ニューヨーク大学アブダビ校 / コンピュータサイエンス
ハプティクスとXR(複合現実)による不安障害治療法の開発
全般性不安障害などの不安障害による心配性を軽減するために、ニューヨーク大学アブダビ校の名誉教授と大学院生と共に、ハプティクス技術を搭載したベストと複合現実(XR)を開発している。 実験では、ベスト型のハプティクスとXRを統合した治療法を用いる。ハプティクスの振動周波数は28Hz、振動パターンは波が上下する形で設定し、アクチュエーターの位置は背中とお腹周りに集中させる。これらの要素は不安のレベルを減少させるのに最も効果的だと証明されている。また、振動周波数と振動パターンは常に調節可能とする。XRは現実世界と仮想空間に分かれている。被験者が位置する周囲3メートル以内の環境は再現されるが、それより外側の空間は被験者の生理的変化に応じて特定のVR環境が出現したり消滅したりする。例えば、心拍数が上昇するにつれてVR環境が徐々に出現する。この実験で使用するVR環境は、明るい夕日が輝っていて、少量の波風が吹いており、鳥の囀りや波の音が聞こえる浜辺である。ハプティクスと同様、これら全ての要素は安心感の向上やリラックス効果に最も効果的であると証明されている。また、被験者の生理的変化に応じた最も的確なフィードバックや振動周波数とパターンを提供するため、心拍数や脳と皮膚の電気活動を測定するバイオセンサーを使用する。特定の生理的状況に応じては、深呼吸を施す音声フィードバックを提供する。これを通して、被験者を効果的な呼吸法に適応させる。実験条件としては、ハプティクスのみ、VRのみ、両方の三つのグループに分けて比較検討する。