こんにちは、採用担当です。
今回は元業界No.1企業を築き上げ、その経験と反動からTSACEを再創業した
代表取締役社長である竹之下にインタビューしました。
社長の哲学は、「個の営業力を極限まで高めることが、会社の成長に直結する」という強い信念に基づいています。
その象徴が、前職でも実現した、社員を市場価値の高い人材へと育て上げる「3年でどこでも通用する人材に育てる」という言葉です。
これを実現するために、採用からマネジメントまで徹底した「現場主義」を貫く社長に
その真意を詳しく聞きました。
このインタビューのハイライトをご紹介します
- なぜ「3年でどこでも通用する人材」育成にこだわるのか?
- なぜ社長自らフロントに立ち、「結果を出す人」だけを選ぶのか?
- 社員のモチベーションを「下げさせない」ために大切にする「人としてのあり方」とは?
1. なぜ「3年でどこでも通用する人材」を育てることにこだわるのか?
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ーメンバーの心に響いている「3年でどこでも通用する人材に育てる」という言葉。これに込めた意図は何ですか?
結局、人材系の会社というのは、各営業マンが求職者の方と話をしたり、企業の社長や担当者の方と話をしたりすることで成り立っています。
つまり、個々の営業マンの営業力によって会社の売り上げって左右されるんですよね。
どれだけ「個」を強められるかが会社の成長に直結すると思っているので、
当然、私も戦略を考えたり仕組みを作ったりはしますが、
最終的には「個の力」に行き着きます。
だからこそ、この育成方針にフォーカスしています。
ーこの言葉には以前の会社での育成実績が背景にあるそうですね。
そうですね。私が以前トライトを経営し、急成長させていた時期は、実際に「3年いたらどこに行っても通用する」状態になっていました。
社員には「年収を上げるからウチに来てくれ」といった直接のスカウトが他社から届くことも珍しくありませんでした。
当時は人材育成会社として、「あそこにいたらバケモン(凄腕)しかいない」と周囲からも言われていましたね。
「一社で一生安泰」という時代ではなくなった今、どの環境でも活躍したいという若手の不安に、この方針が強いメッセージとして響いているのだと感じています。
2. なぜ「採用活動」にこだわり、社長自らフロントに立つのか?
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ーミスマッチを防ぐために、初期段階から社長自ら登壇されています。求める人物像をどう伝えていますか?
トライトのときも新卒を採用していましたが、だいたい1年で半分やめてました。
人事も採用ノルマがあるので、良い面ばかりを強調して採用してしまい、
結果的にミスマッチで早期離職を招くことがありました。
新卒は1人辞めると連鎖的に辞めていく傾向があります。
今の会社ではそれを繰り返したくなかったので、立ち上げと同時に私自身が説明会から入り、学生さんに「ふるい」にかけてもらうようにしています。
求める人物像は非常にシンプルで、
「結果を出す人に来てほしいです。」
とはっきりと伝えます。
これを明言することで、「ふわっと人材業界を考えてる」や「人のためになんかしたいな」みたいな子は全員選考には進まないので、本気で成長したいと思ってる子だけ選考に進むという形でやっています。
ー最終面接も全て社長が担当されていますが見極めのポイントは何ですか?
感覚的な部分もありますが、会った瞬間に「売れそうか、そうでないか」は分かります。学生さんの雰囲気、表情、話し方、立ち振る舞いなどは重要な判断材料です。
また、高学歴の方はそれが一つの努力の証明という武器になりますが、学歴という武器がないのであれば、別の何かで圧倒する力をアピールしてほしいと思っています。
ースカウト文まで社長自ら考えているそうですが意識していることは?
スカウト媒体では、学生が「自分のプロフィールをちゃんと見てくれているか」を重視します。だからこそ、プロフィールを読み込み、一人ひとりに合わせた内容を盛り込むようにしています。
弊社は、効率化のための全てAI任せではなく、人の手で想いを込めてスカウトを送ることを大切にしています。
3. モチベーションを「下げさせない」ためのマネジメントとは?
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ープレイヤーとマネジメント側の育成で観点は違うか、という問いに対し「基本は一緒」だとお答えされています。その「基本」とは何でしょうか?
「人としてどう立ち振る舞うべきか」という点です。
これは営業マンでも役職者でも関係なく、口酸っぱく伝えています。
ーマネジメントにおいて最も大切にしていることは何でしょうか?
マネジメントで一番大切なのは、
社員のモチベーションを下げさせないことだと思っています。
みんな社員は弊社の文化を知った上で入社してくるということは、
その時点でモチベーションが高いです。
それが下がってしまうのは、理不尽な上司の言動などが原因であることが多い。
上司がモチベーションを下げる要因を作らなければ、
社員は自ら意欲的に走ってくれるはずです。
なので、上げるんじゃなくて下げさせないことが大事だと思います。
ー社員のモチベーションを維持するために、特に意識している「人としてのあり方」はありますか?
例えば挨拶です。
朝、オフィスに入った時に上司がパソコンを叩きながら、画面を見たまま挨拶を返す。
これでは挨拶をした側は気分が悪いですよね。
そういう場面を見たら絶対怒ります。
部下が質問に来た時も「手を止めて、相手の顔を見て話を聞きなさい」と指導します。
こうした当たり前の「在り方」を大切にしています。
ー社長と社員の距離が非常に近いのはどのような意図がありますか?
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私自身が現場人間なので、週末に新卒メンバーと遊ぶことも多いですよ。
静岡でサッカー大会に出場したり、大阪で漁船を貸し切って釣りに行ったり、東京のメンバーとバスで富士急ハイランドに行ったり。
土日は社員といることが多いですね。
仕事は家族よりも長い時間を共に過ごすものですから、
そこでの「絆」を大事にしたいと考えています。
ー社員への「個別フォロー」も欠かさないそうですね。
僕は社員の誕生日は今でも全員メッセージで送るんですよ。
毎月、月末に売り上げが上がっている子、上がっていない子、自分で売り上げをチェックしてます。
一番大切なのは、上がってない子、低迷している子に対してです。
単月で売上落ちるぐらいでも、
かなりの長文で励ましのチャットを個別で送ったりしますね。
4. 「現実主義者」として組織はどこを目指すのか?
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ーご自身の考える「弱み」が結果への追求に繋がっているそうですね。
弱点はずっと「アホ」で自分は能力の低い人間だって今でも思っています。
だからこそ、「どうすれば結果が出るのか」を誰よりも最短距離で、
一直線に考えるようになりました。
ー理念やビジョンを語るのが苦手な「現実主義者」だとご自身を捉えているのはなぜですか?
僕は建前で話すのが苦手なんですよ。もう本音しか話せないんです。
僕はあんまり理念がどうとかはあんまり好きじゃないです。
綺麗な理念を語るよりも、現実主義者として「目の前の課題をどう突破するか」をメインにコミュニケーションをしています 。
ー今後、組織としてどのような規模を掲げていますか?
社員数でいうと、1000人ぐらいまですぐ行くかなと思っています。
今後は既存の専門特化型人材紹介だけでなく、新規事業を次々と立ち上げていく予定です。展開する全ての事業において、「業界トップ」を目指すという姿勢は変わりません。
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元No.1創設者が確立した「No.1」という絶対的な目標と、それを達成するための「個の育成」と「現場主義」を徹底するTSACE社です。
その圧倒的な成長スピードは、今後も業界の注目を集め続けると自負してます。