【キャリ活事業部】人材紹介未経験からチームリーダーに!企業・求職者さん、両面から採用成功に導く | 株式会社SAMURAI
こんにちは!採用担当の佐藤ゆかりです。プログラミングスクールを運営する当社は、学習支援だけでなく、転職活動も徹底的にサポートしています。今回はそんなお客さまに伴走してキャリア支援を行う、キャリ活...
https://www.wantedly.com/companies/sejuku/post_articles/976862
こんにちは!SAMURAI採用担当の佐藤ゆかりです。
教育×テクノロジーの分野に長く携わり、経済産業省のプロジェクト「未来の教室」とEdTech研究会の専門委員も務める草郷さんに「楽しく学ぶ」「実社会につながる学び」「好きに出会えるきっかけ作り」といったキーワードとともに、これまでのキャリアや教育への思い、SAMURAIでの文教事業立ち上げのきっかけを伺いました。
〈プロフィール〉
通信教育会社にて、約25年間にわたり教育事業に従事。教室部門では大学受験の支援を行い、EdTech部門では、AIを活用した学習サービス、プログラミング事業、探究型学習事業の立ち上げを担当。LEGOやScratchを用いた学習教材の開発にも携わり、ボストンにてSTEM教育共同研究や開発、サービス提供を目的とした会社を立ち上げる。
ーーこれまでのキャリアについて「教育×テクノロジー」が軸となっているかと思いますが、特に印象深かった出来事はなんでしょうか。
iPadの出現は、テクノロジーの可能性を感じましたね。直感的に教育に活かせるなと思いました。通信教育事業において、タブレット導入に携わった際は、端末もまだ開発段階だったこともあり、大変な面も多くありましたが、学習のログデータをもとに「どんなプロセスで学んだのか」を可視化でき、最適な学習提案につなげられるようになるのは、教育の個別最適化を大きく進めた一歩になったと肌で感じたのを覚えています。
今では、タブレットが学校現場で普及し、データドリブン型の学習から、さらに、生成AIを活用した学習へと進化していくことが期待されます。それにより従来とは全く違う学習経験ができるようになってきています。新しい技術によってつくられる学びに出会えるのが、今でもおもしろくて仕方がないです。
ーー「おもしろさ」は学びの中でも大事な要素ですよね。
そうなんです。たとえば、アメリカの数学の問題を例にあげると、中世の投石器を題材に、「石の重さと加わる力によって石がどこまで飛ぶか考えてみよう」といった切り口から入っていくんですね。そこから数式があるから試しに使ってみよう!というふうに学びへ導入していきます。一見、遠回りにも見えますが、「なんだか面白いな」「ちょっと他にも試してみようかな」と学習そのものをおもしろいと感じやすくなりますよね!
ーーAIやテクノロジーが発展してきた現代の教育において、大事なものとは。
今は、自分の興味に関して知識をどんどん深められる環境にあるので、自分の持っている知識を別の知識と結びつけ、「情報を編集するスキル」が大事になってくると考えています。
1人でできることには限界があり、他の人の知識を活用していくことが必要になっていきます。「他の人の知識」というのが、AIであることもありますし、AIを使っていると「こういう考え方もあるよね」に気づけることも多いです。気づくこと自体を楽しいと思えるようにするのも、きっと教育なんだと思います。
ーーアメリカと日本の教育にふれた上で、草郷さんの考える”教育の理想形”とはどんなものでしょうか。
それぞれに良さがあると思っています。日本の教育は、学習指導要領をはじめ、教材や先生方による教育の質が担保されており、基礎学力がしっかり身につくことが大きな強みです。各々が身につけた計算リテラシーや読解力などが社会基盤を支えています。
一方で、アメリカでは教育格差は存在しますが、学習環境が整っている地域においては、サマーキャンプや放課後のプログラムなど、子どもたちが「自分の好き」や「興味のあること」を見つけた時に、「一流に触れる機会」が多いのが強みですよね。
たとえば、野球の場合、プロの野球選手に教わる機会が身近にあったり、演劇と思った時に、ブロードウェイをすぐに見学できたりと「興味を深める場」が社会の中に多く存在しているようなイメージです。
ーー日本でもそういった「好きに出会える機会」を増やしていきたいということですね。
はい。まさに、SAMURAIでそういう機会が作れるのではないかと思っています。文教事業立ち上げの背景にもつながるのですが、プログラミングやデータサイエンス、ITリテラシーなど、SAMURAIでの学習を通じて「こんなことができるんだ」「自分はこういう分野が好きかもしれない」と感じてもらう。「好き」や「やりたいこと」に出会える機会を一つでも多く作っていくのが理想です。
ーーSAMURAIで文教事業を立ち上げることになった経緯や背景について教えてください。
きっかけは、SAMURAIの文教分野へ新たに進出したいという想いと私自身のキャリアが重なったというある種の「ご縁」でした。
学校での情報教育が強化されていく流れの中で、より学齢層からのIT教育をしっかりと行っていくことが重要になります。それらの教育が今後の社会を作る基盤となり、何より一人ひとりの未来や人生の可能性を広げることに繋がっていきます。そういった社会的意義の面も事業立ち上げの背景にあります。
ーー「マーケットとして広がる」以上の意味があるということですね。
そうです。もちろん、市場としても大きくなっていく領域だとは思いますが、それ以上に、社会的な意義が大きいと考えます。今、学校やアフタースクールで提供されているIT教育は、ロボットを動かすプログラミングなど、体験としては楽しいものの、どうしても「その場限り」になってしまうケースも少なくありません。
私たちが目指しているのは、「楽しく学んでいくこと」「実社会で応用できる学び」です。情報科目に限らず、変化していく社会の中で、自ら問いを立て自分なりの答えを出していく。その下地としての学習体験を提供していきたいです。
SAMURAIはもともと社会人向けの教育で実績を積んできた会社ですから、社会人教育の領域での知見を活かし、学校教育のパートナーとしても信頼される存在になり、文教領域でも学校や生徒さんたちの支援を通して貢献していきたいです。
後編では、これらの想いをもとに生まれた「SAMURAI ユースクール」の生徒支援・教員研修・校務DXといった具体的な取り組み、そして学校、地域、企業をつないでいく今後の展望について、さらに詳しくご紹介します。
▼SAMRURAIが気になった方へ
▼就活中の皆さんへ