こんにちは。
Orange Moon株式会社 代表の増山です。
私たちは、AIを活用したマニュアル自動作成・共有サービス「ManualForce」を開発・提供しています。
今日は、20代で転職を考えている方に向けて、少しだけ仕事の話を書きたいと思います。
今の会社に大きな不満があるわけではない。
人間関係も悪くない。
仕事もそれなりにできるようになった。
でも、ふと、
「自分の仕事って、結局会社の何につながっているんだろう」
と思うことはないでしょうか。
私は、20代のうちに一度くらい、
自分がやったことが、会社の売上につながっていく感覚
を持ってみてもいいと思っています。
それは、単に営業数字を追うという話ではありません。
むしろ、
顧客がいて、
仕事があって、
売上が生まれて、
会社が動いていく。
その一連の流れを、自分の仕事とつなげて理解するという話です。
会社が大きくなるほど、自分の仕事と売上の距離は遠くなることがある
これは、大きな会社が悪いという話ではありません。
むしろ、会社が大きくなれば分業が進むのは当然だと思います。
マーケティングがリードを獲得する。
インサイドセールスが商談を作る。
フィールドセールスが提案する。
カスタマーサクセスが導入後を支援する。
企画部門が戦略を考える。
プロダクトチームが開発する。
それぞれに専門性があって、役割が整理されています。
一方で、20代でその中の一部分だけを担当していると、
自分の仕事が、その後どうなったのか。
会社の数字にどう影響したのか。
お客様が最終的に何を評価したのか。
見えづらくなることもあります。
もちろん、自分のKPIはある。
目標もある。
評価指標もある。
でも、
自分の仕事と会社の売上が、頭の中で一本につながっているか
というと、意外と難しいことがあります。
小さい会社では、売上ができるまでが全部見える
Orange Moonは、まだ小さな会社です。
だから、良くも悪くも仕事の境界線がそこまで遠くありません。
たとえば展示会。
展示会に出る。
ブースでお客様と話す。
名刺をいただく。
その後連絡する。
商談になる。
課題を聞く。
ManualForceを提案する。
トライアルしていただく。
社内検討が進む。
契約になる。
そして売上になる。
一つひとつを見ると、特別なことではありません。
でも、最初から最後まで見ていると、
「会社の売上って、こうやってできているんだ」
という感覚がかなり具体的になります。
展示会で自分が話した方が、数週間後に商談になっている。
自分がフォローしたお客様から返信が来る。
提案内容を変えたら、お客様の反応が変わる。
その案件が受注になって、会社の数字に乗る。
このつながりが見えると、仕事の見え方はかなり変わります。
「この作業をやってください」から、「なぜやるのか」に変わる
自分の仕事と売上のつながりが見えるようになると、
目の前の仕事に対する考え方も変わります。
たとえば、
「このお客様に電話してください」
と言われたとします。
売上とのつながりが見えていなければ、
電話をかけること自体が仕事になります。
何件かけたか。
予定された件数をこなしたか。
それで終わってしまう。
でも、会社全体の流れが見えてくると、
なぜこのお客様に連絡するのか。
どういう課題を持っていそうなのか。
なぜ今連絡するのか。
何を聞けたら次に進むのか。
商談にならなかったとしたら、どこに原因があったのか。
まで考えるようになります。
同じ「電話をかける」という仕事でも、
仕事の意味がまったく違って見えます。
これは、営業だけではありません。
資料を作る。
メールを書く。
展示会に出る。
顧客情報を整理する。
社内で数字を集計する。
どんな仕事でも、
この仕事は最終的に何につながっているのか
が見えると、作業ではなくなっていきます。
売上を見ると、お客様を見るようになる
私は、若いうちに売上との距離が近い仕事を経験する価値は、
「数字に強くなれること」
だけではないと思っています。
むしろ、
お客様を見るようになること
の方が大きいと思っています。
会社の売上は、お客様が価値を感じて、お金を払ってくれた結果です。
つまり、
なぜ買っていただけたのか。
なぜ買っていただけなかったのか。
なぜ継続していただけたのか。
なぜ迷われたのか。
を考えることは、
そのまま顧客理解につながります。
ManualForceでも、
「この機能があります」
と説明すれば売れるわけではありません。
お客様がどんな業務をしていて、
何に困っていて、
今はどう解決していて、
なぜそれでは足りなくて、
ManualForceを使うと何が変わるのか。
そこまで理解できなければ、なかなか選んでいただけません。
売上を追うというと、少し冷たく聞こえるかもしれません。
でも実際には、
売上に向き合うことは、
お客様が何に価値を感じているのかに向き合うこと
でもあります。
自分の工夫で数字が変わると、仕事は少し面白くなる
個人的には、ここも20代のうちに経験してほしいと思っています。
自分が何かを変える。
その結果、数字が少し変わる。
たとえば、
展示会での話し方を変える。
電話で最初に聞く質問を変える。
商談資料の順番を変える。
フォローアップの内容を変える。
狙う企業の条件を変える。
すると、
商談につながる割合が変わる。
お客様の反応が変わる。
受注につながる。
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
変えたけど数字が悪くなることもあります。
むしろ、その方が多いかもしれません。
でも、
考える。
試す。
結果を見る。
また変える。
その繰り返しをしていると、
仕事が、
「与えられたものをこなすもの」
から、
「自分で少しずつ良くしていくもの」
に変わっていきます。
この感覚は、結構面白いです。
会社の数字が、急に他人事ではなくなる
小さい会社では、一つの受注の重みも大きくなります。
今月あといくら必要なのか。
商談が何件必要なのか。
どの案件が進んでいるのか。
どこで詰まっているのか。
そうした数字が、日々の仕事とかなり近いところにあります。
すると、
「会社の売上」
というものが、経営者だけが見る数字ではなくなります。
自分たちがやった仕事の積み重ねとして見えるようになります。
今月数字が良かった。
なぜだろう。
展示会からの商談が増えた。
提案方法を変えた。
大きな案件が決まった。
逆に、数字が足りない。
商談数が少ない。
その前のアプローチ数が少なかった。
では来月どうするのか。
こういう話を日常的にしていると、
会社の経営というものが、少しずつ理解できるようになります。
別に経営者を目指していなくても、
この視点を持っている人は強いと思います。
「営業職だから売上を見る」という話でもない
ここは、結構大事です。
今回の話は、
営業職だから売上を意識しましょう
という話ではありません。
プロダクトを作る人も。
マーケティングをする人も。
採用をする人も。
カスタマーサクセスをする人も。
会社で働いている以上、最終的にはどこかで事業につながっています。
たとえば、プロダクトの改善。
新しい機能を作った。
お客様が使いやすくなった。
解約が減った。
紹介が増えた。
商談でも説明しやすくなった。
これも売上につながっています。
採用も同じです。
良い人を採用する。
その人が成果を出す。
会社がより多くのお客様に価値を届けられるようになる。
それも、事業につながっています。
だから、
「自分は営業ではないから売上は関係ない」
ではなく、
自分の仕事がどう事業につながっているのかを考えられること
が大事なのだと思います。
20代で一度経験すると、その後の仕事の見え方が変わると思う
私は、
ずっと小さい会社で働いた方がいい
と思っているわけではありません。
大企業にも、小さな会社にも、それぞれ違う良さがあります。
大きな会社だからこそ学べることもたくさんあります。
専門性を深められる。
大きなプロジェクトに関われる。
整った仕組みの中で仕事を学べる。
優秀な人がたくさんいる。
それもすごく価値があります。
ただ、
20代のどこかで一度、
自分の仕事と顧客と会社の売上が、かなり近い環境で働いてみる。
これは、一つの良い経験だと思っています。
一度そのつながりが見えるようになると、
その後どんな会社に行っても、
「この仕事は何につながっているんだろう」
と考える癖がつきます。
自分の担当範囲だけでなく、
前後の工程を見るようになります。
会社全体を見るようになります。
それは、長いキャリアで考えたときに、かなり役に立つと思います。
転職してくる人に、完成されたスキルだけを求めているわけではない
Orange Moonでは、中途採用だからといって、
完成された人だけを求めているわけではありません。
20代であれば、まだ経験していないことがたくさんあって当然です。
営業経験はあるけれど、SaaSは初めて。
法人営業はやってきたけれど、事業の数字までは見たことがない。
インサイドセールスは経験したけれど、その後の商談や受注まで見えていなかった。
それでもいいと思っています。
これまでの経験を土台にしながら、
今までより少し広い範囲を見る。
顧客を見る。
数字を見る。
営業の前後を見る。
プロダクトとのつながりを見る。
会社全体を見る。
そうやって、少しずつ仕事の解像度を上げていってほしいです。
小さい会社なので、もちろん楽なことばかりではない
売上との距離が近いということは、
自分の仕事の結果も見えやすいということです。
うまくいったことも見えます。
でも、
うまくいかなかったことも、かなり見えます。
商談が作れなかった。
提案が刺さらなかった。
自分が考えた施策が結果につながらなかった。
数字が足りない。
そういうこともあります。
大きな組織の中に隠れることは、あまりできません。
これは人によっては、しんどい環境だと思います。
でも私は、
結果が見えるからこそ、改善もしやすい
とも思っています。
うまくいかなかった。
では何を変えるか。
次はどうするか。
一緒に考える。
またやる。
その繰り返しです。
成果だけを求めて、できなかったら終わりという会社にはしたくありません。
でも、
自分の仕事がどういう結果になったのかから、目をそらさない。
そこは大事にしたいと思っています。
「売上を作ったことがある」は、結構強い経験になる
20代のうちに、
「会社から与えられた仕事をやっていました」
だけではなく、
「自分がこの施策をやって、こういう結果が出ました」
「このお客様を担当して、受注まで進めました」
「この数字を改善しました」
「この仕組みを作りました」
と話せる経験がある。
これは、かなり強いと思います。
会社の名前ではなく、
自分が何をしたのかを話せる。
私は、20代のキャリアでは、この積み重ねがすごく大事だと思っています。
Orange Moonで働くことが、その一つの経験になればいいと思っています。
最後に
20代で一度くらい、
“自分の仕事が売上につながる感覚”
を持ってもいいと思います。
売上だけを見て働いてほしい、という意味ではありません。
むしろ逆です。
売上まで見えることで、
お客様が見える。
自分の仕事の意味が見える。
会社がどう動いているのかが見える。
そして、
自分の工夫で会社の結果が少し変わることもわかる。
その経験は、仕事をかなり面白くしてくれると思っています。
今の会社が嫌いなわけではない。
でも、
もっと顧客に近いところで働いてみたい。
自分の仕事が何につながっているのか知りたい。
一つの役割だけではなく、事業全体を見てみたい。
自分の仕事で数字を動かす経験をしてみたい。
そんなことを少しでも考えている20代の方がいたら、
Orange Moonのような小さな会社で働くという選択肢も、面白いかもしれません。
ぜひ一度、お話しできたらと思っています。