採用支援の現場でよく聞く言葉です。
「明るい人」「コミュニケーション能力が高い人」「主体性がある人」——出てくる言葉はあっても、実はかなり曖昧です。「コミュニケーション能力が高い」と言っても、初対面でも話せる人なのか、空気を読める人なのか、相手との距離感を調整できる人なのか、で全く違います。
実は企業は"感覚"では分かっているんです。ただ、それを言葉にできていない。だから面接では「いいと思った」のに現場でなじまなかった、逆に地味に見えた人がすごく活躍した、ということが起きます。これは面接が"感覚のすり合わせ"になっている証拠です。
ここで重要なのが**「コンピテンシー」**——成果を出している人の行動特性を観察し、再現可能な形に整理する考え方です。私は人材要件を、4つに分けて整理することをお勧めしています。
①スキル 経験・資格・業務知識
②タイプ 空気感、人との距離感、感情の安定性("店長のお気に入り"に近い感覚)
③コンディション 働ける条件(シフト、通勤距離、両立事情)
④ポテンシャル 素直さ、吸収力、学ぶ姿勢
特に②のタイプは、言語化されないままだと「好き嫌い採用」「なんとなく合う」で終わってしまいがちです。だからこそ、"どこが、どう良いのか"まで分解することが大切です。
採用とは単なる人集めではなく、「会社そのものを言語化する作業」。"いい人が採れない会社"ではなく、"いい人を説明できていない会社"かもしれません。
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