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事業部トップに聞いてみた、仕事にかける想いとDM本部の魅力

「事業責任者」と聞くと、日々業績や組織運営と向き合う中で様々な決断を下す、厳格で合理性を重んじる人といったイメージがあるかもしれません。

私もこのインタビューを行うまでは、そのように考える者の1人でした。
しかし、この度の取材で浮かび上がってきたのは、社内の仲間やお客様、地元のためを想い、期待に応えたいと思える人間味にあふれた事業責任者の姿でした。

■取材対象者
仲松 佑弥さん
デジタルマーケティング本部 執行役員 本部長

■経歴
2014年 4月 新卒でブランディングテクノロジー株式会社(当時:株式会社フリーセル)入社、
       デジタルマーケティング本部(以降DM本部) 営業部に配属
2019年 4月 同部部長に就任
2021年 4月 DM本部本部長に就任
2022年10月 執行役員に就任

地元に貢献できるビジネス力をつけるために入社

今のお仕事内容について教えてください。

デジタルマーケティング本部(以降DM本部)の事業責任者を務めておりますので、予実管理や採用、教育など、事業部の運営に関わる業務全般を行っています。また、営業部長も兼任しているため、DM本部の重要クライアントとの顧客折衝も一部担当しています。
 

では次にDM本部の事業についても教えてください。

DM本部では主に中堅・中小企業様のデジタルマーケティング推進の支援を行っています。昨今、「デジタルマーケティングをやっていない」という企業様はほとんどありません。

それが上手く機能している、完璧にできているというケースはごくわずかです。特に、中堅中小企業様の多くは、予算が無い、ノウハウが無い、人材が不足しているといった課題に直面しています。

DM本部ではそういった企業様に対して支援を行うことをミッションとしています。「デジタルマーケティング」というと、「ネット広告の代理店」をイメージされる方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、私達は広告会社ではなく、「マーケティングのことならブランディングテクノロジーに聞けばなんとかなる」と思ってもらえるパートナーであることを目指しています。
 

弊社には新卒で入社されたとのことでしたが、当時入社を希望されたきっかけや理由はありますか?

私は沖縄県の出身で、いずれは沖縄に帰って地元に貢献したいと考えているのですが、大学卒業後は東京に出て就職したいと思っていました。

自分が将来、沖縄に貢献するためには、自身のビジネス力を高める必要があると考えました。そのためにはやはり、ビジネスの最先端である東京に出るのが一番だと思い、東京の会社を中心に就活をしていました。

その中で沖縄に子会社を持つ弊社を見つけ、「東京から沖縄に対して何か貢献できるのではないか」と思い、選考を受ける決意をしました。
 

目標達成だけではなく、「気が利く」人に



新卒から現在のポジションに至るまで、目標を達成し続ける必要があったかと思います。仕事に取り組む上で大切にしてきたことや意識してきたことはありますか?

数字上の目標を達成してきたのは事実としてあるのですが、私が現在のポジションに昇ることができたのはそれだけではないと思っています。

数字目標というのは、その人やその役職に対する「期待」だと考えています。100%の達成ができたとしても、それは役割通り働いているというだけだと考えています。

なので、「期待以上」という評価を貰うために、プラスオンで「仕事ができる」と思っていただくことを意識してきました。
 

プラスオンで「仕事ができる」というのはどういった状態を指すのでしょうか?

私は「気が利く」ことと、定義しています。
「気が利く」と言っても、決して上司に気に入られるということではありません。

例えば、上司の方からいただいた依頼に対して、「なぜ自分に頼んだのか?」といった背景を理解した上で業務に取り組んだり、あるいは自分から進んで巻き取ったり、時には先回りして対応しておくようなことを指します。

意図や目的を理解し、そのオープンスペースに走り込んで、自分にできる最大限のことをやるという意味で「気が利く」ことを大切にしていました。
 

社内以外でも、クライアントを含めたステークホルダーとも良好な関係性を構築する必要があったかと思います。その点においてこだわりなどはありますか?

メールにはすぐに返信する、電話はすぐに折り返してお待たせしないなど、当たり前のことを怠らずに丁寧にやり続けるというのは、ずっと大切にしています。また、社外のお客様に対してもやはり、「気が利く」と思ってもらうことが一番大事だと思っています。

たとえ自分の利益に繋がらなかったとしても、お客様同士を紹介して繋ぐなど、自分にできることがあればプラスオンで提供していくというのは、社内同様に意識してきたことの1つです。
 

「気が利く」と思ってもらったことで何か変化や、やりがいを感じたことはありますか?

過去に、お客様の担当者の方が他社に移られ、その移られた先でも私宛に連絡をくださり、お仕事をいただいたということがありました。そのように、「仲松とだったら仕事がしやすい」「気が利く」と思ってもらえたことが、目に見える形で現れた時は大変やりがいを感じました。
 

マネジメントに達成感なんて感じてはいられない



次に事業部のトップとしての仲松さんについてお伺いします。早い段階からマネジメントする立場に就かれていますが、人やチームを引っ張る上で大事にしていることはありますか?

まず聞く。
こちらが何かオーダーする前に、まず相手の要望を聞く。

相手の要望が満たされていない状態では、こちらの要望を飲み込んではくれないと思っています。
こちらの要望を理解してもらうためにも、まず相手の要望を聞いて、互いに議論できる土壌を作るということを大事にしています。

なので、「まず聞く」というのは人の上に立つ者としての基本だと思っています。また、チームを引っ張っていく上では、「自分がこうしたい」という意志を伝えるようにしています。

「上がこうしてって言ってたからやっといて」といったような、そこに自分の介在価値の無いマネジメントはしないように心がけています。そのような上司には誰も惹かれないと思いますし、その人が間に入る必要は無いと思います。

そうではなく、自分の向かっていきたい方向を見つめ直した上で、「自分はこうやりたいと思っているんです」というメッセージ発信をするようにしています。でなければ、組織・チームを動かしていくというのは難しいと考えています。
 

マネジメントする中で、達成感を感じることはありますか?

ありません。日々猛省しています。
これは個人の達成感の感じ方の違いもあるとは思いますが、マネジメントする中で達成感は感じてはいけないのではないかと考えています。マネジメントとはある意味で、メンバーの人生を背負っているわけでもあります。

私が無責任に言ったことでその人の人生が左右されることだってあるかもしれません。その人に配偶者や子どもが居たりすると、本人だけではなく、その家族の人生まで決めてしまうことになるかもしれません。

考えすぎかもしれませんが、それぐらいのことだと思っているので、「上手くいった」「よかったよかった」ということは無いと思います。常にもっといい方法があるのではないかと、日々考え続けています。

時には申し訳ないと思うこともあります。
自分についてきてくれている人達にはいつも感謝しています。
なので達成感を感じることはありませんが、そういった人達のために働きたいという強い思いは常に持っています。
 

お客様に育ててもらえる、それが一番成長できる

今度はDM本部について深掘りしていきます。事業や仕事内容での魅力はありますか?

様々な面で勉強になる点だと感じています。例えば事業会社に入ってしまうとその業種のことしか学べません。一方で、DM本部ではBtoBやBtoCの色んなお客様がいて、色んな業界について知ることができます。

また、クライアントワークが一番勉強になるし成長できると思っています。クライアントワークのない業種や職種ですと、自分を引き上げてくれる人が自分の上司しかいません。そうなると、自分の視座や価値観がその人に固定されてしまいかねません。

一方で、お客様の前に出る仕事ですと、相手の担当者やその上司の方、事業責任者、役員・社長クラスの人達とも一緒に仕事をする機会に恵まれます。
そして場合によっては、そういった人達からもフィードバックやご要望をいただいたりすることもあり、自分の視座や考え方を広げることができます。

本来、ビジネスだけの関係であれば、発注する/しないだけの話で全てが完結してしまいます。
しかし、時間や労力を割いて意見を伝えてくれる、お客様に育てて貰えるというのは非常に貴重な経験ですし、やはりそれが一番成長を早めます。そこがDM本部で働く魅力だと考えています。
 

では、キャリア形成をする環境としての魅力はありますか?

やりたいと言ったことに対してチャンスを与えてくれる点は、自身のキャリア形成に最適だと考えています。

デジタルマーケティングのベーススキルがあれば、
「こういった事業部を作りたい」
「こういった組織にしたい」
「こういったチーム編成にしたい」
と言ってくれる人にはどんどん機会やチャンスが提供される環境です。
仮にそれで失敗したとしても、それが称賛される風土もあります。

「やりたいです」と言ってできるのが一番いい結果ですが、それは殆ど無いものと思っています。
「やりたいです」と言ってできなかった人と、「やりたいです」と言わなかったけど同じアウトプット・同じ成果を出した人が居た場合、前者の方が高い評価を得ることのほうが多いように思います。

そういった挑戦を肯定する社風は、個人が進みたい道やキャリアを歩む上でも大きな支えになるのではないでしょうか。
 

人の力を活かすために、全員をCMOクラスに


では次に今後や未来のことについてお伺いします。DM事業の将来的な目標やビジョンは何でしょう?

DM本部のメンバーを全員、CMO(Chief Marketing officer)クラスにまで引き上げたいと考えています。顧客折衝スキルやマーケティングの知識・スキルをより広く強化していき、CMOが務まるレベルにまでなれば、社内で実力を発揮してもらえるのは勿論のこと、他社に移った後や副業でも活躍できる人材になれると考えています。

CMOクラスの実力をつけることで、働き方の幅を広げることもできるのではないかとも考えています。
 

CMOという点に強いこだわりがあるようにも見受けられますが、他に理由はありますか?

この業界ではそこが最も人の力が活きる道だと思うからです。
AIにはまだCMOは務まりません。

この業界ではAI活用の進歩が早く、広告運用や画像生成、ライティング、広告入稿までAIでできてしまうようになりました。

やはり人が介入する以上は、AIでは務まらない仕事、人が価値を発揮できるサービス提供をしていきたいですしそうすべきだと考えるため、メンバー全員がCMOとなることを今後のビジョンとしています。
 

仲松さん自身の今後のビジョンや夢はいかがでしょうか?

沖縄県民として、沖縄のワーストを1つでも減らしたいというのが私個人の夢です。沖縄県には出生率No.1や、開業率No.1など様々な良いNo.1があります。しかし、その一方でワーストが多いのも事実です。私が今後沖縄県に貢献していくことで、そういった良くないNo.1を減らしていければと思っています。

実は今年の6月から、子会社である株式会社アザナの取締役にも就任しているので、そこからこれまで身につけてきたものを沖縄に還元していくことも視野に入れています。
 

責任ある立場がそのように夢を抱けるというのは、所属している者としても非常に誇らしく思います。最後に、今後入社を希望される方にメッセージがあればお願いします!

なるべく早いうちに、弊社、あるいはこの成長産業に入った方が良いと思います。何かを始めるにあたっては、今日が一番若いですから、スタートが早ければ早いほど市場価値を上げられると思います。

そういった意志や行動力のある人と一緒に働きたいと思っているので、是非、エントリーのほど、よろしくお願いいたします!

編集後記

普段、気さくに話しかけてくれて、時には厳しく指導もしてくれる、頼れる存在である仲松さん。よく知っているつもりでいましたが、この度の取材で仕事や社内の仲間、地元に対する強い想いを知ることができました。改めて仲松さんが今後作っていくDM本部の未来を見たいと感じましたし、また、少しでもその支えになれるよう「気が利く」人材になれればと思いました。

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