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業務委託の「プロ人材」サービスを提供するキャリーミーが正社員を採用する理由

こんにちは。キャリーミー代表の大澤です。

キャリーミーは、2016年のローンチからプロ人材とともにサービスをグロースさせてきました。そのため社内外から「大澤さんはなぜ正社員を採用するんですか?」とよく聞かれます。

そこで、今回は現在の採用市場の状況にからめて私の考える企業にMVVが必要な理由をご説明しながら、なぜ自社がプロ人材を活用しながらも正社員を採用するのか、そしてジョインする方に求めたい資質、弊社へ入るメリットについて説明していきます。

現在の採用市場は厳しい!だからこそこれからの企業にはビジョンが必要

まず、現在の採用市場について簡単にお話します。現在の採用市場は一言で言うと求職者に対して売り手市場で、採用活動をしている企業としては、非常に厳しい戦いを強いられています。

大手企業であっても、「優秀な人材が社内に不足している」という声を聞きます。ご存じの通り、少子高齢化に伴い日本の労働人口は減少の一途となり、特に知名度のない企業はますます厳しい環境におかれています。

▲弊社の営業資料から。正社員採用は少ないパイの奪い合い。

逆説的に言えば、今後、さらに個人へパワーがシフトしていくでしょう。プロジェクトごとに優秀な方が参画し、事業成長に貢献する。プロジェクトが終了したら解散し、また新たな別プロジェクトで成果を上げる。このような働き方がベーシックになり、成果を出せる人であれば、多くの報酬を受け取ることができるわけです。

私個人の感覚からすると、実力があれば、ビジネスの世界のプレーヤーでも1億円貰う人がいても良いと思っています。

だからこそ、これからの企業はMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が大切になっていくと考えています。どのような価値を社会に提供し、どんな世界を実現していくのか、積極的に伝えていかなければいけません。

キャリーミーのビジョンは以下で、2023年9月に刷新しました。刷新の背景については、また追ってお話できればと思っています。

あなたの人生に「挑戦」を
わたしたちが暮らす日本という国。
年功序列、終身雇用など旧来の雇用環境はつづき、
先進国の中でもイノベーションや起業は少ない。
ただ、その中で聞こえてくるのは
個人の「挑戦」への不安と機会の欠如、
法人の「挑戦」へ踏み出すノウハウとリソースの不足。
キャリーミー。それは、
個人と法人の「挑戦」のパートナーとして、「新しい人生の選択肢」となるプラットフォーム。
すべての人の人生に「挑戦」という選択肢を。
だからこそ、いま、わたしたちは提供します。

企業として求心力を持つために、ビジョンを明確にし、発信していくことは必須となってくるのではないでしょうか。もちろんビジョンだけしっかりしていても、ある程度の報酬も支払う必要はあります。そういった意味では会社の売り上げも重要になってくる。企業がビジョンを行動指針として、売上という実績もしっかり残しているという点が個人をひきつける要素になると考えています。

企業とは「社会的な存在」。パーパス経営やSDGsの盛り上がりに対する違和感

ビジョン、ミッションに関連して、ここ数年「パーパス経営」「SDGs」などの言葉が一人歩きしていて、これには違和感を覚えます。

キャリーミーの母体は、株式会社Piece to Peaceという法人です。2009年に「個人個人の小さい力を繋げていくことで大きな力として、社会をより善くしていく」という想いで、設立しています。

弊社コーポレートサイトより

そもそも企業とは、単なる「経済的な存在」ではなく「社会的な存在」だと私は考えています。事業を創る、ということは「社会をより善くし、人々がより善く生きられるよう、正しいリスクをとって挑戦していく」ものだと思うのです。

そのために、必要に応じて資金を調達し、目的を達成するためにその資金を正しく分配し、リスクをマネジメントしつつもアップサイド(利益だけでなく大きな目的の実現)を目指していく、ということが経営だと思っています。

こうした考えから、パーパス経営とは、本来の企業経営の意味合いの言葉尻を調整しているだけ、というようにしか感じ取れず、違和感しかありません。

もちろん、パーパス経営やSDGsというコンセプトや世の中の流れには大賛成です。しかし、そこに便乗してどこもかしこも(見栄えが良いから等の理由で)パーパスを表面上だけで掲げているケースが実態としては多いように感じます。

重要なことは「経営者の想いが込められ、本当にその想いを実現しようとしているか」。そこにわざわざパーパス経営を掲げる必要はないのではないでしょうか。

キャリーミーが正社員を採用している理由

今お話した通り、私は企業のあり方やビジョンを大切にしながら経営をしている中で、サービスローンチ当初からプロ人材の力を借りながら事業グロースをしてきました。
現在も、正社員とプロ人材が連携して事業運営を行う「ハイブリッド組織」を構築しています。

▲シード期はプロ人材中心で組織運営をしていました

では、なぜ私がこうした組織を運営するなかで、あえて正社員採用を進めているのか、正社員になる方に何を求めているのかをお話します。

キャリーミーが正社員を採用し続ける理由は、中長期的な観点で、会社を支えてくれる中核人財を作っていきたいからです。

私は、成果創出はもちろん継続しつつも「助け合い」というカルチャーを社内に作っていったり、「人を育てる」文化の醸成をしていきたいと考えています。こういった中長期的な会社づくりをお任せしていきたいのです。

「短期的なスキル面での内製化や育成」はプロ人材に任せることは多いのですが、長期的な文化の醸成は、正社員の方にしか任せられません。だからこそ、正社員の採用を推し進めています。

経営において、私は“人”がとても大事な要素になると考えています。

もちろん会社である以上、売上・成果・KPIはとても重要です。しかし私にとって売上・成果・KPIは原因と結果をどう捉えるか、ということだと解釈しています。ビジネスを良くしていくことが重要なのであって、売上・成果・KPIはその結果でしかないわけです。

では「ビジネスを良くするのは誰か?」と言うと、結局は人に行きつきます。人が原点なのです。だからこそ、今お話したビジョンや企業のあり方に共感してくれる方に正社員としてジョインしていただき、一緒に盛り上げて欲しいと思っています。

キャリーミーのメンバーに求める資質

正社員・プロ人材に関わらず、どんな人が弊社に合うのかという点ですが、まずはビジョンを体現できる人。特に若い社員は会社の中核を担う存在に成長して欲しいと考えているので、ビジョンの意図は今後も丁寧に伝えていきたいと考えています。

▲社員総会での1枚。新しいVisionの説明中。

具体的な資質に落とし込むと、利他性を持った人だと考えています。成長意欲などの利己性も健全な感情だと思っていますが、それだけではダメです。他者がいてこそ、自分や自チームが成り立っているわけで、全てが自分の手柄ではありません。自分の成長は大事にしつつも、利他性も持ち合わせていて、社会や他者のことも考えられる人と共に働きたいと考えています。

また、熱量があり、自分の考えをしっかりと持っている人にジョインして欲しいとも考えています。

実業家として活躍した稲盛和夫氏は、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という人生の方程式を作られました。私は、この中でも特に“考え方”と“熱意”の2つが重要であると考えています。考え方が悪ければ、どんなに能力が高くても、自社で活躍することは出来ませんし、熱意が無ければ、アウトプットの質は高まっていきません。特に熱意については、周りの社員への影響もとても大きいので、特に大事にしていきたい要素です。

キャリーミーでマネージャーになる人材の資質とはー正社員に求める将来像

ここで、自社でマネージャーに登用する人材の判断基準をご紹介します。この基準は正社員・プロ人材問わず、フラットに考えています。

マネージャーになる人材の判断基準としては、以下の3点と考えています。

1つ目は「自分のチームを率いて成果を出していくこと」、2つ目が「隣のチームと上手く連携を図り全体での最適化を実現できること」、3つ目が「経営戦略や方針の理解」です。

1つ目は言うまでもありませんよね。マネージャーであれば、チームとして成果を出すことは必要条件です。

2つ目は、マネージャーである以上、自部門だけの成果に終始するべきではない、という考えを反映させています。会社全体のことを考えつつ、自部門ではなく、全社の最適を考え行動し、成果を創出していくことを期待したいです。

3つ目の経営戦略や方針の理解は、会社としての経営と部門のマネジメントに一貫性を持たせるために、必要な項目だと考えています。

以下ご参考:弊社営業部長のnote(弊社営業部長は、ISの1メンバーとして入社し、2年で事業部長にまでなりました。弊社の人事観を表すキャリアとなっています)

https://note.com/carryme_saito/n/n711bceb6f2b1

正社員でジョインする方々にはこうした観点を将来的にはしっかり持てるよう、丁寧なコミュニケーションをとっていきたいですし、個人個人もこの3点を意識して日々の業務に取り組んでほしいです。

おわりにーキャリーミーの正社員になるメリットとは?

ここまで、キャリーミーの正社員として仲間になっていただきたい方の資質や、目指していただきたい人材像についてお話してきました。

最後に、冒頭お話した通り、企業側にとって厳しい採用市場の中で「キャリーミーに入りたい」と思ってくださった方へ、キャリーミーの正社員になるメリットをお話して、メッセージとしたいと思います。

キャリーミーにおいて正社員として参画することにより得られる3つのこと

①市場価値が高い、事業開発の経験ができる
今の日本では、スタートアップ以外では、事業を創る、ということがなかなかできず、事業を創ったことのある個人の市場価値が高まっています。

キャリーミーの主軸である「プロ人材で法人の課題を解決する」という事業そのものが事業開発の途中である、という点や、キャリーミーが他社の事業開発の支援をしているという点、それからキャリーミーの代表者が直接事業を創ることにコミットしている点から、事業をチームで創って行く経験ができる、ということが挙げられます。

手前みそで恐縮ですが、過去5度創業し、2度売却しており、また今回の起業においても2回に渡り資金調達を成功させ、事業を急成長させていますので、「どうやって事業を創って行くのか」という視点において得られることも多いと思います。

ご参考:資金調達時のポイントをまとめた記事

1:本田圭佑さんアンバサダー就任の裏側

https://www.wantedly.com/companies/shair/post_articles/385045

2:資金調達シリーズAの際の記事

https://note.com/ryo_osawa/n/n018fcc40d009

②若くして得られるポジション・役職
キャリーミーは、年功序列、学歴は一切無視して、年収・役職を決めています。
社員の中には入社2年で事業開発(20代)になった若手もいます。
実力主義のギスギスした雰囲気は一切ありませんが、「ちゃんと頑張った人が評価される」カルチャーの醸成には努めていて、こうした人が高い報酬や役職が得られるよう工夫をしています。

③変化に富みワクワクできる環境、挑戦できる環境
上記の通り、キャリーミーはビジョンで「挑戦」を掲げているので、やる気があれば挑戦できる環境です。
挑戦すると、達成できないことも多かったり、いろんな変化を目の当たりにするようになります。
時にはトラブルになったりもしますが、挑戦した人が(仮に失敗したとしても)損をしない環境作りにも配慮しているので、安心して挑戦でき、(前向きな人にとっては)事業や人など、いろんな変化も楽しんで頂けるのでは、と思っています。

また、特に営業職で入社を考えている方には、以下のようなメリットもあります。

①プロ(優秀な人)と仕事ができる→弊社はこれまでお話してきた通り、プロ人材によって企業の課題を解決するサービスを提供しており、優秀なプロ人材を自社メンバーとして積極的に迎えています。彼らの仕事ぶりを近くで見ることにより、成長できる環境があります。

②商談の多くが社長・経営者→プロ人材を業務委託で活用するのは、人件費ではなく、多くは外注費です。そのため、経営者や決裁者との商談となります。彼らと日常的に商談を行うことで、視座が上がっていきます。

③課題解決というコンサル要素のある仕事を通じ、成長できる→キャリーミーは企業様の課題をプロ人材のアサインで解決するサービスです。企業様の課題を分解し、どんなアプローチでどんなプロ人材をアサインすれば成果が出るのか、自ら考え、選択肢を提示し、企業様に寄り添ったコンサルティングを行う必要があります。

④挑戦できる環境→さきほどビジョンについてご紹介しましたが、弊社では「挑戦」することを重視しています。挑戦した過程を重視するよう人事評価に反映させています。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

弊社では、事業急拡大中のため、正社員も、プロ人材も、絶賛募集中です!
弊社のビジョン「あなたの人生に挑戦を」に共感し、いろんなことに前向きに挑戦できるような方とお会いしたいと思っています。学歴・年齢等問いません。ご連絡お待ちしています!


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