
日本では急速な人手不足を背景に在日外国人労働者がこの10年で260%増加する一方、職場からの失踪者は年間1万人超。途上国側では貧困や紛争により若者の成長機会が乏しい状況が続いています。LivCoは東南アジアでの事業経験を持つ経営陣を中心に、単なる人材紹介ではなく「来日前教育→就職→生活支援→キャリア形成」まで一気通貫で設計。AIなどのテクノロジーの力でマッチング精度の向上や業務のDXも推進。業界平均離職率26%に対し約12%という定着率で、日本と途上国双方の課題を雇用の力で同時に解決しています。
HP:https://livco.inc/

株式会社LivCo(旧株式会社ASEAN HOUSE) 【グローバルHRプラットフォーム事業 / インドネシア人材育成事業】
LivCoで働く魅力
【社会課題をビジネスの力で解決し、途上国の未来を創る】
弊社の事業で1人の東南アジア人の就職が実現されれば年収は20倍以上、平均5人以上の故郷の家族の生活水準が向上し「妹が高校に行けるようになった」と泣いて喜んで頂けます。もちろん日本の現場の人手不足も解決される。右から左に外国人を流すだけの従来の「人材紹介」とは異なり、受入企業の要件に合わせたオーダーメイド育成で実現する「人材育成」モデルで、社会課題の解決と事業スケールを同時に実現する仕事です。
【年間30%成長の巨大市場 × データ・AI × 上場前フェーズ】
外国人材市場は1兆円超のHR業界最後のブルーオーシャン。制度開始直後に参入しシェアを確保した弊社は、業界構造そのものを変革できるポジションにあります。AI・テクノロジーを活用した次世代プラットフォームを構築中。少数精鋭で経営陣との距離が近く圧倒的な裁量を持て、ストックオプション付与の可能性もあり、会社の成長が自身のキャリアとリターンに直結するフェーズです。
【国境を越えて働くグローバル環境】
東京とインドネシアの2拠点体制、社員の40%が東南アジア出身。社内では外国語が飛び交い、日常的に異文化の中で働く環境です。インドネシアでは400人規模の日本語学校を直営しており、現地出張や海外事業に携わる機会があります。
※出身企業:リクルート、サイバーエージェント、JICA、デロイトトーマツ、Speee、ラクスルなど
※出身大学:東京大学、大阪大学、早稲田大学、中央大学、明治学院大学など
❒ 参考リンク
・メディア取材記事(NewsPicks):https://newspicks.com/news/17103968/body/
・弊社運営インドネシア日本語学校の様子(動画):https://www.youtube.com/watch?v=nbGdiwed9Ng
・新卒入社メンバーのインドネシア事業立ち上げ奮闘記(note記事):https://note.com/livco/n/nc1d93007e5cd
・社内の様子(YouTube取材):https://www.youtube.com/watch?v=scSpLChOMSo
・LivCoの事業の未来についてーデータ×AIで創る“移民版リクルート“の全貌ー(note記事):https://note.com/livco/n/n0fd408a39205
・フジテレビ取材動画:https://drive.google.com/file/d/1TJk2B0tt9PwWgf3tZUg7l6kxjLqkoai0/view?usp=sharing