ニューステクノロジー社員の入社後の挑戦や成長をテーマにした本シリーズ。#2は広報業務全般を担当する林優里にインタビュー。元客室乗務員という異色の経歴を持つ彼女。入社当時は、社内に広報経験者がいない状況で「広報」とは会社にとってどんな存在であるべきか、手探りだったという。そんな彼女の転職理由や仕事との向き合い方を通して、ニューステクノロジーの魅力に迫っていく。
インタビュー最後には、5つのポイント【柔軟性/決断力/挑戦心/コミュニケーション能力/企画力】について、入社前後で比較した自身の成長“GROWTH”をグラフにて紹介。
広報PR担当 林 優里プロフィール
新卒で大手航空会社に入社。客室乗務員として、国内線・国際線に搭乗するさまざまな利用者を相手に接客を経験。その後、2019年4月よりニューステクノロジーに入社。企業広報や事業広報、採用広報など広報業務全般を幅広く担当している。
インタビュー全体概要
- Section1. 会社と一緒に成長して、新しい道を切り開く
- Section2. 広報としての役割を模索した1年間
- Section3. プレッシャーの中でやり遂げたローンチイベント
- Section4. 相手に寄り添うコミュニケーションの形
- Section5. 戦略的PRで会社とサービスの価値を上げる
- Section6. サービスを一から育て、多くの人に知ってもらう喜び
- Section7. 入社前後のポテンシャルレーダーチャート
会社と一緒に成長して、新しい道を切り開く
ー客室乗務員から広報へ転職を考えたきっかけは何ですか?
客室乗務員は、高校生の頃から憧れの職業でした。海外に興味があったこともあり、いろいろな国に行って、たくさんの人や文化と出会いたいと思っていたんです。
自分と違う考えや価値観に触れることで、社会で生きていくための「人間力」を高めたいという目的もありました。
一方、就活中に企業の説明会に参加する中で、広報という仕事にも興味を抱くようになりました。自社の魅力を上手に人に伝えられるって素敵だなって。会社やサービスを魅力的に感じてもらえるように、伝え方や切り口を工夫する。そんな、自分で新しい道を切り開いていくような経験をしてみたいと思いました。
客室乗務員と広報。2つの職業を比較したときに「私は人と接する仕事が好きなんだ!」と気付きました。どちらかを選ぶのではなく、どちらもチャレンジしようと。まずは、客室乗務員としてコミュニケーション能力を磨き、広報で活かす。学生の頃から、今のキャリアを自然と描いていました。
ニューステクノロジーに入社を決めたのは、新しい事業の立ち上げに積極的にチャレンジしていたから。また、学生時代に描いていたキャリアや目標を実現できるかもしれないと、可能性を感じました。
転職を考えていた当時、大手航空会社という組織の中で、自分の意見が反映されにくくもどかしい思いをしていました。「こうした方がより良くなるのでは?」という改善策やアイディアは、大きな会社ではなかなか実行されません。
組織が大きくなっていくプロセスに携わる中で、自分の価値を発揮したり、会社と一緒に成長していきたいと思い入社を決意しました。
広報としての役割を模索した1年間
ー入社当時は社内に広報経験者がいない状況だったと伺いました。広報未経験でどのように仕事を覚えていったのですか?
最初は、PRの知見がある社長の三浦から仕事を教えてもらっていました。未経験の私でも「まずはやってみて!」といろいろ仕事を任せてもらえたのは嬉しかったですね。
とはいえ、広報経験者がいないので、基本的なプレスリリースの作成からメディアへの配信という作業だけでも、どう進めたらいいのか分からない。やってみたことが正しいのかどうか、自分の中に判断基準がないので戸惑うことが多かったです。
でも私以外だれもいないからやるしかない。とにかく必死でした。社内の人に積極的に意見を聞いてみたり、自分で調べてみたり。この時期を経たからこそ、正解がない中でも、自分で考えトライして形にするというマインドが身についたと思います。
広報の仕事がなんとかこなせるようになってきた頃、社長の三浦と打ち合わせをする機会がありました。広報の役割や存在意義について議論していたのですが、その時の私は、質問されたことに全く回答できなかったんです。
振り返ってみると、あの時は与えられたタスクをただこなしているだけの状態だったと思います。私は、広報という仕事を「点」でしか見ることができていなかった。自分がやるべき仕事の背景や意味をわかっていなかったんですよね。それを目の当たりにした時、本当に悔しくて、泣きました(笑)
この経験から、会社の魅力をもっと広めるためには自分から動かなくてはいけないと思い、広報向けの社外講座を受講してみたり、他社の広報の方と繋がりをつくって考え方を学んだり、自分なりに努力しました。今は「点」と「点」を繋ぎ「線」で仕事をすることで、先を見据えて主体的に動けるようになったと思います。
広報は、自社の情報を社内外に広く深く伝えていくため、だれよりも会社を熟知していなければならない存在です。そうでなければ間違った情報を発信しかねません。
ニューステクノロジーは、社長との距離が近いので、社長の考えや発言を熱量が保たれたまま受け取れる。それをどう社内外に発信するかを考え形にすることに、やりがいを感じています。
誰かに教えられたことをただやってみるのではなく、分からない中でも自分なりに試行錯誤してきたからこそ、広報は会社にとってどんな存在であるべきか、自分の中に少しずつ落とし込むことができたのかもしれません。
プレッシャーの中でやり遂げたローンチイベント
ー今までの広報の仕事の中で、印象に残っていることは何ですか?
新規事業である国内初の車窓モビリティサイネージサービス「Canvas」のローンチ発表会が一番印象に残っています。2021年3月に実施したのですが、会社としても自分自身としても、メディアの方を集めて大々的に取材してもらう経験が今まで一度もなくて。
自分のこれまでのメディアリレーションが試されると思い、プレッシャーを感じながらの挑戦でした。
準備や進行など全体の調整役を担っていたのですが、社員や関係者と円滑にコミュニケーションをとるにはどうしたらよいか、どのように全体を統括していけばよいか、初めての経験ですごく苦労しました。
結果、目標を上回る数のメディアを集めることができて自信がつきましたね。広報として大切な、メディアとの向き合い方やメディア側の視点を学べた貴重な経験でした。
また、「Canvas」の発表会をテレビを含めていろいろなメディアで取り上げてもらったことにより、企業や代理店から多くの問い合わせをいただきました。そのことから、半期ごとの社内イベントで社長賞を受賞することもできて。自分の頑張りが評価されて本当に嬉しかったです。
相手に寄り添うコミュニケーションの形
ー広報として活躍する中で、前職の経験が活かせていると感じることはありますか?
サービス業で培ったコミュニケーション能力は、大いに活かせていると感じています。
初めてお会いする外部の方と円滑にコミュニケーションをとって信頼を獲得していく。これができないと広報として成り立たないと思っているので、老若男女さまざまな方と接してきた前職の経験をフルに活かしています。
社内でもミスコミュニケーションが起きないように、相手への伝え方を工夫していますね。
具体的には、事業部の特性にあわせてコミュニケーションの仕方を変えています。
ニューステクノロジーには、大きく分けて3つの事業部があるのですが、各部署に営業職やクリエイティブ職などいろいろな人が集まっていて、どの事業部も特性が違うんです。
テキストで伝えるか直接会話をするかなどの連絡方法から、カジュアルに話した方がいいか、淡々と話した方がいいのかなどの話し方まで、相手が理解しやすい形でコミュケーションをとれるように常に意識しています。
広報の業務では、プレスリリースを作成するための情報提供の依頼や採用広報への協力など、社内のメンバーとやりとりする場面がとても多いので、相手が理解しやすく伝えるのは円滑に仕事を進めるために非常に重要なポイントだと思っています。
サービスする内容はどのお客様も同じでも、有意義な時間を過ごしてもらえるように方法や温度感を変える。客室乗務員の経験から培ったこのスキルは自分の強みであり、広報という仕事においても活かせていることに喜びを感じていますね。
戦略的PRで会社とサービスの価値を上げる
ー今後、ニューステクノロジーでチャレンジしたいと思っていることはありますか?
PR企画をどんどん考えて実行し、会社やサービスの価値をさらに高めたいです。
じつは今、週に1回会社やサービスのPR企画を立案する時間を自分で設けていて。
最近、PR経験のある先輩が入社したので、考えた企画をプレゼンしてみるというアウトプットの場も設けてもらっています。
広報の仕事では、会社や自社のサービスを単にメディアに取り上げてもらうだけでなく、もっと世の中に広めていくために、会社のビジョンを伝えていくブランディング視点でのPR戦略が必要だと思っています。
これまでの日々で、メディアプロモートやプレスリリースの作成など、メディア周りの業務や考え方は学ぶことができました。次のステップとして視野を広く持って会社全体を考慮した動きができるように、広報業務を極めていきたいです。
サービスを一から育て、多くの人に知ってもらう喜び
ーニューステクノロジーで働く一番の魅力は何ですか?
いろいろな事業がすごいスピードで次々と生まれていくことです。その分、各事業をしっかりと理解してPRしなければいけないので、広報としては魅力であり難しさを感じる部分でもあります。
サービスを一から育てる過程はなかなか経験できるものではないので、自分の行動一つでサービスが爆発的に広まるかもしれないという、可能性がある環境にもわくわくしますね。
「ベクトル」というPR業界のリーディングカンパニーが親会社ということもあり、社長の三浦が広報の重要性を理解していることも魅力の一つです。会社が10名規模の頃から広報という役割を任せてくれたことに関して、素直に感謝しています。
PRのノウハウを吸収し自分ですぐに実行する。それが、サービスの問い合わせや受注につながる。成果が目に見えて分かるのは、会社へ貢献できていることを実感できますし、やりがいを感じます。今後も試行錯誤しながら、PRで会社やサービスの価値を向上していきたいです。
ー最後に好きなバリューを教えてください。
私の好きなバリューは『ゴキゲンなエンターテイナーに』です。
会社における行動指針というよりか、私にとっては人生におけるテーマかもしれません(笑)
ニューステクノロジーで広報の仕事をしてきて、広報がどういう存在であるべきか向き合ってきました。会社・サービスの魅力や情報をより多くの人に知ってもらうためには、やはりコミュニケーションスキルが大切。
広報としての役割を果たすためにも、自分も相手も気持ち良くコミュニケーションがとれるように、常にコンディションを整えて仕事をしていきたいです。
入社前後のポテンシャルレーダーチャート
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