埼玉大学 / 工学部 建設工学科
【卒業研究】混合セメントを用いた暑中コンクリートの初期収縮ひび割れ
卒業研究: 「混合セメントを用いたモルタルの初期収縮ひび割れ」をテーマに、バングラデシュからの留学生と共同で研究を行った。熱帯地域では高温環境下でコンクリートの養生が困難なため、打設直後に生じる初期収縮ひび割れが深刻な問題となっている。また、環境負荷低減の観点から、フライアッシュ(火力発電所の副産物)や高炉スラグ(製鉄所の副産物)といった混和材の活用が国内外で拡大しており、その使用に伴うひび割れリスクの検討が求められている。 本研究では、セメントの種類(普通ポルトランドセメント・高炉スラグ・フライアッシュ)と水セメント比を変化させ、高温・常温それぞれの環境下で毛細管張力・収縮ひずみ・初期ひび割れ幅を計測した。その結果、高温環境下ではフライアッシュの使用により初期収縮ひび割れの発生リスクを低減できることを確認し、ひび割れ発生メカニズムの解明とともに、ひび割れが生じにくい材料選定・配合設計を提案した。


