こんにちは、トレノケート採用担当の吉村です。
4月に入り、27卒のみなさんとカジュアル面談でお会いする機会が増えてきました。
「IT講師」という職種、イメージが湧かない方も多いと思います。実際、面談でも似た質問を多くいただきます。
この記事では、カジュアル面談でよくいただく質問を7つ、正直にお答えします。「応募するほどではないけど、ちょっと気になっている」。そんな段階の方に、判断材料をお届けできたらうれしいです。
目次
Q1. IT講師って、塾講師とどう違うんですか?
Q2. エンジニアもやりたい気持ちがあるのですが、講師って実際に手を動かす経験は積めますか?
Q3. プログラミング経験が浅いのですが、大丈夫ですか?
Q4. 入社してすぐ研修に登壇するんですか?
Q5. 講師のキャリアは、その先どこにつながりますか?
Q6. 講師として、どの技術領域を扱うことになるんですか? 興味のある分野を自分で選んで深められますか?
Q7. 志望動機がまだ固まっていないのですが、面談してもいいですか?
最後に
Q1. IT講師って、塾講師とどう違うんですか?
いちばんよくいただく質問です。大きな違いは【受講者】と【教える内容】です。
塾講師は "学生" に "試験に合格するための学習" を教えますが、IT講師が向き合うのは "社会人"。大手企業のエンジニアやIT部門の方々、官公庁の情報システム担当者、これからIT職に挑戦する新入社員などが中心です。「この技術を業務で使えるようになる必要がある」という目的を持って来られる方が大半です。
だから、教え方も違います。「覚えて使える」ではなく「現場で応用できる」ところまで設計する。受講者の経験や業務背景をどう引き出し、どう技術と結びつけるかを考える仕事です。
塾講師バイトで「わかった!」の瞬間の実感を得た方には、その実感がもっと大きな規模で返ってくる仕事、と言えるかもしれません。
Q2. エンジニアもやりたい気持ちがあるのですが、講師って実際に手を動かす経験は積めますか?
これが、最も多く寄せられる本音の質問の一つです。「講師=話すだけの仕事=技術力が落ちそう」というイメージは、実態とは大きく異なります。
結論として、IT講師は【手を動かさなければ成立しない仕事】です。
たとえば、AWSのハンズオン研修(例:クラウド上にサーバーを構築し、実際に動作させる体験型研修)を担当する場合、受講者と同一の環境を構築し、用意したコードやコマンドをあらゆるパターンで実機検証します。さらに、想定されるエラーとその原因についても事前に整理した上で研修を実施します。研修中は、受講者の環境トラブルをその場で切り分ける役割も担います。
"コードを書いて動かす" ところから、"なぜそう動くのかを説明できる" ところまで——エンジニアと同じように技術に向き合い、体系立てて理解することが求められる仕事です。受講者が確実に理解できる状態にするという "教える" 立場の責任があるからこそ、結果として継続的に手を動かし続けることになります。
担当していない技術領域(AI、セキュリティ、新しいクラウドサービスなど)も、上長と相談しながら業務時間内で学べる環境があります。
"開発実装だけ" がエンジニアリングではありません。構築・運用・検証・トラブルシュートなど、違う角度から技術に向き合い続けられるのが、IT講師という仕事です。
Q3. プログラミング経験が浅いのですが、大丈夫ですか?
大丈夫です。ただし、選考で大切にしているのは「経験の量」ではなく、もう少し別のところにあります。
IT講師の仕事は、一度覚えた内容を繰り返し伝える仕事ではありません。入社後しばらくは入門コースを担当しますが、その先には上位資格コースや新しい技術領域のコースが次々と待っています。【新しい技術を自分で早期にインプットし、受講者に教えられるレベルまで引き上げる】。このサイクルを、講師としてのキャリアが続く限り、継続的に回し続ける仕事です。
だから選考で見ているのは、「技術に興味がある」の一歩先。"難しいことを自分でどう学んできたか" "新しい技術を前にしたとき、どう自分なりに整理し、理解できる状態にするイメージが持てるか" です。ここでいう "学ぶ" は、教科書を読むことだけではありません。自分なりに手を動かし、試行錯誤して、理解の道筋を作る。そのやり方を、自分なりに持っているかどうか。
塾講師・チューター・TA(大学の授業の指導補助)・後輩指導の経験がある方は、この感覚がすでに身についているケースが多いです。「人に教えるためには、自分が一段深く理解しないといけない」を経験として理解している方は、講師としての伸びしろが大きい傾向があります。
入社後の育成ステップ(最初から登壇しないこと、どうやって段階的にデビューしていくか)は、次のQ4でお伝えしますね。
Q4. 入社してすぐ研修に登壇するんですか?
いいえ、いきなり登壇ということはありません。
入社後はまず、約2〜3ヶ月、お客様企業の新入社員の方と同じ研修を受講します。当社の講師が企業向けに実施している研修を、自分自身が "受講者として" 体験するところからスタート。その後、先輩講師の研修サポートに入りながら講師スキルを磨き、最後には【社内メンバーを受講者と見立てた模擬研修】に臨みます。ここでの合格を経て、ようやく "実施デビュー" です。
安心して受講者に価値提供できる準備が整い次第、担当研修をお任せします。焦らせる文化ではなく、一人ひとりの習熟度に応じて段階的に進めていく育成設計となっています。
育成ステップの詳細や、実際に講師になるまでの道のりは、公式ストーリー記事でも詳しく紹介しています。気になる方はぜひあわせてご覧ください!
Q5. 講師のキャリアは、その先どこにつながりますか?
「講師のその先」、大事な質問ですよね。
トレノケートの講師のキャリアは、一本道ではありません。自分の得意と志向に応じて、大きく4つのタイプから選べる設計になっています。
- 【研修実施型】受講者との直接の講義に特化し、講師としての専門性をどこまでも深める
- 【教材開発型】新技術のカリキュラム開発、質の高い教材づくりを担う
- 【コンサルティング型】顧客企業の課題をヒアリングし、研修プランを設計・提案する
- 【マネジメント型】講師チームを統括するリーダー、複数チームを束ねる部長、事業全体を率いる本部長など、組織を動かすキャリア
「教える」から始まって、「作る」「提案する」「動かす」まで。 現場で講師として積んだ "どう教えれば伝わるか" の知見は、どのキャリアに進んでも活きてきます。
🔗 [講師キャリア制度の全体像]
Q6. 講師として、どの技術領域を扱うことになるんですか? 興味のある分野を自分で選んで深められますか?
「講師=会社が決めたカリキュラムを教える仕事」だと、"自分の興味分野を深める余地はあるのか" が気になるところですよね。
結論からお伝えすると、扱える技術領域はかなり幅広く、どこを深めるかは会社とすり合わせながら決めていきます。
当社が自社商材として持っている研修ラインナップは、AWS・Microsoft・Google Cloud・Cisco・Oracle・Red Hat・VMware・Salesforce など世界の主要ベンダーの公式認定トレーニングに加え、AI・セキュリティ・データ分析・DevOps・ネットワーク・データベース、またビジネススキル研修も含め、【1,600以上の研修】に及びます。
だから、講師としての歩み方にも "横の広がり" があります。
■ 2つのキャリアの作り方(横方向)
- 【スペシャリスト型】"AWSといえばこの人" "セキュリティならこの人" のように、一つのITカテゴリを深く極めていく
- 【ゼネラリスト型】クラウド×ネットワーク、インフラ×セキュリティ のように、複数領域を横断して担当する
どちらを選ぶかは、会社の方針(今この領域を伸ばしていきたい、というニーズ)と、"あなたがどうなりたいか" をキャリア面談で擦り合わせながら決めていきます。一方的にアサインされるのではなく、自分で選び取っていく——そんな環境です。
Q5でお伝えした縦方向のキャリア(4タイプ)と、このQ6の横方向の領域選択。"縦×横" の組み合わせで、自分だけのキャリアを描いていけるのがIT講師の仕事です。
Q7. 志望動機がまだ固まっていないのですが、面談してもいいですか?
もちろんです。むしろ、カジュアル面談はそのためにあります。
当社は、1次面接でも志望動機をお聞きしません。理由はシンプルで、【志望動機は選考を通じて徐々に言葉になっていくもの】だと考えているからです。最初から「御社でなければダメな理由」を用意してもらう必要はありません。「IT講師って何をしている仕事なんだろう」「教育業界ってどんな感じなんだろう」、そのくらいの気持ちで来てもらえれば十分です。
面談では、会社のこと、仕事のこと、キャリアのこと、気になることを何でも聞いてください。もし話を聞いて「違うかも」と思ったら、それでまったく問題ありません。私たちも、お互いに合うかどうかを一緒に確かめる時間だと考えています。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。
「IT講師」は、まだまだ知名度の高い職種ではありません。だからこそ、実際に話してみて初めて「面白そう」と感じていただけることも多い仕事です。
■ こんな方は、ぜひ一度お話ししましょう
- 塾講師・チューター・TAなど、誰かに教えた経験がある方
- 技術は好きだけど、開発一本のキャリアに迷っている方
- 人の成長に関わる仕事に興味がある方
- "IT×教育"という専門性を身につけたい方
- 授業だけでなく、気になった技術を自分で試してみた経験がある方(生成AIを徹底的に試してみた、小さなプログラムを書いてみた、など)
カジュアル面談は、オンライン・対面どちらでも、15分〜60分ほどで柔軟に調整可能です。現場で活躍している講師メンバーとの面談もご用意できますので、「実際に働いている人の話を聞きたい」というリクエストもお気軽にどうぞ◎
ぜひエントリーから、お気軽にご連絡ください!
お会いできるのを楽しみにしています。