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僕の将来のビジョン

僕の今までの生き方は誰にでもおすすめできる生き方ではありません。

世の中には世渡り上手な人もいるが、僕の場合は正反対で人一倍失敗しながら今まで生きてきました。

それはまるで80mハードルを綺麗に跳躍する人と全てなぎ倒していく人の違いに似ています。

プロイセンの宰相であるビスマルクはこう言いました。

「愚者は自分の経験からしか学ばないが、賢者は歴史から学ぶ」と。

つまり世渡り上手な人は他人の経験をまるで自分が経験したかのように振る舞うことができ、結果的に時間も労力もかけずにものごとをやってのけてしまいます。

たしかにそんな人の背中を追うのは楽しいかもしれない。

いつかあんな風に自分もなってみたいと。

でも僕は違います。

頑張りすぎて疲れてしまったとき、追い続けたけど超えられない壁を目の当たりにしたとき、信頼していた人の期待にこたえられなかったとき。

そんなときに人の痛みや辛さがわかる人でありたいです。

それは愚者であり、失敗を全てなぎ倒して乗り越えてきた僕だからこそわかるんだと思います。

そして最後には

「そんなの人生100年にしてみたら取るに足りないことだよ」

と言ってあげられる、懐の大きな人であり続けたいです。

気が楽になって、前向きになれるよう励ましたいです。

それくらいエンジニアという仕事はみなさんが思っている以上に過酷な仕事だと思うからです。

それを知っているからこそ、僕は甘い言葉で君たちをこのIT業界に誘ったりしません。

だけど僕らは世界を目指せるエンジニアを育成することに本気で取り組んでいて、

5年後には日本の名だたる企業にも勝てる企業として名乗り出る準備をしています。

そして10年後には世界一の企業になろうと思っています。

本気で世界を目指したとき、心が打ちひしがれてしまうかもしれない。

超えられない壁に茫然自失となってしまうかもしれない。

人に裏切られて自暴自棄になってしまうかもしれない。

平凡に生きていれば起こらないことも世界を本気で目指せば当たり前に起こるでしょう。

しかしそんな大きな困難にぶつかったとしても、そこを超えたときメンバーみんなで喜び合える。

メンバーみんなが誰一人欠けることなく、幸せいっぱいの笑顔で喜びを分かち合えるような組織づくりをすること、これが僕のビジョンです。