【元業界No.1の社長インタビュー後編】「3年でどこでも通用する人材」を育て、組織の活力を最大化する秘訣 | 株式会社TSACE
こんにちは、採用担当です。今回は元業界No.1企業を築き上げ、その経験と反動からTSACEを再創業した代表取締役社長である竹之下にインタビューしました。社長の哲学は、「個の営業力を極限まで高める...
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こんにちは、採用担当です。
今回は、かつて元業界No.1企業を築き上げ、その経験と信念から株式会社TSACEを再創業した代表取締役社長・竹之下にインタビューしました。
過去の「超ブラック企業」での経験がいかに組織運営の「理想」を作ったのか。
そして、あえて競合ひしめくレッドオーシャンである人材業界でなぜ再びNo.1を目指すのか。
その戦略の裏側にある「徹底した現実主義」と、
事業成長を確実にする「シンプルな3つの勝利の方程式」について詳しく聞きました。
このインタビューのハイライトをご紹介します。
・「社員を人間扱いしない」超ブラック企業での経験と、再創業の原動力
・「No.2を目指しても意味がない」—徹底してNo.1にこだわる理由
・事業成長を確実にする、竹之下社長の「3つの勝利の方程式」
もともと、会社員として勤めた人材系の会社が「スーパーウルトラブラック企業」でした。そこでは自分の思うようなマネジメントが一切できなかったんですよ。
その会社は社員を人間扱いしないような企業風土でした。
社員が入社したらフルパワーで使い切り、エンジンのように入れ替えるという考え方だったので、社員が疲弊して長く続かない。
一時的に規模は大きくなりますが、
綻びが出れば一気に崩壊してしまうような組織でした。
私はそんな使い捨てのマネジメントではなく、組織を「長く、健全に」運営したかった。できるだけ社員を長く定着させるというのが私の理想だったんです。
それが叶う環境ではなかったので理想の組織を作るには起業するしかないと思い、
2004年に25歳で起業しました。
その後、創業から15年で売上高280億円、社員数1,217名の大規模な企業へと成長させました。2019年にIPOを通じたさらなる拡大戦略を計画する中で、グループの代表をバトンタッチし、再びゼロから頂点を目指したいと考えました。
そこで事業売却を行い、新たに立ち上げたのが株式会社TSACEです。
ーなぜ再創業にあたり、「No.2を目指しても意味がない」と徹底してNo.1にこだわるのですか?
やるからには頂点を目指さないと面白くないし意味がない。
2番を目指してやる仕事なんてモチベーションが湧かないじゃないですか。
やるなら、自分の得意分野で勝負するのが一番早いからです。
私は飲食業界などのことはわかりません。
だからこそ、自分が最も得意とする同業界で立ち上げました。
この軸からは絶対にぶれず、得意分野だからこそ、そこで頂点を目指そうと考えました。
「競合が多すぎるから難しい」という発想自体がそもそも間違っています。
医療・介護領域は確かに競合も多いですが、市場(需要)は間違いなく存在します。
であれば、他社のシェアを奪っていけばいいだけのことです。
強い営業集団を作れば、他社のシェアを奪うことはいくらでも可能です。
これは人材ビジネスの特徴というか、もう簡単に算数みたいなものですよね。
これをやれば勝手に売り上げは上がっていきます。これだけです。
気づくというか、本当に単純な算数だからです。
私はどちらかと言えば、難しい応用ではなく
「当たり前の基本的なこと」を徹底してやり抜くことを意識しています。
難しい応用を考えるより、
当たり前の基本を徹底する方がはるかに難しいし価値があるからです。
複雑な理論に逃げず、このシンプルな方程式を愚直にやり抜くこと。
それがTSACEの強さです。
言い続けるだけです。私は難しいことを言いません。
言っていることが単純なので、浸透しやすいのではないでしょうか。
「月一の会議」などで本質的でシンプルなことを繰り返し伝えます。
あれこれ難しい理屈をこねるのではなく、誰が聞いても「そうだ」と思えるシンプルな基準を示す。それが一番組織を強く、同じ方向へ動かす力になると信じています。
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TSACEの成長の秘密は、元業界No.1企業を築いた竹之下社長の徹底した「現実主義」にあります。
前職での反動から生まれた「理想の組織」を追求しながらも、市場戦略や事業運営においては、「得意分野でNo.1を目指す」「強い営業集団でシェアを奪う」「事業成長の算数を徹底する」という、極めてシンプルかつ本質的な要素に集約されています。
後編では、この成長の土台を支える「人材育成」と「組織浸透」の秘訣に迫ります。 特に、「3年でどこでも通用する人材に育てる」という言葉の真意、社長直々の新卒採用戦略、そして社員のモチベーションを下げさせないための独自のマネジメント論について深く掘り下げます。