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「デザイン起点で、ビジネスとユーザー双方に価値を提供する」RENOSYのデザイン全てを担うProduct Designチームの仕事

(この記事は GA.MAGからの転載です)

BtoCサービス、BtoBサービス、そして社内基幹システムを含めると、自社で開発しているプロダクトが30を超えるGAグループ。そんな数あるプロダクトの企画・マーケティングを一手に担っているのが、Product Planning Division(以下、PPD)です。

そんなPPD特集の第6弾となる今回は、GAグループが提供するプロダクトのUI/UXデザインや、広告のクリエイティブ制作を担うProduct DesignチームのMissionや役割をお届けします。

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清水 馨一
桑沢デザイン研究所卒業後、Web制作会社に入社。コーポレート、ブランド、キャンペーンサイトなど多種多様な業界のWebデザイン制作に携わる。2017年にGAテクノロジーズに入社。RENOSYの立ち上げから参画し、現在はProduct Designチームのマネージャーを務める。
三竹 萌子
新卒でUI/UXコンサルティング会社に入社。クライアントのアプリ事業の立ち上げやリニューアルプロジェクトにUI/UXデザイナーとして従事する。2018年にGAテクノロジーズにジョインし、オーナー向けアプリ「OWNR by RENOSY」のリニューアルや、投資事業のサイト及びオウンドメディア「RENOSYマガジン」のグロースなどを担当。
山下 佳祐
新卒でCM制作会社に入社。大手メーカーのCM制作をPMとして進行。その後カナダ留学を経て、現地のWEB制作会社に就職。帰国後は事業会社にてデザインチームマネージャーを務め、2019年にGAテクノロジーズ入社。現在はRENOSY Living事業のプロダクトデザインおよびグロースを担当。

ビジネスとユーザー、双方に価値あるデザインを

― Product DesignチームのMissionや役割を教えてください。

清水:Product Designチームは、「デザイン起点で、ビジネスとユーザー双方に価値あるUI・広告ツールを提供する」というミッションのもと、RENOSY(※1)のデザイン全般を担当しているチームです。

私たちが担当しているデザイン業務は、プロダクトデザインと広告のクリエイティブ制作に分かれます。

プロダクトデザインに関してはサービスサイトからモバイルアプリまで、RENOSYに関わる全プロダクトのデザインをProduct Designチームが担っています。また、それらのプロダクトのプロモーションを行う際に必要なバナーや、ランディングページといったクリエイティブの制作も私たちの仕事です。

私たちが所属するPPDという部門は、職種問わず全員がプロダクトの企画から継続的な改善までを担う、というスタンスを取っています。そのため、私たちデザイナーも企画や設計といった上流工程から参加し、デザイナー視点から企画提案などを行うこともあります。

(※1)GAテクノロジーズグループが運営する不動産テック総合ブランド。https://www.renosy.com/

― 皆さんと同じ部署にはフロントエンドの開発を担当するFront-end Developmentチームと、デザインの改善施策をリードするGrowth Designチームがいます。その2つのチームとは、どのように連携を取っているのでしょうか?

清水:Front-end Developmentはフロントエンドエンジニアで構成されているチームで、主にデザインの実装を担当しています。プロダクトや施策の企画が固まったら、私たちがワイヤーフレームやプロトタイプに落とし込み、最終的にデザインが完成した段階で彼らに実装を進めてもらう、という形で連携を取っています。

Growth Designは今年6月に新設されたチームなのですが、主にリリースしたプロダクトのグロースや効果測定・分析をリードする役割を担っています。ヒートマップツールなどのツールを活用した効果測定や、各種施策の結果をもとにした分析を行なうなど、データをベースとしたロジカルな課題解決・改善施策の提案を行なっています。

事業別に分かれ、デザイン起点でプロダクトの成長をリードする

― GAグループには数多くのプロダクトがありますが、Product Designチームの中ではどのように役割分担をしているのでしょうか?

清水:現在は事業ごとに担当が分かれています。RENOSYにはiBuyer事業という不動産の買取再販(※2)事業と、Living事業というお客様が実際に住むための不動産賃貸・売買事業があります。その2つの事業のうち、iBuyer事業に関するデザインを主に三竹さんが担当し、Living事業は山下さんが担当しています。

2人がリードデザイナーとして各領域のデザインを引っ張ってくれているので、私はiBuyer事業のクリエイティブ制作をやりつつ、チーム全体のマネジメントやサポートに回っています。

(※2) 不動産会社が売主様から物件を買い取り、自社が売主となって買主様に物件を再販するビジネスモデル

― iBuyer事業に関しては三竹さんがプロダクトデザインで、清水さんがクリエイティブ制作という分担になっているんですね。

三竹:そうですね。清水さんが広告周りを担当してくださっているので、私はプロダクトのデザインに専念しています。主に担当しているのは不動産投資事業のサービスサイト、オーナー向け資産管理アプリOWNR by RENOSY、そしてRENOSY マガジンというオウンドメディアです。

3つとも既にリリースされているプロダクトなので、現在はグロースに注力している段階です。プロダクトオーナーやGrowth Designチームと連携を取りつつ、UI改善や新機能の企画提案などに取り組んでいます。

― Living事業に関してはプロダクトデザイン、クリエイティブ制作ともに山下さんが担当しているのでしょうか?

山下:はい、Living事業に関するデザインは私が担当しています。

Growth Designチームも兼務しているので、デザイン業務だけでなく、ABテストやユーザーテストといった各プロダクトのユーザビリティを評価するための施策も並行して行っています。

アナログな業界を変え、自分たちで新たなスタンダードをつくる

― Product Designチームで働く中で感じるやりがいや面白さを教えてください。

清水:お客様と企業を繋ぐ新たな接点を作れることです。

RENOSY ASSET マンション投資で提供しているWEB面談予約フォームはわかりやすい例だと思います。これまでの不動産業界では、お客様からお問い合わせがあった場合、セールスが電話やメールなどで面談の日程調整をすることが当たり前でした。しかし、それではどうしてもやり取りが煩雑になってしまいます。

そこで、お客様の利便性向上を目的に追加されたのがWEB面談予約機能です。この機能を追加することによって、お問い合わせから日程調整までシームレスに行うことができるようになりました。また日程調整という業務が簡略化されたため、セールスの業務削減にも繋がっています。

あくまで一例ですが、このように従来のアナログな不動産取引現場を変え、自分たちで新たなスタンダードを作っていけることが何よりも面白いですね。

三竹:私もそれがやりがいに繋がっています。

toCのプロダクトだけでなくtoBのプロダクトも提供しているので、不動産業界全体に対して大きな影響を与えることができますし、その一端を担うことができる期待感を日々感じながら仕事をしています。

― 山下さんはどのようなところにやりがいや面白さを感じていますか?

山下:各施策の結果やお問い合わせの獲得数といった数値データを簡単に把握できるところです。マーケターやエンジニアが同じ部門内にいるので、各施策の結果をすぐに確認することができますし、その結果を元にした施策をスピーディーに展開することができます。そこはPPDの大きな特徴であり、強みだと思っています。

あとは、様々なプロダクトに携われるところも面白いですね。RENOSY ASSETのように安定した収益を上げることができているプロダクトもあれば、Living事業に含まれるRENOSY 住まいの窓口RENOSY スマート売却モダンスタンダードのように、これから事業拡大を目指していくフェーズのプロダクトもあります。そのように、フェーズの異なる多様なプロダクトに関わることができるので、プロダクト毎に新たな気づきや学びも多く、常に新鮮な気持ちで仕事に臨むことが出来ています。

RENOSYというブランドをより強固なものに

― Product Designチームの現状の課題。それも踏まえて、今後取り組んでいくことについて教えてください。

清水:採用の強化です。現在抱えている課題の中でも、特にリソース不足は大きな課題と捉えています。各事業に1人ずつ担当者が付く体制でなんとか回ってはいますが、新規プロダクトや施策がどんどん立ち上がっていく中で、並行して既存プロダクトの改善にも取り組んでいる現状だと、どうしてもProduct Designチームとしてやりたいこと、挑戦したいことが後回しになってしまいます。

よりスピード感を持って各施策を推進しつつ新たなチャレンジをしていくためにも、採用を強化し、チームを拡大していくことは急務だと考えています。

山下:採用を強化する上で、チームとして整えるべき部分を仕組み化することも必要ですよね。デザイナーの新卒採用を始めることも視野に入れていますが、今のところ新卒やジュニアレベルのデザイナーを受け入れる仕組みは整っていません。

チームが拡大していくにあたって、ドキュメンテーションやオンボーディング体制を整えることは必須になってくると思うので、そこにも徐々に注力していきたいですね。

― 三竹さんはいかがでしょうか?

三竹:各プロダクトをグロースさせていくために、UXデザインの知見やノウハウを蓄積したいと考えています。ここ1、2年間はRENOSYのリブランディングや新たなプロダクト・機能リリースが立て続けに起こり、UI/UXの検証や効果測定にリソースを割く余裕がありませんでした。

しかし、今年の6月にGrowth Designチームができ、デザインの改善施策や効果測定をリードしてくれるメンバーが入ってくれました。今後はそのメンバーと連携しながらユーザーテストなどを推進することによって、お客様により良い体験や価値を提供していきたいですね。

― 最後に山下さんが感じている課題や、今後の目標について教えてください。

山下:中長期的な話になりますが、RENOSYのブランドをより強固にしていきたいと考えています。

RENOSYは本格的なサービスインから2年半経過していますが、リリースからこれまでに2度のリニューアルを行っており、昨年リブランディングを実施するまでは正直ブランドとして落ち着きがない状態でした。

これからさらなる認知拡大を目指す上では、RENOSYというブランドを強固なものにし、そのブランドに沿った統一感のある発信を行っていくことは必須です。そのために、Product Designチーム主導でRENOSYのデザインシステムを確立するとともに、そのデザインシステムを全社に浸透させていくためのガイドライン作成や仕組み作りに取り組んでいきたいですね。

撮影:今井淳史
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
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