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「戦略やデータからECのUI/UX、クリエイティブを提案するデザイナー」EC戦略/構築チームデザイナー 松下さんインタビュー

HRの茶園(チャゾノ)がTAMメンバーにインタビュー!「TAMのお仕事図鑑」シリーズ、今回はEC戦略/構築チームデザイナーの松下さんにお話を伺いました!

松下さん、インタビューよろしくお願いします!

ー TAMに入る前は、どんなことをされていましたか?

初めて就いた職場はカフェ併設の書店でした。当初はその書店が好きで、カフェで働くことを希望していましたが、実際には、書店のECサイトを立ち上げるEC事業部に配属されました。
偶然の配属でしたが、そこで書店の本と雑貨を売るECサイトを立ち上げる仕事をするうちに、店舗以外で売上を生み出せるEコマース(EC)の影響力や魅力に気づいたり、デザインの楽しさを実感することができました。

その後、デザイン業務を中心に働ける環境を求めて転職をし、テディベアメーカーにWebデザイナーとして入社しました。デザインが学べる社会人向けのスクールに通いながら実務もこなして、未経験からWebデザインスキルを得た2年間でした。ただ、その会社では商品の販売プランなど制作以外のことも任されており、もっとデザイン業務に集中したい気持ちが強くなり転職を考え始めました。

ー 転職活動では、TAMとどう出会ったのでしょうか?

前職では、社内のデザイナーが私を含めて2、3人だったので、制作する際に「これで合っているのかな?」と不安になることがありました。デザイナーとして腕を磨くために複数人のデザイナーと試行錯誤したり、幅広い案件に関われる環境を求めていたので、受託や制作会社を中心に見ており、その流れでTAMを見つけました。

TAMの面談では「正直、今のデザインスキルのままでは厳しい」とコメントをもらった記憶があります。それでも、自分なりに努力しようと決意し、率直に意見を言ってくれるTAMに好感を抱きました。

ーTAMに入社を決めたポイントは、何でしたか?

様々な案件に関われるという点はもちろん、TAMの実績紹介を見たのが私にとってはポイントでした。デザイナーとして上達するためにはWeb制作の現場にいるプロのデザイナーと一緒に働くのが一番と考えていたので、受託や制作会社の実績や、クライアントの規模を重視していました。

また、これは偶然なのですが、前職で制作をしていたときに「こんなサイトを作りたいな~」といつも参考にしていたECサイトが実はTAMが支援しているクライアントだったと判明し、「あのサイトを支えている会社!=TAM!」というのは私にとって決め手になりましたね。

ー現在のお仕事は具体的に、どんな内容でしょうか?

TAMに入社したのは2015年11月で、はじめはUIUXに強みのあるチームに入りECサイトのLPやバナーを制作する仕事を担当しました。その後、2017年にTAM内でECサイト特化のチーム(ECチーム)が発足して以来、ECチームでデザイナーをして約6年になります。

仕事内容としては主に下記の3つです。

① クライアント案件(主に新規サイト構築やリニューアルがメイン)
② 自社アプリ・サービス開発(汎用性のあるデザインシステム考案等)
③ 自社ECサイトの企画運営

ー3つめの「自社EC」はどういったものでしょうか?

このプロジェクトは、お客様を持たずに自分たちでオリジナルの商品を作って売り、そこで得た知見をクライアントワークにも生かすことを目的に昨年立ち上げたプロジェクトです。社内のディレクターやデザイナー、エンジニアみんなでコンセプト設計からshopifyを使ったECサイトの構築まで手がけました。

受注販売ができる他社サービスを比較しながら、オリジナル商品の色味やロゴの位置を確認したり…本当に0から作った自分たちのブランドですね。

ECチームが立ち上げた自社アパレルECのサイト。ブランド名はhugbug(ハグバグ)で「日常のバグを抱きしめる」というコンセプト。https://hugbug.store/

最近では、デザイナーが主体となって別の新しいオリジナルブランドを立ち上げよう!と話して「偏愛」をテーマにしたブランドを準備中です。

目的としては、自分たちがデザインできるものの幅を広げること。また、実際に販売することによってマーケティングの視点を取り入れ、ビジネス的な視点も身につけることを目指しています。

「偏愛」をテーマにデザイナー3人がそれぞれ好きなものを前面に出し、商品を各自で考えたブランド。現在、正式オープンに向け準備中。

ー すてきな取り組みですね!

EC戦略/構築チームのデザイナーとして感じるやりがいは、どんなところにありますか?

初稿のデザインで自分でも良いものができた!と思った瞬間に、まず達成感があります。
それに加えて、メンバーやクライアントからフィードバックを受けて、より良いものができた時はさらに嬉しいです。

また、制作した成果物で一度お客様の信頼を得ると追加受注をいただきやすいため、デザイナーとしても「次に繋げることができた!」というやりがいを感じます。TAMのECチームでは、サイトを公開して終わりではなく戦略や分析データをもとにPDCAを回し伴走する支援を大切にしているので、チームならではの魅力だと感じています。

ー 逆に、難しさはどんなところがありますか?

ECサイトにおいて本当に成果の出せるものを作りたいと思ったとき、デザインスキル以外の力を発揮する必要があり、そこに難しさを感じています。

例えば、お客様とのミーティングで要望を聞き出す質問力や思考力です。「指示されたものを作る」のではなく、ディレクターやお客様と議論しながら作り上げていくために、戦略立てて作ったものをロジカルに説明できるプレゼンスキルが求められています。

ー 松下さんはその点、どのように身につけていったのでしょうか?

私も日々試行錯誤していますが、言葉のイメージをすり合わせるということは経験を経て特に心がけるようになりました。

「ポップな感じ」と要望をもらって3案作り上げた後にお客様に見せたところ、全て却下されてしまった…という苦い経験があります。それからは、早い段階に目に見える形で提案しディスカッションの機会を設けるようにしています。

ー TAMで働く魅力はどんなところにあると思いますか?

1つめは、やっぱり「人のよさ」だと思います。互いを思いやれる人・能動的な人が多いです。

2つめは、社内の交流が盛んな点です。TAMでは1on1が盛んで、そこでキャリアの話をしたり、興味のあることについて話す機会があります。そこで「こんなことしてみたら?」と提案をもらったり、チャレンジを一緒に考えられる人がいるのは魅力的だと思います。さきほど紹介したデザイナー主体の自社ECも、リーダーと話す中で生まれたプロジェクトで、まさに挑戦を応援する文化があると思います。

3つめは、幅広い大手クライアントのデザインができる点です。経験が積めるのはもちろん、やはり大規模サイトは見てくれる人も多く、そのサイトで購入してくれる人も多くなります。商品の良し悪しや知名度も影響するとは思いますが、やはり自分が関わったECサイトで良い購買体験を生み出せたという経験は自信に繋がりますね。

ー こんな人にぜひ来てほしい!という人はどんな人ですか?

以下の素質・経験を持った方です。

すべて当てはまる方というのは難しいと思いますが、いくつか当てはまる方にぜひ来ていただきたいです!

クリエイティブ面において
・デザイン実務経験が2年以上ある方
・サイト UI/UX改善経験のある方
・ECに関する業務経験があれば歓迎
・戦略やデータ分析から関わりたい方
・クライアントとの打ち合わせや提案から携わりたい方

お人柄
・自走力があり、積極的に新規ツールなどの導入に挑戦する方
・職種に限らず新たなことに挑戦したい方
・クリエイティブやアウトプットの追求をしたい方
・社内の協調性や調和を大切にする方

デザインの方針に関しては、ECサイト構築を支援する会社の中には売上やPVなど数値への貢献や機能面でのデザインのみ重視する会社もありますが、TAMでは思わず買いたくなるような情緒的なデザインとディテールへの追及も同時に重視しています。

また、ECチームはECが大好きなリーダーが立ち上げたチームであり、同じ想いのメンバーが集まっているため、日々「このサイトおしゃれ!」「このブランドの購買体験、すごく良かった!」等、情報交換が盛んです。なので、ECやファッション、UIUX向上への興味がある方は特に相性が良いと思います。

ー 最後の質問です。松下さんがこれからやってみたいことはありますか?

引き続き、自分ができる領域を少しずつ増やしていきたいと思います。デザインだけでなくマーケティングやビジネスの知見を高めて、多角的な視点でデザインを考えられる人になりたいです。

例えば、マーケティング面ではディレクターの方が豊富な知見を持っているのですが、そこをデザイナーがきちんと理解し、同じ水準にまで高められたらコミュニケーションもスムーズになり、より的確なデザイン提案ができるようになると思っています。

やりたいことの2つめは、現在デザイナー主体で取り組んでいる自社ECをちゃんと形にすることです。個人的には、ECサイトは利便性や使いやすさを重視するあまり、UIやデザインが似通ってしまうことも多いと感じており、もう少し各社が独自の色や工夫を凝らしたデザインを取り入れることで、よりユーザーにとってわくわくするようなECサイトが生まれるのではないかと考えています。

なので、自社のECサイトを参考材料にお客様に提案しながら、仕事の幅を広げていけたら一番嬉しいですね。まずはサイトオープンを目指して頑張ります!

ー 松下さんのデザインに対する熱意が伝わってきました。
ありがとうございました!

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