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【トップインタビュー#2】グローバルに事業展開する菓子グループ企業「新杵堂」、2024年の事業戦略とは

前回のミッション・ビジョン・バリューのストーリー記事では、「ライフスタイルエンターテイメント企業グループ」への進化を宣言した田口会長に、今年2024年の事業戦略について聞いていきたいと思います。

この記事を読んで、「新しいチャレンジをしたい!」「グローバル展開をする企業で本気で仕事に取り組みたい!」と思った方は、ぜひ下記募集記事からエントリーしてください!エントリーをお待ちしております!


▼前回のトップインタビューはこちらから

【トップインタビュー】昭和23年創業、グローバルに事業展開する菓子グループ企業「新杵堂」のミッション、ビジョン、バリューとは | 株式会社新杵堂
新杵堂グループ会長の田口和寿に、会社のコアであるミッション、ビジョン、バリューについてインタビューしました。この記事を読んで、「新しいチャレンジをしたい!」「グローバル展開をする企業で本気で仕事...
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ーー前回、「ライフスタイルエンターテインメント企業」への進化を口にされましたが、「ライフスタイルエンターテインメント企業」について、どういった想いが込められているか教えてください。

新杵堂は昭和23年に和菓子店として創業し、お菓子の製造および販売を行うという点は、新杵堂グループとして不変であり、変わりえない事業方針です。

一方で、創業時と大きく異なるのは、現在の新杵堂グループは韓国(ソウル)・香港(香港)・カナダ(バンクーバー)に現地拠点を有するグローバル企業です。ものすごい速さで変化している世界で生き残っていくためには、我々新杵堂グループも同じスピード感で変革していかなければなりません。

こうした想いから、2000年ごろからは「菓子エンターテイメント企業」を目指して事業を展開してきましたが、今期からは、菓子だけにとどまらず、菓子・飲食を中心とした日本文化やライフスタイルに関わる新事業を展開していくという強い意思を込めて、「ライフスタイルエンターテインメント企業」としています。


ーーライフスタイルエンターテインメント企業として、2024年はどのような取り組みをされますか。

自社製造商品だけを自社流通領域に供給し続けるという狭い思考では、世界中のお客様にご満足いただくことはできないと体感しています。

そこで、自社商品を中心にしつつも、他社商品でも日本ならではのお菓子・食品などがあれば、それらを仕入れさせていただき、当社グループのEC販売網で、アジア圏・欧米圏・EU圏・イスラム圏・南米圏に販売していきます。

新杵堂グループは、1990年代後半からいち早くインターネット販売に乗り出し、独自の販売網を国内外に築いてまいりました。また、オンライン販売網の構築とあわせて、海外拠点も構えることで、現地のニーズや販売手法など、その国や文化にあった方法にローカライズ化をして、日本の菓子の販売のノウハウを貯めてきました。つまり、この販売網とノウハウこそが、当社グループの強みだと考えています。

この強みを生かして、他社様と業務提携や共同商品開発などを通して協業し、より多くのお客様に新しい商品やサービスをお届けする予定です。

現在の経営方針は、あくまで中長期経営方針であり、それが激変している世界に適合していくには、すぐにで軌道修正していく必要があると考えています。世界基準の「常識」の変化のスピードは、過去には考えられないほど想定を遥かに超えてきており、企業理念を具現し続けていくために、グローバル視点での適合力を意識し、改善し続けることが重要であると考えています。


ーー具体的にどのようなサービスや事業を考えていますか。

2024年に入り、既に2件の業務提携を発表しています。

1件目は、沖縄発のメロンパンスイーツ専門店「Re:MELO リメロ」を運営するディー&グロースキャピタル社と提携し、栗きんとんとメロンパンを掛け合わせた新感覚スイーツを開発、販売しています。

2件目は、ブレッドサンド社と提携し、栗きんとんを使った高級食パンの商品開発や、カフェ・鉄板焼き飲食事業展開を予定しています。

また、海外向けに日本のお菓子をサブスクでお届けする新サービス「Oishiis」もローンチしています。これは、新杵堂グループが有する現地拠点を通じて調査した声やニーズをもとに生まれたサービスで、海外にお住まいのお客様にも、日本のお菓子を気軽に楽しんでいただきたいという想いで始めました。

今後は、飲食事業をはじめ、シーシャBarやサウナ関連事業など、さまざまな体験を楽しんでいただけるようなサービスの提供を予定しています。

また、世界から日本にお越しいただくお客様、つまりインバウンドの皆様に、日本に到着した瞬間から新杵堂スイーツをお楽しみいただけるよう、主要空港・サービスエリア・駅などでの販売を強化していきます。


ーー最後に、2024年の事業展開にかける田口会長の想いを聞かせてください。

昭和23年創業会社を継承して現在至る自分を冷静に分析すると、私はパティシエでもないし、経営能力があるわけでもない、つまり経営者としては不適合者だと確信できます。しかし、唯一生き残れているポイントといえば、いろんな皆様に支えていただける幸運の持ち主であることです。

世界各国でグループ会社設立も私がしているというより現地の仲間と一緒に立ち上げており、その成長も彼ら彼女たちのおかげです。その会社たちが成長するため日本本社が全ての製造を担っており、結果的に新杵堂グループ成長に寄与してくれているわけです。

残された少ない人生を彼ら彼女たちと共に企業理念『お菓子で人々を幸せにする』にかけて幸せな人生を一緒に歩んでゆくと誓っています。

新杵堂グループ代表 田口和寿

新杵堂グループの今年一年の事業戦略、会長の田口の熱い想いをお伝えできていれば嬉しく思います。

新杵堂に興味をもってくださった方は、是非エントリーをお待ちしております!(随時募集も更新しておりますので、ご自身の興味に一番近いものからご応募いただけますと幸いです。)

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