早稲田大学鉄道研究会とプロ写真家アシスタントの経験
早稲田大学では鉄道研究会に所属し、鉄道を通じて地域の歴史や社会構造を理解する活動に取り組みました。路線の成り立ちや沿線の産業、地形と交通の関係などを調べることで、地域社会を「構造として捉える」姿勢が自然と身につきました。合宿や調査旅行では、文献だけでは分からない地域の姿を自分の足で確かめる経験を重ね、観察力と丁寧な記録の大切さを学びました。 こうした鉄道研究会での活動がきっかけとなり、鉄研の大先輩であるプロ写真家のアシスタントを務める機会にも恵まれました。撮影現場では、光の向きや背景の整理、状況を読み取って先回りする準備など、派手な技術よりも丁寧な観察と協働が求められました。現場の空気を読みながら動くことの難しさと大切さを、日々の仕事を通じて実感しました。 このアシスタント経験は、私にとって「プロとして活動するスタート」でもありました。自分の役割を果たしながら現場を支えるという責任感を初めて強く意識し、仕事としての撮影に向き合う姿勢を学んだ時期でした。大先輩の背中を間近で見ながら、プロの現場がどのように成り立っているのかを体感できたことは、その後の活動にとって大きな財産となりました。 鉄道研究会で培った構造的な視点と、写真家の現場で学んだ観察と協働の姿勢は、私の学びの基盤となり、プロとしての第一歩を踏み出すうえで欠かせない経験でした。
