こんにちは!株式会社和心の採用担当です。
今回は、SV(スーパーバイザー)として活躍する颯田さんにお話を伺いました。
2019年に新卒で入社し、現在は複数店舗を統括するSVとして活躍中の颯田さん。
和心で働く魅力や、小売業における強み、そして描けるキャリアパスについて語っていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
入社のきっかけ
ー和心に入社したきっかけを教えてください。
「若い世代が活躍している環境で、自分自身も成長したい」という思いで就職活動をしていた際に和心に出会いました。
社長の言葉や会社の理念を知るうちに、「会社としても成長が見込める」と強く感じたんです。
特に印象的だったのは、昔ながらの伝統文化だけでなく、アニメやゲームといった「今の日本を象徴するサブカルチャー」にも力を入れている点でした。
私が入社した6〜7年前は、ちょうど日本のアニメが世界的に注目を集め始めていた時期。そんな時代背景の中で、「新しい文化」と「伝統文化」の両方を大切にしながら、世界に発信していこうとする姿勢に強く惹かれ入社を決意しました。
ー小売業界に対する不安はありましたか?
今の時代、ネットの普及によって、どんなものでもワンクリックで簡単に手に入りますよね。そうした環境の中で、「小売業がこれからも同じ形であり続ける保証はない」というリスクを感じていた部分もありました。
それでも私がこの業界を選んだのは、「ものづくりの精神」を大切にしたいと思ったからです。職人たちが手作りでこだわり抜いてつくる背景には、表には見えない多くの人の努力があります。そうした「見えないところで支える人たち」の存在を、伝えていきたいと感じていました。
和心では、自社でオリジナル製品をデザインから手がけており、実際にものづくりの現場に触れられる機会があります。作り手の想いを近くで感じながら販売に携われるという環境が、とても魅力的で、純粋に面白いと感じましたね。
和心で働く魅力
ー和心で働く魅力を教えてください。
|挑戦できる環境
入社して感じたのは、「思っていた以上に挑戦できる環境がある」ということです。
販売員としてスタートしましたが、実際には販売だけでなく、新作商品の企画やデザイン開発に携わる機会もありました。そうして店長、そしてSVへとキャリアアップしていく中で、自分の行動範囲や視野がどんどん広がっていくのを実感しています。
|風通しの良さ
「自分の意見を気兼ねなく発信できる風通しの良さ」も魅力です。
「こうした方が会社にとってもっと良くなるのでは?」と思ったことは、実現できるかどうかはさておき、まずは発言できる。下からの意見が上に届く環境が、和心の特徴だと感じています。
私自身、現在はSVとして複数店舗を統括しながら、現場で販売もしています。立場が上がっても、アルバイトスタッフや店舗社員と近い距離でコミュニケーションを取れることが、結果的に「風通しの良さ」につながっているのだと思いますね。
ー「挑戦できる環境」や「風通しの良さ」を実感したエピソードがあれば教えてください。
現在、私は愛知県を拠点に、2つの名古屋店舗に加えて、静岡エリアと石川県の金沢エリアも管轄しています。
その中で、金沢の店舗で売上が伸び悩んでいる時や、静岡で新しいスタッフが入った時などに「何日間で、どんな目的を達成するために、出張したい」と声を上げれば、実際に行かせてもらえる環境があるんです。
もちろん、費用をかけて行くからには成果を出さなければというプレッシャーもあります。
けれど、その分、自分の判断で動ける責任感と、任せてもらえることへのやりがいを感じます。
和心における小売業の考え方
ー小売業への考え方・大切にしていることを教えてください。
最も大切にしているのは「お客様への接客」です。
日々、店長やSV同士でミーティングをする中でも、常に意識しているのは「ご来店されたお客様に、心から楽しんでもらえたか」ということ。
和心の接客の特徴は、私たち一人ひとりが「エンターテイナー」であることです。お客様にとって店舗で過ごす時間そのものが楽しい体験になるよう、全力で向き合う姿勢を大切にしています。
そうした接客の積み重ねが、お客様が長くリピートしてくださる理由につながっていると感じています。
ー空間づくりにおいて注力しているポイント
日本文化を発信する企業として、「おもてなしの心」は常に意識しています。
私たちにとって「おもてなし」とは、ただ商品を販売するのではなく、店舗で過ごす時間そのものを価値ある体験にすること。
たとえば新店舗の立ち上げでは、棚や什器まで自社の人間が選定します。ブランドの世界観を最も理解しているのは、やはり現場でお客様と向き合っている私たち自身だからです。
その結果、どの店舗に訪れても「和心らしさ」を感じてもらえる。このような一貫した空間づくりが、私たちの強みだと感じています。
ー「和心らしさ」を現場のメンバーはどのように理解していくのですか?
たとえば、「かんざし」ひとつを取っても、流行のデザインというのは時期によってどうしても移り変わっていきます。
ただ、その中でも接客をしていると、お客様からのリアクションを通じて「このデザインはきっと売れていくだろうな」とか、「このデザインはあまり響いていないのかもしれないな」といった感覚を、日々肌で感じています。
そういったお客様とのやり取りの中で自然と情報が集まっていきますし、自分がまだいなかった時代の和心を知っているお客様も多いので、そこからお話を伺うことで得られる情報もあります。
同じ和心でも、これまでデザイナーの入れ替わりもありましたが、その時々でブランドの色も少しずつ変化してきました。
だからこそ、「あの時のデザインがすごく売れていたよね」といった記憶をふと思い出して、「じゃあ次の新作にはその要素を少し取り入れてみよう」といった形で、現場からも意見を出せるようになっています。
ー文化体験を提供するうえで、どのような工夫をされていますか?
接客をしていない時間も、常に「今の店舗はお客様にとって魅力的に映っているか」を考えています。
すべての商品がしっかりと魅力的に見えているかどうか。そして、お客様が気軽に手に取り、購入できるような状態になっているかどうか。そういった視点で日々、売り場を見直しています。
たとえば、パッと見て高価そうに見える商品があった場合、「これ、触っていいのかな?」とお客様が不安に思ってしまうことがあります。そうなると、どうしても手が伸びにくくなり、「体験する」という行動につながらなくなってしまいます。
お客様が気軽に触れ、体験できる空間であるための売り場の見せ方は、特にこだわっているポイントですね。
和心のキャリアパス
ーキャリアパスについて教えてください。
「この事業部ってどんなことをやってるんだろう?」「ちょっと気になるな」という時に、「じゃあ行ってみよう!」と挑戦できるのが、和心の良さだと思います。
というのも、和心では、自社の中で業務を理解している人が別部署に挑戦することを歓迎しています。まったくのゼロから採用されるよりも、既に知識を持った状態で異動した方が、現場理解が深まったうえでスタートできる、という考え方が根付いているんです。
たとえば、販売部での経験がマーケティング部で活きることもあると考えていて。日々の売上や商品の反応をリアルに知っているからこそ、マーケティング戦略にも厚みが出ます。
部署ごとに全く違う仕事をしているように見えても、実際にはどこかでつながっていて、それを活かしながらキャリアを広げていけるよう、会社全体で支援しているのが、和心の特徴だと思います。
最後に
ー今後和心をどのように発展させていきたいですか?
ネットでほとんどのものが簡単に手に入る今、「ネットでは絶対に味わえない体験」を、日々の接客の中に落とし込んでいきたいと考えています。
ただ商品を売るのではなく、「お客様がその場で感じる特別な時間」が、私たちのできる提供価値であり、そこにこそ小売の本質がある。
リアルな体験を通して、どこにもない個性と温度感を持った小売をつくっていくことが、これからの課題であり、特出させたい部分です。
ー候補者の方へメッセージをお願いいたします!
「自分が自信を持って責任を果たせるからやる」ではなく、たとえ不安があっても、まずは「やってみよう!」という気持ちで進める方に参画いただけたら嬉しいです。
私たちSVの役割は、足りない部分をフォローし、挑戦を支えることだからこそ、「やってみたい」と手を挙げてくれることが何より大切なんです。
もし「まだ自信がない」と感じても、「一旦やってみてもいいですか?」と言ってみる。その一歩が、必ず次の成長につながります。
石橋を叩いて渡らないよりも、「これ、橋かわからないけど渡ってみよう」くらいの気持ちで大丈夫です。もし橋が崩れそうになったら、私たちが全力で橋をかけに行きます。
少しでも和心で挑戦してみたいと感じていただけた方からのご応募お待ちしております!
ー颯田さん、ありがとうございました。