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「今日も全員不採用にしてやろう」と思っている人事はいない。

就職活動や転職活動をしていると、多くの「お見送りメール」が届き、会社や人事が敵に見えたり、自分のことを評価してくれる人がいない=自分には価値がないと考えたことはありませんか?

「今日もじゃんじゃん不採用にしてやろう!」なんて思って面接している人事はいません。

面接の目的は、言うまでもありませんが、会社にとって良い人材を採用することであって、求職者を不合格にすることではありません。

実は、採用側にも大きな葛藤があります。

【例えば】

  • 良い人材だが、会社の事業内容やビジョンとマッチしない。
  • 良い人材だが、現時点の会社のフェーズ上、受け入れ態勢が整っていない。
  • 良い人材だが、業務内容や適性が合わない。
  • 良い人材だが、現時点のカルチャーや規模に合っていない。

など、様々な事情があって不採用にする場合が多くあります。


しかし、面接後に求職者やアドバイザーから「面接はとても気持ちよく対応してもらえた、いい会社だった、是非入社したい!」との連絡が入ると、このように感じてくれたのが本当なら、求職者を深く傷つける結果になってしまうという苦しさが常にあるのです。

私たち人事は毎日今の会社にとってマッチする人材を採用しています。

これを見て、就職活動や転職活動で悩んでいる方がいれば、決して自分が「優秀ではない、価値がない」から不合格になったと考えないでください。

だからこそ、自分の性格や適性などの分析や、企業調査をすることがとても大切であると考えます。「この企業のフェーズや考え、価値観が自分とマッチしているのか」まで調査できていれば、ギャップにも繋がりませんし、早期退職のリスクも減少することができます。

もし不合格の通知がきて、落ち込んだり、周りと比べたりすることがあれば、今日のこの記事を思い出していただければ幸いです。

また、現在は「転職を促す」媒体や広告が盛んにあります。なんとなくではなく、必ず、自分の転職軸を理解をした上で、転職活動を行うようにしてください。私も、今の会社になんとなく不満があり、深く振り返りをせずに、転職をし後悔をしたことがあります。もしかすると今考えている転職理由は、転職先でも同じ理由で退職をする可能性はありませんか?今「嫌だ」と感じている仕事も、自分が選んで、仕事をしていませんか?

例えば、大量のタスクを抱えている社員が、「やめれば会社に迷惑がかかるし、やらなければ会社から自分の評価が下がってしまう。そんな思いを味わうくらいなら、やっておこう。」と、判断をします。このように、仕事をやるという決断は、他人から無理矢理やらされているのではなく、自分がやると自己決定していることがほとんどです。

根本の問題を深く考えないまま、転職をしてしまうと、同じ悩みや問題を繰り返す可能性が非常に高いです。自分と向き合う時間を確保し、転職活動をすることをおすすめします。


就職活動や転職活動をしている皆様に、何か一つでもきっかけを与えることができますように。


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