自分の適職は、AIに“ひとつの得意”を入れると見えてくる。
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「自分には何ができるのか?」をAIを使って精査していく
Wantedlyを見ていると、
「自分の強みが分からない」「何が向いているか知りたい」
という声をよく目にします。
AIで自己分析ができる、と言われることも増えましたが、
実際にやってみると “一般的な回答” に寄ってしまいがち。
そこで今回は、
AIを使って“自分固有の特性”を深掘りする方法 をまとめてみました。
一般的な棚卸しではなく、
自分の思考と行動のパターンを見つける やり方です。
◆ まずは「得意なことを一つだけ」挙げる
いきなりたくさんのキーワードを入れると、
AIは無難で平均的な結果を返そうとします。
なので、まずは ひとつだけ、できるだけ具体的に書き出す。
今回の私の例はこれです👇
「ユーザー視点でUXをシミュレーションできるので、プロダクトの違和感を察知できる。」
この一文をAIに投げて、どこまで深堀りできるか試してみます。
◆ 分析結果:この1文に含まれていた能力
まずは“表層的なスキル”から。
① 表層スキル
- UXを考えながらプロダクトを見ることができる
- 違和感に気づける
ここまではよくある自己分析。
この文章からはさらに“その奥にある動作”も読み取れていました。
② 深層スキル
1|リアルタイムのユーザーモデル再生能力
ユーザーの操作を頭の中で“動画のように再生”し、
次の動きや迷うポイントを予測できる。
2|“違和感”を要素単位で分解できる認知スキル
・情報の階層
・一貫性
・認知負荷
・仕様の揺れ
こうした要素を瞬時に判断できる。
3|“未来の問題”まで先読みするUX脳
「今は問題ないけど、3画面先で破綻する」など、
未来の欠陥が見えるタイプの思考。
4|“実装側の矛盾”まで拾えるQA的センス
UXと仕様と実装の矛盾を、作る前から検知できる。
③ つまり私は何をしている人なのか?
UIを作る前に、迷子ポイント・構造の破綻・実装矛盾を消し、
チームが高速で進めるための“設計の地固め”をする人。
こうした深層スキルを踏まえると、私の役割はより明確になります。
ここまで出してくれました。
◆ では、これはどんな職業に向いているのか?
とAIに更に聞いてみました。
向いている職業
① UXアーキテクト(IA)
画面の前の「情報構造」から整え、迷子ポイントを消す仕事。
② プリPM(要件定義特化PM)
PMのさらに前で“前提あわせ・揺れ止め”を行う役割。
③ UXリサーチャー(行動フロー設計寄り)
ユーザーの動きの破綻を事前に予測するタイプのUX。
④ プロダクトストラテジスト(0→1フェーズ)
何を作り、どんな価値を届けるかの設計を担当。
⑤ デザインQA / 仕様整合性QA(最上流)
体験・仕様・実装の矛盾を最初に止める仕事。
逆に、誤解を招く職業名なんかも出してくれます。
これらは仕事内容とズレやすい↓
- ❌ UIデザイナー(作画メイン)
- ❌ グラフィックデザイナー
- ❌ コーディングが主業務のエンジニア
私の強みは「作ること」ではなく“作る前の整流” にあるとわかります。
◆ なぜ“一つの得意を深掘り”するとここまで見えるのか
AIは情報量が多いと“平均的な答え”に寄せようとします。
だからこそ、
一つだけ、具体的に書いて深掘りさせる。
これが最も自分に近い分析結果を引き出せる方法です。
こうして一つずつ丁寧に掘り下げていくと、
自分の特性・適職・向いている働き方の構造 が見えてきます。
私自身、この方法を使って
“横断型 × 前半特化 × UX × QA”の自分像をどんどん固めています。
自己理解が深まると、働き方や職種選びの迷いも減ります。
自分で気づかないような素敵な特性が見つかるかもしれないので
AIを使って掘り進めていく自己分析、おすすめです。
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今日のオマケ:一般的な自己分析をAIに入れるとこうなる
よくある自己分析の例を入れるとこんな感じです👇
■経験
・◯年◯◯会社で営業経験
・チームリーダー経験
■強み
・コツコツ継続できる
・コミュニケーション能力
■弱み
・慎重になりすぎる
・完璧主義
■キャリア志向
・将来的にはPMを目指したい
・デザインスキルをもっと伸ばしたい
↓ AIの出す“総合的な自己分析”
あなたは営業経験とチームリーダー経験を活かしたコミュニケーション能力を強みとしながら、コツコツ努力を継続できるタイプです。
慎重さや完璧主義といった傾向はありますが、
プロジェクト管理や品質担保の観点ではプラスにも働きます。
■強みの活かし方
コミュニケーション能力 → PMの調整業務に適性
コツコツ継続 → 中長期プロジェクトで活かせる
営業経験 → ステークホルダーとの折衝能力に強み
■弱みの向き合い方
慎重さ → スピードを意識する
完璧主義 → 60%の段階で共有する癖をつける
■キャリア適性
PMを目指す方向性は経験とも整合性が高く、
デザインスキルを伸ばすことでキャリアの幅が広がるでしょう。
ここから分かること
一般的な入力をすると、
“一般的な文章” が返ってきます。
独自性もほぼ出ません。
ひとつの特性を具体的に書いて深掘りさせる
というステップで全然変わりますのでお試しあれ。