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スタッフインタビューvol.83「やるしかない!」

2019年8月入社のかずちぇる(武田和将)。大阪にオープンしたアドベンチャー&クライミング「PANZAてんしばイーナ」の立ち上げスタッフのひとりです。オープン直前の11月に、入社してからの3ヶ月間のかずちぇるの思いと葛藤をききました。

テーマパークの面白さ

アルバイトも含めて、ずっと接客の仕事をしています。

テーマパークで働いたきっかけは、中学生のときにディズニーシーで吹奏楽部の演奏をしたことでした。演出する側として大事にすることについて研修を受けたあとに演奏をしました。そのときに人に夢を与えるのは楽しいなと思ったんです。

そのあと、演奏したおまけにパーク内で遊ぶ機会をもらえました。演奏を提供するのも楽しかったし、テーマパークで友達と遊ぶのはこんなに楽しいんだと思った体験でした。その後、テーマパークの楽しさをもっといろいろな人に知ってほしいと思うようになりました。

でもテーマパークに連れて行ってもらえない子もいます。どうやったらいろいろな人にこの楽しさを伝えられるだろうかと思ったときに、学校だったら全ての子どもが行かなければならない場所だから、学校でその楽しさを提供できたら、いろいろな子どもたちに楽しさを伝えられると思って、大学生のときは教員になろうと思っていました。

できない子じゃない

教員の道は選びませんでしたが、僕はいつか子どもたちが心から楽しいと思える居場所を作りたいと思っています。そのためにまずは基礎を固めたいと思いました。自分で考えて運営できるようになるために学びたいと思っています。

PAJを選んだ理由は2つあります。

1つ目は、最大限にお互いを尊重するという、PAの「フルバリュー」という考えがすごく好きという点です。スポーツ一家に育って、子どもの頃から運動をしていたのですが、僕はうまくできませんでした。それがすごく嫌で、そこから逃げるように音楽の道を進みました。

自分はできない子なのかなと思っている中、中学生のときに吹奏楽部のマーチングで全国大会に行き、全国で金賞を取りました。自分にもできることがあるということを客観的に認められた気がして嬉しかったです。

みんなはできているのに、自分にはできないと思ってしまうことが多く、劣等感が強いんですけど、自分にもできることがあるという経験でした。

フルバリューは、得意な子も不得意な子もいるけれど、誰にも輝ける部分があるからそれを引き立てるためのものだと思います。

2つ目は、PANZAはゼロからの立ち上げなので、運営をする視野が広がるだろうと思った点です。しかし実際にやってみると、葛藤の連続でした…。前職のときも立ち上げスタッフでしたが、それとは違うしんどさがありました。何にも決まっていない分、僕が何もしなければ、何もしないまま過ぎていってしまいます。だからこそ何もしないわけにはいきません。

自分で仕事を見つけなければならないというのも葛藤でした。自分で見つけた仕事も、それが優先順位が高いのか低いのかも自分で決められなくて、いまやっていることが正しいのか間違っているのかもよくわからないまま走ってしまいました。

支えられて進む

働く中で、いろいろな人に支えてもらっています。みんなもオープン前でいっぱいいっぱいなのに、広い視野を持って助けてくれます。僕はすぐ視野が狭くなってしまうのですが、僕もみんなを助けたいです。でも助けられるほど、みんなのことを見ることができていないし、自分自身のことで精一杯です。まずは自分のことをきちんとやらなくてはと必死にもがいています。

いまは感謝の心を支えにしています。しんどくなっても、みんなが助けてくれている優しさを胸に立ち上がっています。

みんなが輝ける場所に

アドベンチャーパークは誰もが輝ける場所だと思っています。どんな子もパーク内ではヒーローにしたいです。怖がっている子がいたら、「一歩だけでも踏み出してみよう、大丈夫だよ」と声をかけたいし、「こんなん楽勝!」と言っている子がいたら「さすが!」と勇敢さを褒めてあげたいです。

徒競走や縄跳びは得意不得意が数字で出ます。アドベンチャーパークには記録や成績がないので、苦手な人でも同じように楽しめるし、達成感を味わえます。

僕は運動が苦手だったけれど、アドベンチャーパークは好きでした。あからさまな優劣がないからこそ、自分との戦いだからこそ、全員がヒーローになれます。

個性が生きるチームに

フルタイムの4人は、性格がバラバラなんです。血液型もみんな違くて(笑)。面白いぐらい個性がバラバラです。だからこそ、周りをよく見ていて、困っている人がいたらすぐ必要な手助けをしてくれる人や、先を見越してきっちりこなす人、冷静に周りを見ている人など、思考がさまざまで、チームとしてとてもいい感じです。

そんな中、自分の取り柄は何だろうと考えています…。先を見越して動けていないし、バタバタしているので、悩んじゃいます。僕の良さはまだ見つけられていないです…。だからここで自分の価値を知るために、とにかくがむしゃらにやるしかないですね。やってみせます!

(20191106)

(東京オフィス付近で)

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