国立大学法人電気通信大学 / 大学院情報理工学研究科情報学専攻
国際特許出願 WO-A1-2025/023179
主に院生時代に研究開発した技術を特許出願したものです。 アルツハイマー型認知症を日常の睡眠時の心拍数から専用のAIモデルによって判定する技術です。 アルツハイマー型認知症では視交叉上核の機能不全などによる概日リズムの乱れがよく見られると言われています。また、安静時の心拍数には概日リズムが見られると言われています。 これら二つの観点から、アルツハイマー型認知症の安静時の心拍数には健常者と比較して時系列特徴量の観点で差がありアルツハイマー型認知症の可能性を検知できるのでは、という観点で考案した手法になります。 手法では睡眠時の心拍数から二つの時系列特徴量(偏自己相関係数、連続ウェーブレット変換のピーク数)を、ベンフォード分布で自動検出した心拍数の平静な区間ごとに計測し、ランダムフォレストによる部分的な認知症判定を実施、それを総合した認知症判定をするものです。