対人支援の仕事をしている方の中には、「もっと利用者さん一人ひとりと向き合いたい」「支援計画をつくるだけでなく、現場全体の支援の質を高めたい」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
メンタルヘルスラボでは、サービス管理責任者を、単なる計画作成の担当者ではなく、利用者さん・支援員・事業所全体をつなぐ“支援のコーディネーター”のような存在だと考えています。
ITスキル支援やデータ活用を取り入れながら、利用者さんの就職後定着率97%を支える現場。その中で、サービス管理責任者はどのような役割を担い、どんな支援を大切にしているのでしょうか。
今回は、公務員として障害者関連施設での勤務を経験した後、メンタルヘルスラボにジョインした佐志さんにインタビュー。これまでの経験をどう活かし、メンラボのサービス管理責任者として何を大切にしているのかを聞きました。
目次
①これまでの現場経験の中で、「本当に必要な支援」とは何だと感じてきましたか?
②数ある福祉事業所の中で、メンタルヘルスラボに惹かれたポイントは何でしたか?
③実際に入社してみて、良い意味で驚いたことや、前職との違いはありますか?
④メンタルヘルスラボのサービス管理責任者は、日々どんな役割を担っていますか?
⑤そのスピード感の中で、ご自身に求められることは何だと思いますか?
⑥メンタルヘルスラボに向いているのは、どんな人だと思いますか?
⑦最後に、経験を活かしながら次の環境に挑戦したいサービス管理責任者の方へメッセージをお願いします。
①これまでの現場経験の中で、「本当に必要な支援」とは何だと感じてきましたか?
どの現場でも言えることですが、とても大切なのは「利用者さんのできることに目を向けること」だと感じています。
私は現在の就労移行支援事業所で働く前、公務員として公立の身体障がい者施設や知的障がい者施設で勤務していました。分野は違いますが、「計画を作成し、モニタリングし、PDCAを回す」という基本的な流れは、どの現場でも大きく変わりません。
もちろん、計画作成や請求事務、実績入力などの事務作業もあります。ただ、それらもすべて、利用者さんの支援につながる大切な仕事です。
特に私が大事にしているのは、「その方に何ができるのか」「どんな強みがあるのか」を見つけながら計画を立てることです。
就労移行支援には、うつや不安障害など、さまざまな障害特性をお持ちの方が通われています。症状や背景は一人ひとり違いますが、つらい状況のなかでも前を向いて通所されている姿を見ると、こちらのほうが励まされることも多くあります。
自立を目指すことはもちろん大切です。ただ私は、それ以上に、利用者さんの「いいところ探し」をしている感覚が強いです。強みや良いところを見つけてお伝えすると、初対面でもとても喜んでくださいますし、安心して通っていただけるきっかけにもなります。
その人の強みを一緒に見つけていく時間は、私自身にとってもとても楽しい時間です。
②数ある福祉事業所の中で、メンタルヘルスラボに惹かれたポイントは何でしたか?
もともと「もう一度、福祉の仕事に挑戦してみたい」という気持ちはありました。
ただ、メンタルヘルスラボに強く惹かれた一番の理由は
「これから会社として大きく成長していくフェーズに、自分も関われること」でした。
入社前に「ベンチャー企業です」と聞いたときは、正直、最初はあまり具体的なイメージが湧いていませんでした。公務員として福祉の現場に関わってきた自分にとって、民間企業で働くこと自体が初めてでしたし、ベンチャーという言葉にも少し距離を感じていました。
しかし、面接の中で話を聞くうちに、印象が変わっていきました。
これから人材を集め、事業所を広げ、会社としてさらに発展していこうとしている。完成された組織に入るというより、これから大きくなっていく組織の中で、自分の経験を活かしながら一緒につくっていける。
そこに、これまでの福祉現場とは違う面白さを感じました。
もちろん、初めての民間企業という不安はありました。ただ、それ以上に、「ここなら自分の経験を活かしながら、新しい環境で挑戦できそうだ」というワクワク感が大きかったです。
福祉の仕事は、利用者さんと向き合うことが中心です。一方で、良い支援を続けていくためには、事業として成り立たせる視点や、組織として成長していく力も必要です。メンタルヘルスラボには、その両方を大切にしながら前に進んでいる勢いを感じました。
面接のスピード感が一番よかったことも印象に残っています。意思決定が早く、会社全体が前向きに動いている雰囲気がありました。見学時に支援員の方と話したときも、すぐになじめそうな空気感があり、安心できました。
決まった形の中で働くだけではなく、変化のある環境の中で自分の力を試してみたい。これまでの経験を活かしながら、成長していく会社の一員として、自分も一緒に挑戦したい。
そう思えたことが、メンタルヘルスラボを選んだ一番の理由です。
③実際に入社してみて、良い意味で驚いたことや、前職との違いはありますか?
実際に入社してまず驚いたのは、会社の成長スピードの速さです。
短期間のうちに新しい職員が増え、事業所も次々と立ち上がっていく。その変化の速さは、公務員時代にはなかなか経験できなかったものでした。
ただ、そのスピードは単に「勢いがある」というだけではありません。福祉を事業として続け、発展させていくために、会社全体がビジネス的な視点も持ちながら動いているからこそ生まれているものだと感じています。
支援の質を大切にしながらも、組織としてどう成長していくかを考え「常に考えながら」トライしているのが、メンタルヘルスラボです!
④メンタルヘルスラボのサービス管理責任者は、日々どんな役割を担っていますか?
メンタルヘルスラボのサービス管理責任者は、利用者さんだけを見る仕事ではないと感じています。
利用者さんの状況を把握し、個別支援計画を整えること。支援員と連携し、日々の関わり方をすり合わせること。事業所全体の雰囲気や支援の方向性を見ながら、必要な調整を行うこと。
利用者さんと一対一で向き合うだけではなく、支援員や事業所全体を含めて、支援環境を整えていく役割があると思います。
利用者さんにとって安心できる環境をつくるためには、支援員同士の連携も欠かせません。誰か一人の経験や勘だけに頼るのではなく、チームで情報を共有し、同じ方向を向いて支援することが大切です。
⑤そのスピード感の中で、ご自身に求められることは何だと思いますか?
「現場での支援力に加えて、変化に対応していく力」だと思います。
制度改正もありますし、会社自体も成長スピードが速いので、昨日までのやり方にこだわりすぎず、必要に応じて学び直し、周囲と連携しながら形にしていくことが大切です。
また、福祉の仕事ではありますが、事業として続けていく視点も欠かせません。良い支援を続けるためには、組織として成り立たせることも必要です。
メンタルヘルスラボには、ITスキル支援やデータ活用など、従来の福祉現場とは違う要素もあります。利用者さんの状態や支援の進捗を感覚だけで捉えるのではなく、情報を整理し、チームで共有しながら支援につなげていくことも大切だと感じています。
利用者さんのために何ができるかを考えながら、同時に事業所全体をどう良くしていくかにも目を向ける。それが求められているのかなと思います。
⑥メンタルヘルスラボに向いているのは、どんな人だと思いますか?
これまでの経験を大切にしながらも、新しい環境に柔軟になじんでいける人だと思います。
就労移行支援には、事業所ごとの特徴があります。利用者さんの特性や、支援の進め方、現場の雰囲気もそれぞれ違います。だからこそ、まずはその事業所をよく知り、周囲と同じ目線で関わっていく姿勢が大切です。
もちろん、これまでの経験は大きな強みになります。ただ、「自分はこうしてきた」というやり方だけにこだわりすぎるのではなく、現場の支援員や利用者さんと対話しながら、一緒により良い支援をつくっていける方が向いていると思います。
仕事をしていれば、誰でもストレスを感じることはあります。だからこそ、それをオープンに話せる雰囲気を自分からつくること。失敗したときに人のせいにせず、次にどう活かすかを考えられること。相手の目線に合わせて話せること。日々の挨拶や声かけを大切にできること。
そうした積み重ねが、事業所全体の雰囲気をつくっていきます。
⑦最後に、経験を活かしながら次の環境に挑戦したいサービス管理責任者の方へメッセージをお願いします。
福祉の現場で経験を積んできた方ほど、「もっとこうしたい」「本当はこういう支援が必要なのではないか」と感じる場面があるかもしれません。
メンタルヘルスラボには、その経験を活かしながら、利用者さんだけでなく、支援員や事業所全体にも関わっていける環境があります。
サービス管理責任者は、支援計画をつくるだけの仕事ではありません。人と人の間に立ち、支援をつなぎ、チームでより良い環境をつくっていく仕事です。
私はサービス管理責任者として、利用者さんだけでなく、支援員や事業所全体を見ながら支援を整えていく「コーディネーター」のような存在になりたいと思っています。
人と人の間に立ち、周囲と協力しながら、利用者さんにとって安心できる支援環境をつくっていきたい。そんな方と仕事ができたら嬉しいですね。