私は以前、4年半ほどアパレル販売員として働いていました。
お客様と直接お話ししながら、求めているものを考えたり、自分の提案によって「これにしてよかった」と喜んでいただけたりすることにやりがいを感じていました。
接客は楽しかったですし、アパレルの仕事が嫌になって転職したわけではありません。
それでも、4年半働く中で少しずつ「この先、自分はどんな仕事をしていきたいんだろう」と考えるようになりました。
「もっとスキルを身につけたい」と思った
転職を考えたきっかけは、キャリアアップでした。
アパレルでの仕事を続けることも考えましたが、これから長く働いていくことを考えたときに、接客以外にも自分の強みになるスキルを身につけたいと思うようになりました。
「今の仕事が嫌だから変わる」のではなく、
これから先も長く働いていくために、新しいことに挑戦したい。
そう考えて、これまでとは違う環境に飛び込むことを決めました。
そして現在は、アパレル販売員からBPO管理者へとキャリアチェンジしています。
未経験の仕事で感じた難しさ
実際にBPOの仕事を始めて、最初に難しいと感じたのは、クライアントが求めていることや考えていることを理解したうえで、業務を遂行していくことでした。
自分の中で「こうすればいい」と思っていても、それだけでは十分ではありません。
クライアントが何を求めているのか。
今、何を課題に感じているのか。
言葉にされていることだけではなく、その背景にはどんな意図があるのか。
そこを理解したうえで、自分たちがどう動けばいいのかを考える必要があります。
これまでとは違う視点が求められることに、最初は戸惑うこともありました。
「相手の求めていることを理解する」ということは、簡単そうに見えて、実際にはとても難しい。
それを日々の仕事の中で実感しました。
そこで気づいた、アパレル時代の経験
一方で、仕事をしていく中で「アパレル時代の経験がここでも活きている」と感じることも増えていきました。
それが、相手のニーズを理解して会話することです。
アパレルで接客をしていたときも、お客様が最初から「自分が欲しいもの」をすべて言葉にしてくれるわけではありませんでした。
会話をしながら、何を求めているのかを考える。
その人の状況や好みを理解する。
そして、相手に合った提案をする。
BPOの仕事でも、形は違っても本質的には同じ部分があると感じています。
相手の話を聞き、何を求めているのかを理解する。
そして、それをもとに自分たちがどう動くべきなのかを考える。
「接客」という仕事を通して身につけた力が、今の仕事にもつながっていることに気づきました。
「相手を理解する」は、どんな仕事でも大切なスキル
今は、相手のニーズを理解して会話することは、クライアントとのやり取りだけではなく、チームで仕事をするうえでも大切なスキルだと感じています。
同じ会社で働いていても、一人ひとり考えていることや置かれている状況は違います。
だからこそ、ただ自分の考えを伝えるだけではなく、
「相手はどう考えているんだろう」
「何を必要としているんだろう」
と考えることが大切だと思うようになりました。
これは、アパレル時代には「接客スキル」だと思っていたものが、今では「仕事をするうえでのコミュニケーションスキル」として、自分の中に残っている感覚です。
キャリアチェンジをして気づいたこと
アパレル販売員からBPO管理者。
仕事内容だけを見ると、まったく違う仕事に見えるかもしれません。
私自身も、転職前はそう思っていました。
でも実際に環境を変えてみると、これまでの経験が無駄になるわけではなく、違う形で活かせることを知りました。
そして、キャリアアップは「今までとは全く違うスキルをゼロから身につけること」だけではないのだと思うようになりました。
これまでの経験を土台にしながら、新しい環境で新しいスキルを身につけていく。
その積み重ねによって、自分のできることを少しずつ増やしていく。
それも一つのキャリアアップなのだと思います。
4年半続けたアパレルの仕事を離れることには、もちろん不安もありました。
でも、あのとき「もっとスキルを身につけたい」「これからも長く働ける自分になりたい」と思って一歩踏み出したからこそ、今の自分があります。
これからも、これまでの経験を大切にしながら、新しいことを学び続けていきたいと思っています。