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安定したインフラ基盤を提供・改善するインフラエンジニア。どんな環境にも共通するマインドとは?MVP受賞者に聞く

SUPER STUDIOでは、社内表彰制度「SUPER STUDIO AWARD」を実施しています。全10回に渡り、2023年度の受賞者インタビューを紹介します。

第6回は、2023年度MVP プロダクトエンジニアリング部門を受賞した田幸 久志(たこう ひさし)さんです。インタビュアーは人事戦略室 室長の吉田が務めました。

田幸さんは2022年に入社して以来、インフラエンジニアとしてリーダーやマネージャーなどさまざまな役割を経験されてきました。そのなかで、インフラ周りの環境整備やチーム・グループの垣根を越えた数々のプロジェクトを推進してきた経験が評価されています。

今回は田幸さんに、リーダー・マネージャーそれぞれの役割で心掛けてきたことやプロジェクト推進における大切なマインドなどについてお話を伺いました。


ーまずは、自己紹介と今までのキャリアについて教えてください。

田幸:新卒で大手電機メーカーの子会社に入社し、海外ベンダー製のネットワーク機器販売を担当しました。そこからネットワークエンジニアとしてのキャリアが始まり、2社目も同様のポジションを経験し、企業ネットワークに関するスキルを幅広く習得しました。

3社目では、クラウドを活用したSaaSサービスの運営業務に携わり、インフラ運用からSRE、運用統制といった一連の業務を経験しました。そして2022年8月にSUPER STUDIOへ入社し、ecforceのインフラ運用を担当しています。


ーSUPER STUDIOに入社した決め手は何ですか?

田幸:前職の頃から、インフラエンジニアとして世の中に貢献できることに取り組みたいと思っていました。当時から行動指針は明確になっていたのですが、前職では企業規模や自分のポジションを考慮すると、なかなかそれを実現することが難しい状況でした。

インフラエンジニアとして活躍できる会社を探していたときに、SUPER STUDIOが目に留まりました。これまでの幅広い経験を活かしつつecforceのインフラ領域を担当することで、自分の知識やスキルをさらにアップデートさせながら、新しいことにも挑戦していけるのではないか。そう思い、SUPER STUDIOに入社することを決めました。


ー入社以来、チームリーダーやグループマネージャーなどさまざまな役割を経験されていますが、それぞれの役割で心掛けてきたことを教えてください。

田幸:どの役割でも、まずは「既存メンバーのタスクを引き継ぐこと」を心掛けてきました。そして、今自分がやるべき業務を明確にすることを意識してきました。

新規メンバーの役割というのは、自分が対応できる業務を積極的に巻き取り、既存のメンバーが本領を発揮できるように環境を整えること、そしてそのプロセスのなかで自分のできることを広げていくことだと考えています。

SUPER STUDIOへ入社する面接の段階から、面接官の方にSUPER STUDIOの現状や課題について聞いていました。入社後すぐに周りのメンバーへ積極的にヒアリングを行っていくと、さっそく改善すべきポイントが見えてきたので、まずはその課題解決に集中して取り組みました。

しばらく経つと、チームに新しいメンバーが増えてきました。そのなかには、特定の経験やスキルをもつメンバーも多かったため、改めて「自分だからできること」を考えるようになりました。そこから「新たなメンバーが活躍できる環境づくり」に注力すべく、チームリーダーとして組織作りを行っていきました。そのチームリーダーとしてのマネジメント力を評価いただき、SREグループのマネージャーとしてインフラエンジニアの組織を牽引する形になりました。

リーダーやマネージャーとして意識しているのは、適材適所のチームづくりです。SREグループは、インフラ改善ユニットとインフラ運用ユニットの2チームに分かれています。

やりたいことが明確な場合は、それに取り組むことでモチベーションやパフォーマンスが向上し、結果的にチーム全体に大きな利益をもたらすと考えています。一方で全員がやりたいことに取り組もうとすると、チームのバランスが崩れてしまいます。このバランスを取ることは、非常に難しいですね。なかには「なんでも挑戦してみたい」という思いをもっているメンバーもいるので、そういう方にどのような仕事をしていただくかがポイントになります。その点を押さえながら、最終的に全員が納得できる業務に取り組めるよう、メンバーと相談しながら最適なチーム構成になるように日々考えています。



ーコンテナ化やリリース改善など、インフラ周りの改善に大きく貢献されたと伺いました。そのプロセスにおいて意識していることを教えてください。

田幸:技術的な課題には「緊急性は低いけれど優先度が高いもの」が多いです。常にベストを尽くす意識がないとなかなか前に進まないことが多いため、スピーディな課題解決ができるよう、本質的な課題を見つけ出してチーム全体を前進させることを意識してきました。

また、課題解決の選択肢はどれも一長一短であることから、ベストな選択をするのが難しいことも多いです。しかし、それでもまずは一歩前に進むことを大切にしています。

どうしても自分だけでは解決しきれない場合は、周りのメンバーにも相談するようにしています。これはSUPER STUDIOの特徴でもあると思いますが、何か相談したいことがあるときに、「この人に聞いたら良いと思うよ」と詳しいメンバーに繋いでもらえることがよくあります。このように、チームやグループの垣根を越えて相談できることもエンジニア組織の魅力だと思います。


ーその他、SUPER STUDIOのエンジニア組織の魅力や特徴を教えてください。

田幸:入社当初から、本当に親切なメンバーが多いと感じています。インフラチームの体制上、何かしらのミスが起きた場合にどうしても他のチームやシステム本体に影響が及んでしまうことがあります。その際、本来はインフラチームがすべて対応すべきだと思いますが、システム開発担当のメンバーやカスタマーサポートのメンバーまで、多くのメンバーがフォローしてくれます。異なる組織であってもお互いに助け合う雰囲気は、エンジニア組織だけでなく会社全体にあると感じています。今後もこのような文化を大切にしながら、新たな仲間を迎え入れていきたいです。


ー田幸さんは自主的にさまざまなプロジェクトに参画し、活躍されていると伺いました。どのようなマインドで行動していますか?

田幸:常に「自分から能動的に動いて、人と関わろう」と思っているので、それが結果的にさまざまなプロジェクトへの参画に繋がったのだと思います。

今はSREグループでインフラ運用を担当していますが、本当は自分だけで運用全般をやってみたい気持ちもあります。ですが、当然そんなことはできないので、周りのメンバーへ適宜状況を確認しながら運用を回しています。そのなかで各メンバーの担当プロジェクトにおける課題が見えてくるようになり、その課題解決をサポートするにあたりさまざまなプロジェクトに携わるようになりました。

特に入社して間もない頃は、なんでも教えてもらえる時期だと捉え、気兼ねなく周りのメンバーに相談をしていました。そのおかげで色々なメンバーとの接点が生まれましたし、スピーディーに情報収集することができ、プロジェクトに参画するきっかけにもなりました。自主的に仕事に向き合いながら周りのメンバーとの関わりを増やしていくことで、経験値や知識量、人との繋がりが大きく変わると思います。

また、入社当時からやりたいことも明確にありました。具体的にはSREという手法でサービスを運用したいと思っていました。前職でもサービスの運用手法に新しいものを取り入れたかったのですが、それを実現できる可能性が低かったんです。

そして、SUPER STUDIOでの課題感が私の知識でも解決に貢献できそうなことだったのと、見ている将来像も私の希望する将来像と似たものであったため、まずはそれの実現に取り組み始めました。具体的にはリストやデータを分析し、積極的に提案していました。

プロジェクトを大きく推進できれば自分の成果にも繋がりますし、失敗したとしてもそこで得られるものが必ずある、そう考えて取り組んでいました。



ーSUPER STUDIOの7つのCULTUREで意識していることを教えてください。

田幸:「三方よしの選択を追求しよう」というCULTUREですね。これまでの自分の人生においても、常に周りの状況を気にかけながら行動してきましたし、周りの人が幸せだと私も幸せになります。偶然にもSUPER STUDIOでは「顧客・会社・社会にとって最善の選択を追求する」というCULTUREが明文化されており、私の大切にしている思いを肯定してくれています。

また「確信をとりにいこう」というCULTUREも大切にしています。私は自分に自信があるタイプではないのですが、自信がないからこそ「自分が言っていることは本当に正しいのか」「バランスの取れた回答になっているのか」と物事を客観的に捉え、自ら確信をとりにいくことを意識しています。


ー今回、MVPを取れる自信はありましたか?

田幸:昨年、同じインフラチームの方がVP(Valuable Player)を受賞されていたので、今年の受賞は難しいかもしれないと思っていました。

一方で、「その方がVPの受賞に至った要因は何だろう?」と考えた際、会社への貢献度が非常に高かったことが評価に繋がっているのだと思いました。自分自身もさまざまな観点から会社に貢献できることがあるのではないかと考え、日々前向きに仕事に向き合ってきました。


ー田幸さんは社内外にロールモデルはいますか?

田幸:特定の方はいませんが、今までお世話になってきた上司の方々の良い部分を取り入れてきたことで、今の自分があると思っています。 人間は完璧ではありませんから、良い部分も悪い部分もあるという前提で、自分にはない人の良いところを取り入れるよう意識してきました。これからも周りの方々をリスペクトし、良い部分を取り入れながら、成長し続けていきたいです。


ー今後やりたいことやチャレンジしたいことはありますか?

田幸:冒頭でもお伝えした通り、私は前職でやり残したことがたくさんあります。それをSUPER STUDIOのSREグループで達成できたと、胸を張って言えるようにしたいです。 また、いつか他の会社へ転職をするメンバーもいると思いますが、そのときに「あの時一緒に仕事ができて良かった」「SUPER STUDIOでエンジニアとして働けて良かった」と思ってもらえるようにしたいです。


MVPを受賞した田幸さんのインタビューを紹介しました。入社時から明確な目標を持ちながら、リーダーやマネージャーなどそれぞれの役割を通して会社に貢献されています。田幸さんが大切にされているマインドには、どんな環境でも通用するポイントがたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。



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