今回は、メディア工房できゃらでん+に携わる高橋さんにお話を伺いました。
これまでのキャリアから現在の仕事、そしてこれからの展望まで、率直に語っていただきました。
ーーよろしくお願いします。まずはこれまでのご経歴から教えてください
一番最初は18歳から歌舞伎町でホストをやっていました。その後、化粧品会社に転職して、エステサロン向けの商材営業や新規事業の立ち上げを経験しています。
化粧品会社では、営業リスト作成からテレアポ、営業トークの設計まで、すべて自分で作りながら進めていました。
最初は何も整っていない状態だったので、試行錯誤しながらですが、月10件ほどの契約を継続的に獲得できるようになっていったんです。その時にはホスト自体の経験も役に立ちましたよ。
立ち上げフェーズだったこともあり、自由度は高くてやりがいもあったのですが、「自分がこの環境でずっと働き続けられるか」を考えた時に、家族のことや自分自身のキャリアを考え、転職活動を始めました。
ーー異色のキャリアですが、そこからなぜメディア工房へ?
転職活動の中で偶然見つけたのがきっかけです。「占いの会社」というものは、第一印象ではピンと来なかったのですが、自分のこれまでの経験を振り返ると、「人の気持ちに寄り添う仕事」をずっとしてきたなと気づきました。
ホスト時代も営業時代も「相手の感情や状況を理解する」ことに力を入れて仕事をしてきたので、その経験が活かせる環境だと感じたんです。
今は、「きゃらでん+」というサービスの運営をしており、キャストの採用と育成を担当しています。毎月100件近くの応募対応や面接を行いながら、採用後のデビュー準備や、その後のフォローまで一貫して関わっています。
様々なキャラクターがお客様と通話したりボイスメッセージを送るというサービスなのですが、ボイスメッセージの送り方や通話の仕方など「どうすればお客様に選ばれるか」という部分はキャラクター(キャスト)にも様々な研修をしています。
キャストの方それぞれに個性があるので、その人に合ったやり方を一緒に考えていくようなイメージです。
また、オンラインでの勉強会を実施したり、個別で相談に乗ったりと、継続的に成長できる環境づくりにも力を入れています。役割としては、採用担当というよりも「キャラクターの育成担当」に近いと思います。
ーー仕事をしていて難しいなと感じるのは、どの部分でしょう?
大きな部分として「キャストの方にどうやってモチベーションを高めてもらうか」は難しいポイントだと感じています。
ちょっとしたルールはあるものの、「実際にサービス内でどのように行動してもらうか」はキャスト個人に委ねられる部分も多いです。「ただお客様を待つ」だけではなく「どう動けば結果につながるか」を、私からキャストのみなさんに伝え続ける必要があります。
そのために、勉強会や日々のコミュニケーションを通じて意識づけを行ったり、成功事例を共有したりしています。この半年間は特に、キャストの質を上げることに注力してきました。
採用の段階から基準を引き上げて、丁寧なフォローを続けることで、サービス全体の質を底上げしていくことを意識していますね。
ーー逆に、楽しい・やりがいを感じる瞬間は、どんな時でしょうか
「自分のアドバイスによって変化が生まれたとき」はやりがいを感じますね。
「教えてもらった通りにやってみたらお客様とつながるようになりました」と言っていただけたり、「話を聞いて自分も気持ちが楽になりました」といった声をいただけると、この仕事をやっていてよかったと感じます。
きゃらでん+には、話したいこと・悩みを相談しにくるお客様も多いですが、キャストの方もそれぞれ悩みを抱えながら働いています。そうした部分に寄り添いながら、一緒に成長していける点もこの仕事の魅力だと思っています。
あるとき、「つらいときにこのサービスで救われた」というレビューを見たことがありました。そのときに初めて「これは単なる娯楽ではなく、人を支える役割も持っているサービスなんだ」と実感できたんです。
孤独を感じている方にとって、誰かと話せる場があること自体に大きな価値があると思います。きゃらでん+は大きな社会的意義のあるサービスだと感じていますし、その価値をもっと広めていきたいと思っています。
ーー今後の目標、やっていきたいことを教えてください
きゃらでん+というサービスを、より多くの人に知ってもらいたいです。まだ認知が十分とは言えないので、そこを広げていくことが大きな目標です。
さらに将来的には、海外展開の可能性もあると考えています。日本のアニメ文化は海外でも人気がありますし、AIの同時翻訳などの技術が進めば、言語の壁も越えられるようになると思っています。
「日本のキャラクターと海外のお客様が会話できるような世界」が実現できたらすごいですよね。
そんなサービスを作るために、もっともっと専門性も高めて「安心して任せられる」と言ってくれるような存在になりたいです。