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キャンペーンの企画を成功させるには?n2pデザイナーに極意を聞きました

こんにちは。n2pインターンの大島です。

これから数回にわたり、n2pのキャンペーンサイトの制作過程について社員にインタビューをおこなっていきます。初回はn2pのデザイナー兼プランナーの藤城さんに、キャンペーンの企画についていろいろな角度からたっぷり伺いました。

今回のインタビュイー:藤城彩花
株式会社noname produce/デザイナー、プランナー
新卒で小売業界にて販促企画を経験した後、デザイナーを志す。 2019年からn2pにてデザイナー・キャンペーン企画・SNS運用などを担当。 映画と本、たまに漫画。根っからの甘党。最近はキャンプ動画を見るのが好き

キャンペーンの企画を成功させるには?

キャンペーンの企画をする上で大事なこと

Q1 まず、企画するにあたって一番初めにやっていることは?

クライアントや代理店の方、メーカーの方がどういう課題を持っているのかn2pに話をいただいた理由はどういうところにあるのかをとにかくしっかり聞くようにしています。


Q2 企画をするにあたり、大事にしていることがあればいくつか教えてください

最初にどういう課題を持っているのか、そういうはじまりの部分をちゃんと深掘りして聞くようにするというのが一番大事にしていることです。

あとは、そのあと企画の話が進んでいった時は、クライアントからオリエンで商品についての話や「こういうサービスを世の中に広めたいのでキャンペーンやりたいです」とかそういう話をちゃんともらうのですが、そのあとに実際それってどういう商品なの?とかじゃあ競合としてはどういうものがあるの?とか、世の中の人にどういう受け止め方されてるの?とかそういう細かい部分、オリエンを受けた以外の部分をしっかり調べるというのは大事にしてますね。改めて自分の身にするということは大事にしています。

それと、実際にキャンペーンとして世に出たときに受け取る人は消費者なので、その人たちがどういう受け取り方をするんだろうみたいなところはすごく気にするようにしています。


―なるほど、受け取る側の気持ちを考えるために具体的にやっていることはありますか?

有名なサービスや友人が知っているようなものだとサービスについてどういうふうに思ってるかを聞いてみたりします。

また、ターゲット層が30歳女性という風に決まっていたとしたら、一見その商品やサービスに関係のなさそうなことであっても、その人たちがどういうことに興味を持ってるかなども調査に含めて調べてみたりすることが多いです。


Q3 クライアントの課題をどのように解決しますか?

課題としては具体的に決まってることも多いですが、一方でこれまでやってきたキャンペーンの面白さが足りなくなってきたから今までとは変わった方向のものをやりたいとか、(SNSの運用を担当することも多いのですが)なんとなくフォロワー数は少しずつ伸びてるけれど、より良いアカウントにするためにはどうすればいいかとか、そういうふわっとした課題をもらうことも多いです。

そういうふわっとした課題の時はやはり最初にどういうところに具体的な課題感があるかを深ぼってみます。深ぼってもクライアントの側に答えがなかったりすることもあると思うので、そうすると社内で持ち帰って調査してみてっていうような感じになりますかね。

調査して煮詰めてみることが大事です。


アイデアの生み出し方

Q4 どうしたらうまく「企画」を考えられるようになりますか?

難しいですね(笑)

世の中の流れやキャンペーンに関係ない流行もそうですし、Twitterを見てたらこういう広告が最近多いなとかもそうですし、やはり日頃からためておくというのは大事だと思いますね。

関係のない要素と、もらった話の要素を組み合わせたら面白いアイデアが生まれたとかもあったりするので、キャンペーンの提案をするためにキャンペーンのことだけを調べたらいいかというとそうでもないと思います。意外と自分の趣味のことだったり、視野を広めに生活してると面白い情報が集まりやすくて、それがインプットになって最終的に外に出す時にこれまでなかったものが出せるのだと思います。


Q5実践しているアイデアの発想法は?

とにかく思いついたものを全部書き出してみることです。

くだらないものが思い浮かんでも、これはちょっと…とか、笑われそう…と思ってもやめずに書いてみます。n2pだとmiroというネット上のホワイトボードみたいなものを使ってブレストすることが多いのですが、いろいろな人が集まってブレストした時でも恥ずかしがらずに思いついたことを全部書くというのを大事にしています。


―藤城さんは手書き派ですか?

手書き派なんですよね。頭の働きが違くなるような気がしていて。

「言葉にできないんだけど、こういうことなんだよな」ということを図解してみたり、さっきのここで書いたやつとこっちの話が繋がるじゃん、みたいなものがあればそれを直感的に線で繋げたりするのができるので、手書きの方が好きです。


Q6おすすめの「企画」の本を教えてください

髙崎卓馬さんの「表現の技術」です。
CMプランナーをされてた方の本で、どういうふうに企画や自分が生み出す作品のアイデアを考えるかということが書かれています。

印象に残ってるのが、好きな映画をプロットとして改めて分解して全部書き出して、自分がこの映画を好きな理由を詳しく分析する、そうすると話の流れみたいなものが型として出来上がってくるというもので、それを真似するとパクリではなく、自分の好きな要素を残したまま別のものに昇華することができるという話です。

それは普段からの蓄積みたいな話とも繋がるのかもしれないのですが、自分が好きなものの好きな理由や、覚えておきたい要素みたいなものを分解して見つけ出してみたりすることで、他のものに置き換えられるというのは真似できると思います。イラストも交えてあってわかりやすく、面白い本です。


デザイナーとしての仕事

Q7デザイナーだからこそもっている、企画に役立つ視点を教えてください

企画を考える上でも最終的に落とし込むのは提案書やプレゼンの資料なので、いかにアイデアが面白かったり、絶対受けるぞみたいなキャンペーンが思いついたりしてもクライアントが共感してくれないと何も始まりません。なので、企画書に落とし込む時にいかに情報を整理してわかりやすくするか、情報整理みたいな視点はデザイナーとしての知識が役立っていると思います。

例えばこういうキャンペーンサイトを作ったらどうだろうみたいなアイデアがあったとして、それを最終的なデザインのクオリティまでいかないにしても、パソコン上でサイト見たらこういう感じになりますというのを具体的にグラフィックとして作って入れてみるなど、受取手が想像しやすい資料にするというところはデザイナーとしてのやり方が役立っています。

プランナーとしては世の中のキャンペーンや企画をウォッチすることが好きなので、そこの知識や、「こないだああいうキャンペーン見かけたな」ということを自分の中にためておいて、いざ話が来た時にその要素を取り入れるなど、アイデア出しとしての力を発揮できているかなというのは思います。


Q8 目を引くキャンペーンサイトの特徴は?

コンセプトを端々に感じるものだと好きなサイトだなと思います。動きが面白いとかそういうものももちろん目を引くサイトではあると思いますが、それだけではなく、サイトの最終目的がこれだから、この辺にイラスト置いているんだなとか、こういう動きつけているんだなとか全体の一体感があるようなサイトだと見ていて作り手のワクワク感みたいなのも伝わって面白いサイトだと思いますね。


―藤城さんはn2pの採用サイトを制作されましたが、どういうコンセプトがあるのですか?

採用のブランディングとか、採用サイトを作るだけではなく、もう少し上流の部分からn2pでお任せくださいということ、n2pはSNSに強いという部分を伝えたいというのが最初にあったお題です。
そこで、吹き出しの形をキーのモチーフに使っていくことで採用側と応募する側の人たちの会話を生み出すための関わりをn2pがサポートするということや、snsでのやり取りに強いということを伝えようと思いました。

あとは、サイトに訪れてくれるターゲットを考えた時に、ある程度全部お任せしたいというより、課題感をきちんと持っていて、悩んできたけど答えがわからないから話を聞きたいというような人たちと一緒に仕事できたらいいなというところがありました。

なので、理知的で、整っていて、ある程度洗練されているという印象になるように、全体のトーンとして大事にしていました。全体的にモノトーンな雰囲気になるようにとか、ワンポイントのオレンジをなるべく前面に出さずに工夫したり、文字もスタイリッシュな雰囲気にしたり、全体のコンセプトを伝えるために大事にしたところです。


採用サイト制作|株式会社NONAME Produce
エンゲージメント 御社の強みや応募者の人物像まで深掘りし、採用コンセプトに沿ったSNSの運用計画を立案・実行いたします。 コミュニケーション設計 応募者のペルソナ作成 SNS運用計画 ファンコミュニケーション SNSのフォロワーと密にコミュニケーションをとることでファンを醸成し、応募者の増加につなげます。 サイト制作 SNSの流入先として、一貫した採用コンセプトや全体設計を反映したデザイン制作、コンテンツ作成、実装までお任せいただけます。
https://n2p.co.jp/recruitsite/


n2pについて

Q9他社と比べて、n2pのここだけは負けないという点

自社でシステムを持っている、また新たに作ることができるというのは強いと思っています。話が来た時にそのシステムを必ず入れ込むかというとそれは課題次第ではありますが、これまでキャンペーンやプロモーションに特化した会社としてやってきたので、こういう課題に対してはこういう提案をすると課題解決につながりやすいという型が一個あるというのは強みだと思います。

これまで実際に作ってきた事例もいくつもあるし、それに加えて業界のことを色々見たりだとか、キャンペーンのことが好きなメンバーも集まっているので、世の中の流れを取り入れながら別の視点からのアイデアも出せるみたいな風土は出来上がっているのかなと思います。


―n2pはどんな人が集まっているのですか?

とにかく自分自身の意見を持ってる人が多いですかね。あとは、自走式の人が多い。自分で考えて新しいことをやったり、面白いんじゃないかと思ったらすぐに他の人に提案したり、その提案を流されずにどんどんやって!というような風土なので、自分で考えて動ける人にとってはすごく嬉しい環境なんじゃないかなと思います。

まとめ

いかがでしたか?今回はn2pでデザイナー/プランナーをしている藤城彩花さんにお話を伺いました。

n2pのキャンペーン企画について、少しでもお伝えできていたら幸いです。


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