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自分の成長と働き方にフィットした企業を見つけるってホント大事             ~起業かベンチャーか大企業か?~


【目次】

1. はじめに

2. 意外と見えない企業風土

3. 経験した3タイプの企業を一言で表現してみた

4. それぞれの良かったところ・苦労するところ

5. さいごに

1.はじめに

みなさん、こんにちは。株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)CXOコラム第3弾COOの山本です。

当社のCOO(Chief Operating Officer:最高執行責任者)の役割は、経営方針・計画達成をミッションとして、中長期的な事業成長視点と半年・1年といった短期的な事業数値の両方を「どうやったら達成できるか」をとことん考えて、全社リソースを調整し、各事業が成長できるように全事業の執行の責任を担うこと。つまり、ものすごく端的にいうと、ONE COMPATHらしい勝ち方・勝ちパターンを作り続けることです。

さて、第3弾の今回は、私自身が体験してきた、

「今の自分の成長意欲と働き方にフィットした企業を見つけるってホント大事」

をトピックにしてみたいと思います。

これまで私は、大小様々な企業でそれぞれの成長フェーズを経験してきました。自分が望む成長&働き方と会社の歩調が合っていると、成長って足し算じゃなくて掛け算になって自分が輝いていると実感できます。そんな私の実体験をお届けしたいと思います。

私は、今までこんなフェーズの企業で働いてきました。

・超成長中のITベンチャー

・共同起業したスタートアップ

・凸版印刷グループのIT特化企業としてリスタートした当社ONE COMPATH

※そのほかにも複数社ありますが、それはまた別の機会があればお話ししたいと思います。

2.意外と見えない企業風土

皆さんは、

「自分ってこれからどんな風に働いていきたい?」

「これから3年~5年後の自分ってどんな感じ?」

「他の会社の働き方とか風土ってどんな感じだろう?」

なんてことを考えた経験があるのではないでしょうか。

自分のビジョンや働くペースがずっと変わらないなんてことはないですし、多種多様な働き方を選択することができる今の時代においては、その分とても悩みますね。

自分の今の価値を最大限発揮でき、お互いがフィットした環境を見つけることができたら人生がとても楽しいものになるのに、働く上で、会社を選択する上で、自分の成長意欲と働き方がフィットする状態をイメージするのはなかなか難しいことです。

今の会社と今の自分が一番フィットしていることを再確認したいけれど、他の会社のことはよくわからないし、隣の芝生は青く見える。

働き方を変えたい人や、他の会社で仕事したいと思っている人もきっと同じ。

当社のホームページも先日リニューアルし、情報量を増やして会社のこと・働くメンバーのことを知ってもらう活動を日々アップデートしていますが、それでも企業採用ホームページだけだと見えてこない部分も多いかと思います。

そこで今回は、これまで私が経験した企業のフェーズごとに「この企業ってこんな感じだったな」と思い出しながら、それぞれの良かったところや、そのフェーズならではの苦労ポイントなどを交えてお伝えしたいと思います。あくまで個人的な感想と体験なので、まったく違う場合もありますので、ご参考程度に。

皆さんが、このコラムを読み終わったあとに、今の自分にはどんな働き方やどんな成長スピードがフィットしていて、今の自分が輝けるところはここだなとイメージしてもらえたらうれしいです。

3.経験した3タイプの企業を一言で表現してみた

文化・売上規模・人数・成長スピードがそれぞれ全く異なる企業ですが、いずれも素晴らしい企業、素晴らしい人に出会い、貴重な仕事をさせていただいたと感じています。そんな経験を持つ私の勝手で個人的なイメージで恐縮ですが、それぞれを簡単に表現すると、こんな言葉がしっくりきます。

・超成長中のITベンチャー →勢いがすべてを飲み込み進んでいく

・共同起業したスタートアップ →原始時代へタイムスリップ

・凸版印刷グループのデジタル推進企業としてリスタートした当社ONE COMPATH            →安心と挑戦の最強ハイブリット

次は、それぞれの特徴と良いところ・苦労したところについてお話しします。

4.良かったところ・苦労したところ

超成長中のITベンチャー →「勢いがすべてを飲み込み進んでいく」

今や上場しCMもバンバン回っており、知っている方も多い企業ですが、私がいた当時は企業規模がまだ40人未満で、成長が止まらないフェーズでした。

特徴として感じていたことは、社長と経営層の方針が強く現場に反映されるということです。社長の浸透力が強く、経営層のアイデアと戦略がどんどん現場に落とし込まれ、サービス立ち上げと終了がすごいスピードで繰り返され、会社は急成長していきます。
とにかくスピードが求められますので、熟考してから動くのではなく、考えながら動く「考動」が企業文化でした。

良かったところ:

任せられたものには全責任と大きな裁量がもてる。ミッションを任せられると、事業責任者としてすべての責任を担えます。年齢は関係ありません。成長すれば即事業化、うまくいかなければ即クローズといった判断を自分の裁量でやることができます。非常に裁量が大きいので社内起業家のような体験ができます。

実際、私も入社2年目の27歳の時、入社したばかりの新卒7名とともに、今までの事業とは全く違う新規事業を立ち上げるという貴重な経験ができました。

苦労したところ:

スピードと確からしさと成長を同時に求められます。社内で誰もやったことのないチャレンジが多いのですが、教えてもらうスタンスはNGです。未経験ですがタイトなスケジュールと大きな事業数値を日々求められますので、ある意味その無茶ぶりを楽しめないと苦しくなります。

自分に自信があるメンバーがどんどん入ってくるので、売上・社員数・事業がすごい勢いで増えていきました。過酷でしたが、周りも全員同じ環境でしたので不思議と疲労感はなかったですね。勢いがすべてを忘れさせてくれました。

ここで私が学んだ「考動」はCOOになった今でも、事業を立ち上げたり事業を成長させたりしていく上でとても大事な要素として心がけています。仕事で迷いすぎてしまうことがあったら、まず動く。そこで見えてくる次の情報を新しい判断材料としていく。ポイントは「まず、やってみる」ですかね。

共同起業したスタートアップ →「原始時代へタイムスリップ」

エンジニアのプロフェッショナル達と5人でスタートアップを立ち上げて、コンシューマー向けにアプリを提供する会社をやっていた時期もありました。

こちらもあくまで個人的な体験ですが、私が体験した時期はまさに原始時代でした。生活インフラ・会社に必要なもの・オフィスの壁紙からコップの購入まですべてを5人で分担しました。初めての一人暮らしと同じです。

取引先と契約となれば契約書をゼロから作るために法務の勉強し、給与を支払ったり保険証が必要であればすべて調べ、広報活動が必要になったら広報の勉強していくといったように、自給自足みたいな感じです。ある程度企業が大きくなるまでは1人何役も担います。

良かったところ:

まさに「一体感」は他では得られない体験です。全員で方向性をとことん話し、一度決めたら迷いは一切ありませんので、それぞれが役割を認識して全集中で走ることができます。そして何より自分たちが、お客様からサービスを認めてもらった瞬間を体験できます。売上=そのまま会社の利益。この感覚は働いていて最高のモチベーションになりました。

苦労したところ:

会社のネームバリューはありません。売上もありません。なので、ユーザーやクライアントとの信頼を構築するのが大変でした。大手企業との取引直前になって断られたこともありますし、受注決定だったはずの企業と音信不通になったこともありました。

そして重要なのが、「会社で一生懸命働くこと=お金はもらえるもの」だと思っていると、まったく違うということ。

「スタートアップは資金調達して一気に急成長!」なんてイメージが強いですが、立ち上がったばかりのスタートアップは「プライベートと仕事が一緒になるのに給与はほほゼロに近い」と思った方が正解だと思います。

やる気はあるし、どんどん成長したい、そして会社も大きくしてみせる。だから最初から給与はください。というマインドの人はスタートアップは難しい。

ここでの私の最大の学びは、仕事においても「一体感が生み出すパワーは計り知れない」ということでした。同じ目標はもちろんですが、同じ共通言語を持つことで、お互いの理解が進み余計なストレスなく自分のやるべきことに集中できます。隣のメンバーが何を考えているんだろうなんて疑問に思ったことはなかったです。

この「共通言語」はCOOになった今でもとても大事にしていて、他のCXOと作り上げる経営戦略でも事業戦略でもまず、「共通言語」を作って繰り返し同じ言葉を使うようにしています。

トッパングループのデジタル推進企業として                 リスタートした当社ONE COMPATH→「安心と挑戦の最強ハイブリッド」

一般的に大企業は社会的信用が高いことや資本力があるため経営基盤が安定していることなどメリットがある一方で、決裁者が多く意思決定に時間がかかる、ステークホルダーが多いために新しいチャレンジへのハードルが高いといったデメリットがあります。

当社は、大企業のメリットを失うことなくデメリット部分を解消した企業といえると思います。それで「安心と挑戦の最強ハイブリッド」と表現しました。当社の特徴は、凸版印刷グループの中でデジタル領域を専門としたデジタル推進企業だということです。大手企業のグループ会社という強みを最大限に生かしながらも、新しい領域へチャレンジするスピードは大企業よりも圧倒的に早いし、グループの中でも、デジタル領域での期待がとても高い。

良いところ:

大きく2つあります。

最大の利点は、基盤がしっかりしているから失敗してもどんどん挑戦が続けられることです。もちろん最初から失敗なんてする気はないですが、仮に失敗したとしても、しっかりとした基盤があるので新しいチャレンジがしやすいです。外から見てると甘いと考える人もいるかもしれませんが、安心している状態って、チャレンジへのハードルも低くなりますし、良い発想も生まれやすくなります。世の中で働く人達の全員がスティーブ・ジョブズになれるわけではないですし、それぞれのプライベートもありますから、人生かけて挑戦するのって難しい。だからこそ当社のように自分を試すことができる環境は素晴らしいと自負しているし、どんどん試すことを応援しています。

もうひとつは、チャレンジするときには、過去の事例の宝庫を参考にできること。当社だけでも過去のチャレンジ実績は豊富ですが、グループ全体ですともはや宝箱。自分のアイデアややりたい事を、豊富な過去実績と組み合わせながら、どんどんブラッシュアップできる。これもまた魅力のひとつです。

苦労するところ:

将来独立したい。成り上がりたい。何が何でも自分が成長できる環境だけで仕事したい。周りも同じようにガツガツした人たちだけに囲まれて競争したい。そういった考えを持っている方だとギャップは出るかもしれません。

創業してから25年間、会社を成長させ続けている当社のサービスには、収益を守るタイプの事業もあれば、着々と成長している事業もあります。基盤がしっかりしていること以外にもメンバーが心身共に健康で働けるよう働き方・休暇等のサポートがしっかりしていることもありますので、挑戦できる文化はありながら、文化のすべてが「とにかく勢いとチャレンジだ!」というわけではありません。

5.さいごに

人のペースや生き方が違うように、会社も成長ペースやマインドが違うのは当たり前。人生100年時代において、今の自分のペースにフィットした会社や働き方を見つけることはとても大切ですよね。

私は今ONE COMPATHで、よき仲間と慎重かつ大胆に大きな帆を動かして野望へ向かって挑戦をしています。スタートアップやベンチャーと比べるとスピードは速くないかもしれないですが、宝箱を開けながら会社を成長させています。

今の私はこの「よき仲間と慎重かつ大胆に」というペースがとても好きですし、自分が輝いている時間だと感じています。

自分のペースと会社の歩調があっているからこそ、自分の成長を実感できています。

私の役割は冒頭でお話しした「ONE COMPATHらしい勝ち方・勝ちパターンを作り続けること」です。自分のこれまでの体験を活かしつつ、最強ハイブリットを最大限活用し、どこにも負けない会社を作っていきます。

ONE COMPATHの仲間たちと一緒に宝箱を開け、新しい挑戦をしてみませんか?

宜しければご覧ください。(当社の採用サイトです)

https://onecompath.com/recruit/

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