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「アントレプレナーシップ教育」プログラムの支援の一環として、高校生向けのワークショップを開催しました!

ウォンテッドリーは、広島大学が展開する中国・四国地域の大学発ベンチャー支援組織「PSI(Peace&Science Innovation)」が行う、「アントレプレナーシップ教育プログラム」を支援しています。2023年10月には、PSIが主催した、中国・四国地域の高校生向けの 「コンセプトづくりワークショップ」の企画と運営を、当社が担当しました。


「コンセプトづくりワークショップ」について

「コンセプトづくりワークショップ」は、『広島県東広島市の西条酒蔵通りにある、築100年を超える「町家」の活用』をテーマに開催。町家の活用に向けたコンセプトを創り上げることはもちろん、コンセプトづくりの体験を通じて、参加者に、アントレプレナーシップ(起業家精神)に必要な、課題の発見力や創造性を身に着けていただくことを最終的な目標として行いました。

本ワークショップは前後編に分けて実施。10月15日(日)にはオンライン授業を、10月29日(日)にはオフライン授業を行いました。


ワークショップ前編では、コンセプトの基礎知識をレクチャー

10月15日(日)には、ビデオ会議システムのZoom(ズーム)を活用して、オンライン授業を開催。当社のクリエイティブディレクターの望月勇輔が講師を務め、「世の中のよい商品やサービスの裏には”コンセプト”が存在する」ことや身の回りにあるコンセプトの例といった基礎知識のほか、コンセプト開発の方法などについてのレクチャーを行いました。


ワークショップ後編では、コンセプトづくりに挑戦

10月29日(日)には、オフライン授業を広島県東広島市で開催。フィールドワークや、実際にコンセプトづくりも行いました。

当日は、まず町家の視察からスタート。参加者は2グループに分かれて、東広島市の職員による案内のもと、建物の内部を見学しました。どんな人が住んでいたのか、現在はどのように活用されているのかなどを学び、コンセプトづくりのヒントを見つけました。


その後、東広島市の観光ボランティアガイドの案内を受けながら、ワークショップ会場の「ミライノ+」に移動。道中にある酒造施設の見学をしながら「日本三大酒どころ」として親しまれていることや、地域の歴史についても学びました。


会場に到着後、ワークショップを再開。町家の利用ターゲットである広島大学の学生から「今後どんな場所にしていきたいか」といったヒアリングを行うなどしながら、各グループで「町家を活用するためのコンセプト」について議論を深めました。


ワークショップの終盤には、それぞれのチームが考えた「町家を活用するためのコンセプト」を発表するプレゼンテーションが実施されました。「大人が子どもになれる空間」「酒づくりの歴史を感じるアスレチック施設」といったコンセプトが発表されました。アイデアの発表後には、お互いのチームが考案したコンセプトに対する質疑応答を行い、活発に意見が交わされました。


最後は、本ワークショップの講師である望月をはじめ、オフライン授業の特別講師として迎えた、YouTuberで瀬戸内サニー株式会社代表の大崎氏、広島大学のアントレプレナーシップ教育推進マネージャーの河口氏からフィードバックを受けるなどしました。


アンケートに回答した参加者全員が「また参加したい」と評価

ワークショップ終了後に、参加者を対象に実施したアンケートでは、「参加してとてもよかった(83%)」、「参加してよかった(17%)」という結果となりました。また「次回も、今回のような高校生向けのイベントがあったら参加してみたいか」と聞いたところ、アンケート回答者全員が「また参加したい」と評価しており、参加者の満足度の高さを確認しました。

参加者からは、具体的には以下のような感想が寄せられました。

◇ワークショップに参加した高校生の感想

  • コンセプトを重視した議論ができた
  • 多くの人と悩んで交流しながら意見をまとめる中で、自分1人では得られない発想のアイデアを得られた
  • みんなの意見をまとめて発表に持っていくことは難しかったが、自分にはないユニークな意見を知れた
  • アイデアをまとめたり、条件と合わせて考えたりする体験ができた
  • コンセプトづくりの難しさを理解することができた
  • 他の学校の高校生や、大学生とフラットに話せた
  • 普段なかなか考えない視点で物事を考えた経験は今後様々なところで生きてくると思う
  • グループワークをした後に発表し合うという形式は自然と積極的な参加になるので、とても良かった


ウォンテッドリーでは今後も様々な教育機関や自治体と連携しながら、アントレプレナーシップ教育の支援・実施に携わってまいります。


最後になりますが、本ワークショップにご参加いただいた高校生のみなさま、ならびにサポート等いただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました!


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