Q. シェアダイン入社のきっかけを教えてください
CSK(現SCSK)で6年間BPO営業や業務改善コンサルティングに従事した後、グリーで15年間、人事部門のシニアマネジャーや子会社の管理部門責任者を務めてきました。ゲームやメタバースという領域で、日本発で世界と戦う経験ができたことは大きな財産です。
40代も半ばに差し掛かり、二人の息子があと5~10年で社会に出るような年齢になった頃、強く考えるようになりました。
「このまま年齢を重ねた先に、どんな世界を残せるのか。」
年齢を重ねるだけでは、視野は自然と広がるわけではない。
むしろ成功体験に最適化され、自分の想像の及ぶ範囲でしか未来を描けなくなる。
想像の範囲で起こせる変化など、たかが知れている。
だからこそ、自分の枠を壊す挑戦を選びたいと思いました。
シェアダインのPurposeに触れたとき、日本の"食"は世界と戦える領域だと確信しました。食産業の進化とシェフのエンパワーメントは、日本の未来づくりそのものだと思えたのです。
自分の子どもが大人になったとき、より良い世界が広がっている。その世界づくりに当事者として関わる。そう決めて、スタートアップであるシェアダインに参画しました。
Q. 現在のポジションと業務内容を教えてください
CHROとして私が最もこだわっているのは、 「事業が成長するための人事」です。
スタートアップにおいて人事は管理部門ではありません。
事業のスピードと質を決める中枢機能です。事業が成長すれば、仲間のキャリアは広がる。会社がスケールすれば、個人の可能性も拡張される。
その前提で、
・経営と現場を接続する
・採用・育成・評価を通じて成長の再現性をつくる
・未来から逆算して組織を設計する
人事とは、「成長の構造」を設計する仕事だと考えています。
Q. 大切にしている価値観を教えてください
シェアダインのバリューの中で、Grow or Die というものがあります。
「自らの手で未来を切り拓く」という考えなのですが、特にこのバリューに共感しています。
経験を積むと、「だいたいのことはできる」と思いがちです。でも本当にできているなら、世の中はもっと良くなっているはず。年齢を重ねることと、成長することは違う。
放っておけば、人は自分の成功体験に最適化されていく。
だからこそ、アンラーニングが必要です。
それは手放すこと。怖いし、リスクもある。強い意思がなければできない。でも、だからこそ面白い。
もう一つ、私が大切にしたいと思っているのが「優しさ」です。
優しさとは、
・相手をコントロールしようとしないこと
・起きた結果に自分が責任を持つこと
この両立だと、ある本で読んだことがあります。
自分の思い通りに動かそうとするのではなく、相手の意思を尊重する。しかし同時に、うまくいかなかったときに環境や他人のせいにしない。その緊張関係の中にこそ、本当の優しさがあるのだと思っています。
スタートアップでは、遠慮や忖度が続くと、すぐに閉塞感が生まれます。
曖昧な空気を放置することは、対立を避けているように見えて、実は結果への責任から目を逸らしている状態でもある。
だから私は、立場や課題の難易度に関わらず、できるだけ率直に伝えるようにしています。
率直さは、ときに厳しさを伴います。
しかし、相手を思い通りに動かそうとせず、最終的な責任は自分が引き受ける覚悟があるならば、率直さと優しさは対立しないと考えています。
成果を出し続けること。
言うべきことを言うこと。
その両立を通して、互いが遠慮なく意見を交わし、成長し合える関係をつくること。
とはいえ、いつも理想どおりにできているわけではありません。
言い過ぎてしまうこともあれば、逆に踏み込めなかったと感じることもあります。
それでも、コントロールせず、結果から逃げないという軸だけは手放さずに、日々悩みながら試行錯誤を続けていきたいと思います。
Q. 今後実現したいことは?
前職ではビジネスの関係でアメリカ合衆国に在住するキーパーソン採用をする機会がありました。当時は現地法人を持っていなかったため、世界150ヶ国以上で雇用支援を展開する海外HRテック企業のサービスを活用し、EORという形式で仲間になってもらう形を実現しました。
そのとき強い衝撃を受けました。
こんなにも容易に、こんなにも低コストで、国境を越えて仲間と働ける世界を実現できるサービスがあるのかと。
UIも設計思想もコンテンツも洗練されていて、「世界の働き方を変える」とはこういうことかと実感しました。
自分も、そんな世界線をつくる側に回りたいと思いました。そのときに出会ったのがシェアダインです。
当社のサービスでは日本最大規模のシェフ登録者数を持っています。
世界に誇れる日本の"食"という強みを起点に、料理人が国境を越えて活躍できる仕組みをつくる。
私が海外HRテック企業のユーザーとして感じたような体験を、日本の食の領域で実現できたら。
それは、日本発のサービスで世界にチャレンジできる新しいインフラになるはずです。
その土台となる組織を設計することが、私の役割です。
Q. 一緒に働きたい人物像は?
前例や得意領域に固執せず、アンラーニングを楽しめる人ですね。
また、より良い世界をつくりたいという社会性と、自分自身も圧倒的に成長したいという野心を併せ持つ人も魅力に感じます。
スタートアップという不確実性の中で、自らの手で未来を設計したい人と、一緒に挑戦したいと思っています。