こんにちは!株式会社TBMの採用担当です。
今回お話を伺ったのは、CO2を資源に変えるTBMのカーボンリサイクル事業「CCU(Carbon Capture and Utilization)推進チーム」の副部長を務める小野さん。
事業立ち上げの最前線に立つ視点から、拡大フェーズならではのリアルな現状と、その先に見据える「カーボンリサイクルタウン」への野望を語っていただきました。地球規模の課題解決に挑みたい方や、世界初の市場を創る「0→1」に熱狂したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
プロフィール
小野さん|CCU推進チーム 副部長
2003年、ソニーケミカルに入社。反射防止フィルムの開発に従事し、材料設計から製品化まで一貫して携わる。その後、2020年にソニーグループから独立したデクセリアルズにて担当部長を務め、3部署にまたがる製品開発組織を統括。技術開発のみならず、事業成長を見据えた製品戦略の立案と実行をリードする。20年にわたるキャリアの中で、これまでに8つの製品を上市。自ら開発・推進した製品群により、担当事業を100億円規模のビジネスへと成長させることに貢献。他社にはない提案力を武器にシェアを拡大し、事業の飛躍的な成長を実現後に2024年、TBMに入社。これまで培ってきた素材開発と事業成長の経験を活かし、次世代のマテリアルイノベーションの実現に挑む。
異常気象から子どもたちの未来を守る。CO2を「減らす」だけでなく「使う」新しい選択肢
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――まずは、CCU事業の概要について教えてください。
私たちが取り組んでいるのは、「工場から出るCO2を回収して炭酸カルシウムを生成し、それを建材やプラスチックの代替素材に変えていく」という事業です。「大気中のCO2を集めればいいのでは?」という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大気中だとCO2の濃度が低すぎて、回収コストが跳ね上がってしまうんです。
そこで私たちは、濃度が高い「工場の排気」をダイレクトに活用しています。気候変動対策に繋がることはもちろん、ビジネスとしても非常に理にかなった方法だと思っています。
――この事業を加速させているのには、どのような想いがあるのでしょうか?
みなさんも肌で感じられていると思いますが、日本の至る所で異常気象が起きています。土砂崩れが起きたり、川が氾濫したり……。そのため、異常気象の原因の一つである、温室効果ガスの影響を少なくしていかなければなりません。
もちろん、CO2の排出量を「減らす」ことは大切ですが、経済を回す以上、どうしても出てしまう分はあります。だからこそ、排出されたCO2を「有効活用していく」ことが、もう一つの軸として非常に重要なんです。排出されるものを使って新しいものづくりをしていく概念を作ることが、気候変動の改善に対して有効だと見据えています。
――社会貢献という大きなテーマの一方で、小野さんご自身の原動力はどこにあるのでしょうか?
個人的には、「自分の子どもたちが、僕らがかつてできたことができなくなるリスクを防ぎたい」という思いが原動力となっています。最近は、夏の最高気温が更新され続け、外で遊ぶことが命に関わるような事態にもなっていますよね。
そんな世界、正直楽しくないじゃないですか。四季を楽しみ、外で思いっきり遊べる未来を子どもたちに手渡したい。そのために、僕たちが持つ技術をいち早く世の中に広めることに、今は全力で注力しています。
概念から実用化のフェーズへ。建材を皮切りに「カーボンリサイクルタウン」を目指す
――現在の事業のフェーズを教えてください。
これまでは「カーボンリサイクルで、こんな未来を作りたい」という概念を提唱するフェーズでした。そして現在は、いよいよ実際に「モノ(建材)」が出来上がり、それを市場へ届けていく「成長・拡大フェーズ」です。
自分たちが掲げた理想がいよいよビジネスとして動き出し、社会とつながり始めている。今、一番面白い変化が起きている瞬間だと思います。
――最初のプロダクトとして「建材」を選ばれたのには、どんな戦略があるのですか?
「できるだけ長くCO2を閉じ込めておける用途」を探した時、10年、20年、あるいはそれ以上長く使い続けていただける「建材」が、フィットすると考えたからです。せっかくCO2を活用して製品を作っても、すぐに燃やされて大気中に戻ってしまっては意味がありませんから。
昨年ローンチした目隠しフェンスだけでなく、最近では「SPC床材」という、私たちのカーボンリサイクル技術を活用したCO2を固定した炭酸カルシウムをたっぷり配合した製品も出来上がってきています。
――これからの事業の可能性や、見据えている未来について教えてください。
カーボンリサイクルの市場規模は、2050年までに約71兆円になると言われている、とてつもなく大きな領域です。まずは注力している「壁・床・天井」のラインナップを揃え、家そのものがCO2を固定化する「カーボンリサイクルハウス」を実現します。
さらにそこから、パイプやコンクリートといったインフラ資材へと広げ、最終的には「カーボンリサイクルタウン」を作りたいと考えています。
――二酸化炭素から生まれた材料でできている街、ですか。
最先端の技術で、かつて問題視されていたCO2から新しい街が生まれる。そこに住んでいるだけで誇らしくなるような未来にワクワクしませんか?
もちろん建材だけでなく、自動車や家電など、プラスチックが使われているあらゆる生活インフラにこの素材を広げていきます。一般家庭のあらゆるシーンにカーボンリサイクル製品が溶け込んでいる状態が、僕たちが目指すべきゴールです。
答えは自分たちで創る。フルアクセルで市場を開拓する「セールス」と「エンジニア」を募集
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――いよいよ事業が拡大フェーズに入ったことで、採用も強化されるのでしょうか?
そうですね。ビジネスとしての手応えがいよいよ見えてきたので、ここから一気にアクセルを踏んでいきます。
現在6つのポジションで募集を検討していますが、中でも最も必要としているのが、マーケットを切り拓いていく「フィールドセールス」と、生産体制を築く「プラントエンジニア」です。この2つの職種は、私たちの事業の「心臓」となる重要な役割だと思っています。
――フィールドセールスには、どのような役割やスキルを求めていますか?
出来上がったプロダクトをしっかりと国内・海外に売っていく役割を求めています。私たちが扱っているのは、これまでにない全く新しい環境素材です。正直に言えば、既存の市場にはまだ「前例」がなく、受け入れられにくい側面もゼロではありません。
そのため、「どうすればこの価値が伝わるか」をゴールから逆算し、既存の枠にとらわれない提案を自ら考え実行できる方を求めています。
建材業界の知識があれば心強いですが、それ以上に、産業資材のスペックイン活動などで「新しい商流を創り出してきた経験」がある方なら、この環境を最高に楽しめるはずです。
――組織のカルチャーや働く環境について教えてください。
チーム構成は、新卒が3〜4割、キャリア採用が6割ほど。バックグラウンドも専門性もバラバラなメンバーが集まっているので、ディスカッションはいつも新鮮な発見があります。
今はまさに「0から1」を立ち上げている真っ最中なので、社内のどこを探しても「正解」が書かれたマニュアルはありません。答えは自分たちで創っていくというスタンスで働いています。
もちろんハードな面もありますが、ビジネスが目に見えてスケールしていく「一番熱い瞬間」を当事者として経験できる達成感は、何にも代えがたいですね。
「気候変動の改善を、日本から世界へ」。未踏の領域を共に駆け抜ける、新たな仲間を求めて
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――カーボンリサイクルという難度の高い領域において、TBMならではの強みはどこにあるとお考えですか?
カーボンリサイクルの領域で既に製品をスケールアップさせ、商業用として販売まで漕ぎ着けている企業は、日本はもちろん世界を見渡しても見当たりません。現時点ではTBMは商用化の実績が生まれ、世界で先行しています。
私たちは今、実際のビジネスとして「未踏の市場」の最前線を走っています。トップバッターとして自ら道を切り拓いていく手応えと責任感こそが、私たちの何よりの独自性だと思います。
――最後に、選考を受ける候補者の方へのメッセージをお願いします。
選考では、これまでのキャリアももちろんですが、何より「なぜTBMを選んだのか」「成し遂げたい思いは何か」をお聞きしています。私たちがやろうとしていることは決して簡単なことではありません。だからこそ、「気候変動を改善し、日本から世界へ広げていく」という信念や強い思いがある方と一緒に働きたいと思っています。
環境ビジネスの市場を自分たちの手で作り上げ、同じ思いを持った仲間と刺激し合いながらフルアクセルで成長できるのは、スタートアップの今のフェーズだからこそ。この壮大なビジョンに共感し、一緒に挑戦してくださる方をお待ちしています!
CO2を資源に変え、世界初の市場を創り出す。TBMが挑むカーボンリサイクル事業は、概念のフェーズを抜け、まさに今、ビジネスとして社会に実装されるフェーズへと突入しています。
求めているのは、正解のない「0→1」の荒野をフルアクセルで駆け抜ける「信念」を持った仲間です。誰かが作った市場で戦うのではなく、自らの手で未踏の道を切り拓き、「カーボンリサイクルタウン」という未来の当たり前を築き上げる。
そんな熱い気概を持った方からのエントリーを、心よりお待ちしています。