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【研究職】「みんなが学べる環境を作りたい」創立メンバーが描く東京ラボの未来とは?

今回は、東京ラボで責任者をされている坂爪 洋(さかづめ ひろし)さんをご紹介します。坂爪さんは、プリメディカの前身であるNKメディコが創立されたタイミングで入社されました。「東京ラボって何をしている場所なの?」と気になる方も多いはず。今回は東京ラボで行われている業務や、プリメディカの研究開発部としての未来について、伺いました。

–坂爪さんがプリメディカへ入社されたきっかけを教えて下さい。

私はもともと前職で予防医療関連のサービスを提供する会社で勤務していました。アンチエンジングの商材をメインとして営業活動を行っていましたが、当時は「予防医療」がまだまだ普及していない時代だったため、なかなか業績が上手くいかず、売上に伸び悩んでいました。そこで出資先を探していたところ、2010年に創立したばかりのプリメディカ(旧NKメディコ)と出会いました。最終的にはプリメディカへ吸収される形で、こちらの会社へジョインしたという経緯となります。

–創立したばかりのプリメディカ(旧NKメディコ)はどのような会社だったのですか?

当時は、親会社から事務担当の方が1名、営業部門に2名しかいない、本当に数人で事業を展開していました。私が入社した際に他の商材も提案していこうということで、今のメイン商材であるLOX-index®検査を事業化するために動き出したタイミングでもありました。

上市に向けた経営計画等の書類、資料準備を経て、2012年8月にLOX-index®検査をリリースすることができました。あの頃は、営業方針も変わり、管理体制も日々変化していったので必要な書類や資料も全て一から作成する作業に追われてました。事業も一気に加速したので常にバタバタしていましたね。

–その当時、坂爪さんは何をされていたのですか?

本当に何でも屋です。営業もしつつ、現在の事業企画部のような営業資料/販促資料の作成もやっていました。それだけでなく、本当に初期はLOX-index®の報告書作成や管理なども最初はエクセルで対応していたので、今よりかなり大変でした。

最初は外部に委託していたものが多かったのですが、少しずつ社内で対応できるよう体制が整い、私は徐々に裏方業務に携わることが増えていきましたね。

2014年頃には高円寺に東京ラボができて、検査業務側をみることが多くなってきました。東京ラボで検体の測定や試薬の調整などもやることになり、測定方法や検査結果の評価に関することや、ラボの体制づくりなどにも携わるようになりました。その後、もともといた責任者の方から引き継いで、2015年頃に東京ラボの責任者として任命されました。

-当時の社内の様子はいかがでしたか?

2013年頃から新卒採用を始めることになり、社内が少しずつ活気づいてきましたね。現在執行役員の池田さんも学生時代からインターンで来てくれていました。当時から報告書の作成を手伝ってくれたり、雑用もこなしてくれたりと、本当に素直でいい子でした。

また転職して活躍するメンバーも増えてきました。現在、受託管理グループ部長の諏訪さんや営業部部長の中本さんたちはこのタイミングで入社してくれて、かなりしっかりとした組織として出来上がってきましたね。

今はコロナ禍でなかなか実施ができないですが、当時は社内イベントも活発に行われていて、BBQやスノボー、登山など休日も社員メンバーで遊ぶことが多かったです。

-東京ラボは実際にどんなことをやっている場所なのでしょうか?

主に検査の測定を実施している場所です。お客様から送られてきた検体について、東京ラボで特殊な測定処理を行い、検査結果を出すのがメインです。白衣を着て、作業をしている風景を想像してもらえればと思います。採血や尿などの検体を取り扱うので、厚生労働省から許可が下りないと事業ができません。

また大学や研究機関における臨床研究にも積極的に支援を行っています。昨年12月に上市した腸内フローラ検査サービス「Flora Scan®(フローラスキャン)」は、京都府立医科大学、摂南大学、プリメディカの三者共同研究成果を事業化したサービスになります。

-プリメディカの東京ラボでの業務を行う面白みはどのあたりになるのでしょうか?

やはり予防医療の領域で、1から10まで幅広く携わることができることは非常に面白いと思います。平均寿命と健康寿命の差を少しでも縮めるために、国も力を入れ始めていますし、企業側も従業員の健康を重視する時代になってきました。東京ラボではそういった予防医療の領域で測定方法の立ち上げ、大学や研究機関との共同研究にまで携わることができるので、とても貴重な経験を積めると思います。

-坂爪さんが業務に携わっていて、特に面白い!と思った瞬間はありますか?

検査サービスを展開していく上で、やはり開発や測定上の問題が発生する場合があります。原因や解決方法を、色々と仮説を立てて丁寧に検証していくのですが、その仮説がばっちり合致していた時はとても嬉しいですね。

新しくサービスを上市するには、いろんな障壁がありますが、ひとつずつ乗り越えて、無事に世の中に新しい予防医療のサービスがリリースされる瞬間は何ものにも代えがたいです。

-毎日お忙しく業務をこなされていると思いますが、最近は、どんなことでストレス発散しているのでしょうか?

コロナ前はよく外出していましたが、今ではすっかりインドアになってしまいました。。最近はメダカを飼い始めて育てています。また何かを作る細かい作業が好きで、革細工やアクリル板加工等にはまっている時期もありました。

-プライベートでも細かい作業をすることで、ストレス発散されているんですね。メダカも癒されますね!それでは、今後の坂爪さんの目標を教えてください!

後輩が学べる環境をもっと作っていきたいと考えています。今まで自分がプリメディカで培ってきた知識や経験を周りにもっと伝える機会を増やしていき、プリメディカ社員ひとりひとりが研究・検査業界、検査自体にもっと積極的に触れてもらえるような仕組みを作っていきたいです。

営業部にとっても東京ラボの仕組みや検体の扱い方を学ぶことは、とてもプラスになると思っています。うちの営業は少し特殊なスタイルです。業界的にはルート営業が中心のなかで単なる御用聞きにはならず、売り方や販促施策など、踏み込んだ提案をする必要があるので、営業力はものすごく身につくと思います。それに加えて、検体の取り扱いや、学術的な知識をもって、話がしっかりとできるようになればもっとレベルアップすると考えています。

あと、東京ラボの組織体制もしっかり整えていきたいですね。みんな本当にプロフェッショナルな人たちばかりで、自分の仕事にも人一倍責任感をもってやってくれています。そのため、業務が属人化しているところもあり、明文化して教える仕組みがまだ構築できていません。このあたりをもっと強化していきたいと考えています。

-最後に、坂爪さんはどんな方と一緒に働きたいと思っていますか?

おちゃらけた人がいいですね(笑)ここで言う、「おちゃらけた人」というのは、多角的に物事を見ることができる人、いろんな視野を持っている人という意味です。もちろんひとつのことに集中することも大切ですが、そこに固執せず柔軟な発想ができる方と働きたいです。なので、自分で考えて行動できる、おちゃらけた人だと、仕事をする上でもとても楽しそうな気がします。

ありがとうございました!

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