シャッフルランチはなぜ全社員に愛されたのか?
∟人をつなぐ仕組みとしての制度設計と、チーム文化醸成への効果
SecondGameは、社員の100%が中途入社であり、そのうち99%が業界未経験者です。
知識も経験もゼロからスタートする環境において、「誰にでも気軽に質問できるかどうか」は、仕事の習得スピードや安心感に大きく関わってきます。
情報を共有するための仕組みとして、SlackやGoogleドライブなどは整備されていましたが、それだけではカバーしきれない「ちょっとした疑問」や「声をかけづらい空気」を解消するには、より人と人との関係性をつくる工夫が必要でした。
そこで導入されたのが、「シャッフルランチ」です。
この制度は、月に1〜2回、部署や役職をまたいでランダムに選ばれたメンバー同士でランチに行く仕組みで、費用は会社が全額負担します。
一見シンプルな取り組みですが、業務では接点が少ないメンバーとも自然に会話が生まれ、「困ったときに相談できる相手が増えた」「Slackでしか知らなかった人と話せた」といった声が多く寄せられ、社内の空気をやわらげる効果が生まれました。
会社負担の予算内で、こんなランチも食べれちゃいます。
この取り組みの出発点は、会社の制度ではなく、ある1人の新入社員の声でした。
きっかけは、代表との個別の面談。
「日々の業務で、聞きたいことがあっても聞きにくい瞬間がある」
その率直な悩みを伝えたところ、「それなら君が解決してみてほしい」と代表からの提案を受け、その新入社員が主体となって動き出すことになりました。
とはいえ、制度設計の経験があったわけではなく、最初は何をすればよいかもわからず、試行錯誤の連続だったようです。
それでも、本人なりに課題を整理し、代表やメンバーと何度も話し合いを重ねていく中で、部署や立場を超えて人がつながる仕組みとして「ランチの時間を活用する」というアイデアにたどり着きました。
制度化に向けて提案した際には、すぐに了承を得ることができ、主業務と並行しながら準備や運営を進めていく日々が始まりました。
想像以上に地道な作業も多く、参加調整やアンケート設計、実施後のフィードバック回収など、地に足のついた工夫が求められる場面も多くあったそうです。
本人は当時をこう振り返ります。
「最初は何をすればいいのかまったく分からず、とにかく考えることから始めました。うまくいくかは正直分かりませんでしたが、代表と何度も話し合いを重ねる中で、少しずつ考えが形になっていく過程は楽しかったです。ランチという気軽な機会をきっかけに、人のつながりができていくことが見えてきて、これは意味がある取り組みかもしれないと感じられるようになりました。業務と並行して進めるのは簡単ではありませんでしたが、実施後のアンケートで参加者からポジティブな声をもらえたことで、本当にやってよかったと思いました。そして最終的にこの取り組みが評価されて、社内で表彰されたことは、大きな自信にもなりました」
「聞きたいことを聞きやすくするプロジェクト」から生まれた取り組みの一つが、シャッフルランチでした。 今では、プロジェクトの枠を超えて、SecondGameの大切な文化の一つとして根づいています。
制度は導入して終わりではありません。
今後も頻度やグルーピングの工夫、実施形式、予算などを見直しながら、アップデートを続けていきます。
SecondGameでは、「こうしたらもっと良くなる」という声を拾い、形にし、実行し、育てていくという文化を大切にしています。
シャッフルランチは、その象徴のひとつです。今後も現場のリアルな課題感を起点とした制度づくりを進めていきます。